Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ホイールの制作Ver.1

2015-12-30 16:10:30 | いすゞ117Coupe
今日は朝から大変良い天気になりました。
数日前の天気予報では曇りだったのに・・・気温は12月としては高めでしょう。
まあ夕方になれば上着が無ければ寒くて外を歩けないとは思いますが・・・。

お店の営業は昨日までだったので今日は少し朝寝坊をして・・・と思っていましたが、息子が帰ってくるので朝一番で米子鬼太郎空港まで迎えにゆきました。
帰ってみれば「いけな~い」町内会の歳神神社の掃除を忘れていました・・・朝食も食べずに掃除に行きましたが、もう既に掃除は完了し皆に缶コーヒーを配る直前・・・なんてこった・・・!?_

それから朝食をとり少しゆっくり目にアトリエに出勤・・・
昨日僕の担当の大掃除は完了していたので今日も制作開始です。
と言っても大幅に時間が無いので・・・そう沢山は作れません。

今日、最初の仕事は息子に作ってもらったカンパニョーロエレクトロン101のホイール原型を完成させる事ですね。
まず送ってくれたデータを確認します。
メモ書きで十分なんですが、何と作図をライノセラスのソフトで書いてあるものだからMacからWinのPCにデータを移して展開したのがこれですね。
外径は8.4mmでミミの部分が厚み0.2mmそしてディスクの受けの部分が7.5mmの内径ですね・・・
このホイールで問題になるのはディスクのオフセットです。
あまり彫りが深くても変ですし浅いとFF用か?ってことにもなってしまいます。


まずは外径を8.4mmに削っています。
これくらいはそう難しくはないですよね・・・とにかく削れば良いのですから。


内径の穴を開けます。
細かな数字が並んでいますがキリが無いので最初に6.0mmを開けてから7.0mmで拡大します。
何故最初から7.0mmで開けないのか・・・
一度に大きな穴を開けますとその通りの穴が開かないのです。
ですから何度かに分けて所定のサイズになる様にします。
面倒に思って最初から寸法一杯一杯の穴を開けますとセンターが狂ったりサイズが変わったりする事を経験的に知っているんですよ。


次は中グリバイトを使ってパイプ状の内側を切削してゆきます。
順番は色々でしょうけれど、僕の場合は中グリバイトの刃をホイールの外周に合わせていおいてそこから0.2mm内側に刃を寄せてミミの部分を挽きます。
ミミの部分は0.25mmくらいの深さかな・・・


そして中心のディスクの部分が入る穴を掘ります。
穴はディスクがキチキチで入る大きさですね。
ディスクとリムの間に隙間が出来ない様にしなければなりません、ここがスカスカですとホイールのセンターが決まらないですしこの隙間を何かで埋めなければならなくなってしまいます。
そんなのはとても面倒でしょ?

そして突っ切りバイトを使ってはば4.0mmになる様に切断致します。
これで終わりと思った方はちょっと間違いです、ホイールの裏側を仕上げなければなりませんね。
普通なら裏側のリムは見えないから良い様に思いますが私の場合ここが大変に気になりまして表側と同じ様にリムの耳をつけておきます。
なので切ったホイールを反対に向けてチャックに固定して同じ様に削ります。
出来たホイールの原型はこんな感じになります。
大きさがわからない方の為に・・・1円玉と記念撮影です。
ちなみにホイールの外径は8.4mmですね。


完成品のタイヤ/ホイールと並べてみますとこんなに大きさが違いますね。
完成品のホイールにはタイヤを固定する為に出っ張りがつけてありますがそれを考えてもこの完成品のホイールは大きいですね。
つまりタイヤも作らないといけないという事になりますね。


作ったホイールをボディに当てて確認していたら筋彫りに塗料が詰まっているのを発見してしまったので筋彫りを掘り直してみました。
そうそう基本的に使うのはお客様が送って下さった完成品を使います、キットも有るので気持ちは楽になりましたね。
このキットが入手出来なかったらミスは許されませんから緊張の連続です・・・(笑)

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