ウン？ オイルフィルターが無い！

順調に進んでいるフェラーリ312T2ですがここに来て無い部品が有りました・・・
タメオの場合挽き物なのか鋳造部品なのかよくわからない品番の付け方がしてありましてどこに有るのかさっぱりわからない事が有るのですがオイルフィルターはどこを探しても全く見つける事が出来ず・・・多分入れ忘れかと思われますね。
こんな場合は旋盤で作ってしまった方がどれだけ精神衛生上良いか・・・(笑）
2～３分で完成です！


このキットの場合何だか知らないけど何でもかんでもエッチングの折り紙細工にしてありますね。
こんなに小さな部品でも折り紙細工ですよ（笑）
爪の大きさと比べてみて下さい、ちなみに断っておきますが人一倍指が大きな訳では有りませんよ。

そうしたエッチングの箱組をプレートの上に並べていますが、その中に点火コイルが有りまして丁寧なタメオさんはアルミの挽き物で部品を用意してあるのですがこの部品ですとプラグコードを差し込む為の穴が開けられないんですよ余り小さ過ぎて旋盤のチャックに固定出来ないのです。
仕方ないからこれもまた真鍮で作りましたコードの差し込みに0.3mmの穴が開いているのがわかりますかね～この部分は一体に作った訳では無く真鍮の極小パイプを差し込んであるのです。


肝心のデスビの方もこんな状態で・・・いつもならうっすらと穴が有るので0.3mmのピンバイスでチマチマと穴を開けてプラグコードをさすのですが目印になる穴が無いのではそれも無理ですから他の方法を考えます。


そこでいつもの部品が出て来ました12気筒用の真鍮製デスキャップ・・・真鍮パイプの寄せ集めをハンダ付けしただけですけどね・・・。
これを輪切りしてデスキャップにしています。

中央部の膨らみを真鍮線で作っておきます。
この辺りの整形はリューターで行ないます、とても簡単ですね。


穴も開けました・・・13個の穴が開いています。

キットの部品のデスキャップの部分を交換しました。
簡単でしょ？これでプラグコードが付けられます・・・

ミッションオイルクーラーはミッションの上に付きますがキットでは前から後に走行風が吹きますのでオイルクーラーのメッシュの部分を前側にする様になっていますが実車はメッシュが上側にくる様になっています、これはインストの画像ですから間違い有りません（笑）

そこで固定ピンを打ち直しまして・・・

細かな事ですが私の仕事はこれの繰り返しです・・・（笑）

明日はマイバッハですね。