Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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エンジンルームの中のパーツの制作

2020-05-11 20:42:15 | Alfa Romeo 1300 Giulietta Sprint Veloce
本日は暑い1日でした〜。
ほんのちょっとだけでしたがアトリエのエアコンを動かしてしまいました
暑かったですが・・・今やっておかなければならない仕事が多数・・・
まずは種巻きですね
オクラやルッコラ・バジル・唐辛子などの種を蒔いておきました
実際に定植できるのは1ヶ月くらい先になりますね。
かなりの量がありましたよ(笑)

次はサクランボの収穫ですね
こんな感じで今年もサクランボが出来ましたよ
ムクドリが食べていまして量は少ないですけど・・・大変甘酸っぱいですね〜。

さて本日も本業を始めましょう。
エアクリーナーケースをバルクヘッドに仮留めしています
ピンは付けていないのでこの時点では厚みの薄い両面テープを使っております。
エンジンルーム内の配置と大きさに関しては思っていた通りのエアクリーナーケースになりましたね。

実は難しいのはここからなんですね〜
エンジンはシャーシ側バルクヘッドはボディ側に有りますので組立てながらでないと仮組が出来ないのです
塗装前の仮組では誤差が大き過ぎるんですよね。
エアクリーナーケースからキャブレターのインダクションボックスまでのダクトを削り合わせます
このキャブはオートアート製の物をコピーした物ですし元々このミニカーについていなかった物を使う訳ですから大きく違っていても不思議では無いでしょう
思った通りに大分違いましたよ・・・まあ雰囲気は壊さずいけてますけどね。

・・・大体目処がついた所でエンジンルーム内の細かなパーツを作ってゆきましょう。
まずは点火コイルからですね
比較的最近まで筒型の点火コイルが使われていましたね〜
今はプラグの部分に1気筒辺り1個の点火コイルが付いていましてダイレクト点火になっていますが昔のはこの筒型のコイルとデストリビューターという部品がセットでした。
点火コイルが筒型の物でその右に有るリングはコイルを固定するステーでしてリングの中に筒型の点火コイルが入る事になります。
右上のアルミの小さな部品は点火コイルに刺さる高圧コード(プラグコードとも言います)が刺さる部分のキャップですね。

先ほどのリングに取り付けの平板をハンダ付けしまして組立ててみました
プラグコードのキャップは別途保管しています。
ちなみに上側の黒いプラスチックの塊が最初にこのミニカーに付いていた点火コイルです
形状は?ですが・・・無いよりも良いですね(笑)

次はエンジンルーム右側に付いているガソリンのフィルターです
まだ上の部分しか作っていませんけど・・・
ちなみにパイプを通している部分は洋白製パイプだけがアルミ製ですね

実車の写真が無いので形状がよくわからないですがアクリルの丸棒からガソリンのフィルターの本体の下側に付くガラスのカップを作っています
今、もしガソリンのフィルターが付いていても金属製か安っちいプラスチックの物ですけどこの時代は上側はダイキャストで下側にはフィルターのは入っているガラスのボールが付いていまして不純物が溜まりますとすぐ見える様になっていました。

ガラスボールと金属部品を一体化しますとこんな感じになります。
何となく雰囲気が良いでしょ!?
昔の物は作っていても何だか時代感が出て楽しいですね、しかもしっかりデザインされていて良い形をしていますね〜。
今日も松江に行った時に今は欲しい車が無くなりましたね〜と言う話しで盛り上がりましたが・・・理詰めで作られている今の車には無い物が旧車には有るんですよね〜。

ガソリンフィルターにガソリンを入れておきます(笑)
ガソリンフィルターにガソリンが入っている様に見せる為に下から2/3位をクリアーイエローで塗っておきます。
でも多分見えないかもしれませんね〜点火コイルの後側なのでキャブレターの陰になってしまうかもしれません・・・

ガソリンを満たした様に塗った燃料フィルターですが・・・
もう一つ大事な物が有ります
このタイプのガソリンフィルターは大体がこのガラスのカップの部分をスプリングの様な針金状のストッパーで抱え込む様に固定してあるのです。
と言う事で金属の線を使ってこの様にガラスのカップを固定してみましたよ・・・
まあ見た目だけですけどね〜。

次は多分・・・発電機のレギュレーターです
今ですと発電機の中に一体になっていまして・・・ICレギュレーターになっているのですよね。
だから壊れたら発電機ごと交換になりますが・・・
このタイプの物ですと・・・このレギュレーターだけを交換します。
勿論発電機が異常が無い事が条件ですけどね・・・そして一番大事なのが部品がまだ手に入れば・・・と言う事になります。

コイルを塗装して取付けてみました・・・
こんな部分に取付けられているんですよね〜
ピンセットが無いと取り付けが出来ません。

そしてガソリンのフィルターに出口側と入り口側のガソリンホースを取付けてみました
まあこれもほとんど見えませんがもうこれは完全に自己満足の世界ですね(笑)

ガソリンフィルターを取付けてみましたよ〜
ほらね〜あのガソリンがは入っていた部分など全く見えません(笑)

次はドライバーのすぐ前のバルクヘッドに付いている白いタンクを作っています
このタンクは何かよくわからないのですが・・・位置からしますとウォッシャー液のタンクか?又はブレーキフルードのタンクと思われますね〜
白いポリタンクなので白のプラ棒から旋盤で挽き出しておきます。
固定用のバンドも作って置きました

付く位置は・・・こんな場所ですね〜。
エアクリーナーケースからのダクトで若干肩身が狭そうな気がしますが・・・実車もここなので。

さてここの所プラの加工が多かったのですが・・・また金属加工が始まりました
こんな板を真鍮板から切り出しております。

エンジンルームのこんな場所に付きます・・・
これってボンネットキャッチの金具なんですよ
この場所はボンネットとのクリアランスが厳しいので今までは省略していた事が多かったのです。
今回はこの部分のディティールが余りにものっぺりとしていますので・・・作ってみましょう。

中心の大きな穴にキャッチの棒を取付けます
この部品は真鍮線と真鍮のパイプを組み合わせて作っています
実車の写真が有りますので・・・作るのは楽ですね。

次はスプリングですね〜
ボンネットのキャッチが外れた瞬間に少しボンネットが持ち上がる様に付けられているのです。
少し上がれば手を入れてボンネットを開く事が出来ますからね〜。
前ヒンジだと走行中に開く事も無く他にロックは無いみたいですね。
国産車の場合はその整備性の良さから後ヒンジの場合が多いのでロックが外れてからボンネットが上に上がりますがもう一段のロックのレバーを解除しないとボンネットを開けられない様になっています。

最後にボルトを取付ければ完成ですね〜
何となくそれらしく見えますね〜

最初の時点でボンネットのロックが来る様に少し取り付け面を削って押し込んでおいたのでこの通りボンネットは干渉しないですね。


この調子でいけば明日には完成するんじゃないかと・・・(笑)
納品はどうしましょうかね〜!!??
コロナは怖いし・・・大阪行きの高速バスって出てるのかな??
まあダメなら発送で納品させて頂きましょうかね〜。