Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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番外編!?ピックアップのその後

2017-08-11 20:53:13 | 40th Anniversary mini Pickup truck
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本日は朝から曇りだったので出勤直後からオクラの収穫を開始しました。
オクラの次はキュウリ・ブルーベリーと消化してゆきました。
特にブルーベリーは数日前に雨で途中になっていましたがこれでなんとか追いつきました。
本日の収穫量は10kgほどですね。
昼食を取ってからアトリエに戻りますとYさん来店です。
広島からSA22Cの純正シートを持ってきていただきました。

そして仕事です、本日はMINI Cooper 1275を進めましょう。
と言っても本家のではなくピックアップの方です(笑)
どうも途中で中断してしまうとそれっきりになってしまう可能性がありましてね〜気になるのです。
本日はリアホイールハウスのタイヤハウスを作ってみる部分から制作を開始ですね。
このようなものを作る場合は真鍮で作る方が楽ですが・・・例えば作り方はいろいろあります。
真鍮板を使って箱組みをするのが一番簡単ですね。
次は旋盤で丸いコップのようなものを削り出しておきましてそれを糸鋸で切り取る方法もあります。
しかし今回はメタルの板を丸めた物に板をハンダつけました。
というのもある程度の板厚を確保したかったのです。
最終的なボディの材質をメタルにするのかレジンにするのか決めていませんがどちらにしても流し込むにはある程度の板厚が必要になてくる訳でして、その為に厚めのメタルを使用したという事です。


ホイールハウスはリアの荷台のこの位置に取り付けられます
取り付けは接着剤で行なっています、メタルとメタルの接合と言いますとハンダ付けが脳裏に浮かびますが溶かして付けますからラインが変わってしまうと修正が面倒なのでこの場合はライン優先という事ですね。
付いていれば原型として役に立ちますからこれで十分なのです。

ミニのピックアップは荷台の前側・・・キャビンの後ろ側の部分に荷台の枠がついていますこの枠はサニトラなどには無いものでしてミニのピックアップの雰囲気を良くしているものの一つですね。
その枠を1.0mmの真鍮角棒を使って再現してみました。
左右の取り付け部分には少々多めにメタルを盛ってみました、この意味はこの後わかります。

盛ったメタルを削ってゆきました
この部分ですが内側が直角になっているのではなくまるくRがついていますのでMINIのようなクラシックな車にはよく似合いますね。

さてそろそろリアウインドウにの穴を開けなければなりませんね。
ケガキ線をいれて検討をしますがなかなか雰囲気が掴みきれません。
このウインドウの形状で随分雰囲気が変わってきますからね〜。

四隅に穴を開けました
ドリルは2.0mmですがこれくらいのRが一番良いのではないかという推測ですね。
間違ってもケガキ線の外側にならないようにしないといけません・・・これは当たり前ですね。

窓をくり抜くまでに荷台の部分に忘れ物がありました
ドライバーシートの後ろ側の隔壁が少し後ろに膨らんでいるみたいなのです。
おそらくキャビンの寸法が足らなかったのでシートに逃げの部分をこの部分に作ったのでしょう・・・
0.5mmの真鍮板を使って少し後ろに膨らませておきました。

荷台の床とバルクヘッドに補強のリブを作ります
リブは厚さが0.2mm幅が1.5mmの真鍮帯金を使って貼りこんでゆきます。
一見凹凸が強すぎるように見えますが塗装で潰れる厚みもありますしこの先まだ修正ができる部分ですから後で考えましょう。
実車では意外と強めについているような気がします。

全面にリブを貼りこんでみました。
こうなりますとドライバーの後ろ側の膨らみはわかりにくくなりますね。

ここに至ってやっとリアウインドウの穴を開けました。
ウインドウのモールは加味していないので少しウインドウが小さく見えますが後で大きくはできますのでこれくらいで様子を見ましょう。

ここにきてまたフライス盤の出番です。
どこを掘っているのかと言いますと
リアには荷物の為のアオリがついているのですがその中央部分に少し凹みがあるのです
おそらくこの凹みはデザインでなアオリのパネルの強度を上げる為に付けられているのではないかと思います。
この時点でフライスを使うのはなかなか勇気がいりますね。

フライスで削った部分をさらにペーパーで仕上げますとこんな感じに・・・


なかなか格好がいいじゃないでしょうか・・・
明日はマセラッティですが明後日はアオリの内側にもプレスラインを入れてみましょう。