Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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サフェーサー下地作りからサフェーサー塗装

2017-08-03 18:17:53 | Maserati A6 GCS
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結局夕方まで雲がない状態で快晴でしたね
暑い事この上無いです・・・営業の皆さんは暑い中営業に回っていらっしゃいまして・・・私もサラリーマン時代は営業でしたからこんな日は嫌だったですね〜
しかも私のいた会社の社用車はエアコンが付いていなかったですからね・・・
暑かった事を思い出しますよ。
自宅に戻ったら顔に塩が付いていたとか・・・有りましたから・・・。

今はエアコンの効いたアトリエで制作をしていますから楽が出来ます。
その分しっかりと仕事をしなければなりません。

さてアセトンに浸けたマセラティですがこんな感じでバラバラになっています。
一見バラバラじゃないのですが、接着剤はアセトンで溶けてしまいましたのでバラバラなんですよ。

ボディを持ち上げますと、この通りです。
バラバラでほとんど何もくっ付いている物がないです。

気になっている部分も有ります。
それがこのシャーシとボディの隙間です。
前を優先してビス止をしますと後が持ち上がりますし反対に後を中心にビス止をしますと前がこんなに隙間が空いてしまいます。
一見シャーシが曲がっているのか?と思いますがシャーシをボディ側に合わせますとフロントの車高が低くなり過ぎますから曲がっている訳でも無さそうなのです。
ここはメタルを盛って削るというのはボディやシャーシの変形を考えますと熱を加えるのは得策では無さそうなのです。

仕方が無いからボディの方にパテを盛って隙間を埋めておこうと思います。
幸いな事に強度は要らないのですからポリパテで十分ですね。
そうだ!その前に完成後に展示ベースに取付ける為のビス穴を開けておきます。

そしてネジを切ります。
後側はナットをハンダ付けしても良いのですがフロント側はエンジンの内部のスペースが無い為にナットのハンダ付けが難しいのです。
この当りはエンジン付きのモデルならではの考え方が必要になってきますね。
タップを立ててネジを切っています。

使ったタップは2M 0.4ですね。
これは使うビス次第なのです(確かプロになったときだったかな)・・・太さが2mmでネジ山のピッチが0.4mmですよってことですね。
ハンズで昔買った記憶が有ります、随分長持ちしていますね(笑)

ボディ側にポリパテを盛っておいて、シャーシ側の当り面にはマスキングテープを貼っておきますと硬化しても接着してしまわないで取り外す事が出来ます。

ついでにドアの筋彫りの部分にもパテを盛っておきました。
硬化前にタガネの0.2mmで掘っておくのはいつもの方法ですね。

パテが硬化しましたので余分なパテを削っておきます。
ついでのホイールハウスの中の凹凸も綺麗になりました。

次は筋彫りの部分のパテを削ります
そう沢山付けてないので削るのはそんなに時間がかからないのですが、筋彫りの中にもペーパーを入れて慣らしておきますと奇麗な筋彫りになります。

シートの形状は十分なのですが少しメリハリを強く付けたいので凹んでいる部分をニードルで掘っておきました。
これで感じが良くなるのではないかな〜。

サフェーサーを塗る為に持ち手を付けておきましょう
今回は部品点数が少し多めですね・・・

1度目のサフを塗ってみました
サフを入れるとまだまだボディに凹凸が有るのがよくわかりますね。
ここからまだまだ修正します・・・

LSJ 024 Ferrari F40 Competizione 1990 Red

2017-08-03 15:05:51 | その他
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本日も大変暑いですね
途中で外に出ましたが頭がクラクラする位暑いです。
しかも山陰の空は雲一つなく快晴です・・・(汗)

本日はマセラティの塗装も進めていますが昨日入手した懐かしいLSJ 024 Ferrari F40 Competizione 1990 Redをご紹介致しましょう。
ついに完成品も集め出したか・・・と思われるかもしれませんが(笑)
自分の好きなモデルだけは持っておきましょうという事でヤフオクで購入しました。
他には入札される方がいらっしゃらなかったので18000円で落札しました。
と言うのも今月末までの期間限定のTポイントが有りましてその消化もかねて入札しました。
18000円が高いのか安いのかよくわからないですが半分位はポイントだったので・・・まあ良いかな。
この完成品が出たのはもう随分前の事ですしアイドロンではなくLSJですからねもっと前の完成品になりますね。
多分この頃は中国の自社工場では無くセンチュリードラゴンで作っていたのではないかと思います。

中身を確認します
箱を開けてみますと一見は結構きれいなのですが・・・・

こう言う部分に時代を感じますね
リアウインドウのモールが浮いています
これはオークションの説明文の中にも書いてありますので全く気にしません
と言うか古いモデルなので仮に書いて無くてもこう言う部分は有ると思って入札していますから気にしませんよ。
多分作ってからもう10年以上経過しているでしょうからね・・・細かな事を言ってもしょうがない事なんですよ。
完璧な状態の完成品など存在しませんから・・・。

後から見ますとこんな感じです
リアのアクリルのウインドウが中央部分で浮いています
これはボディのレジンが収縮して小さくなりウインドウの両端から中央部分にストレスが掛かる為に中央の接着が剥げてくる。
そしてモールは金属なので簡単に変形しないので上側に押し上げて浮いてくると言う事がよくわかりますね。
これがフロントウインドウでおきますとワイパーアームを押し上げますからワイパーブレードがウインドから持ち上がってきます。

一見何も問題無い様なリアグリルですがF40共通の問題点がこのリアグリルなのです
メッシュは元々平らな物なのですが左右に分割されたメッシュグリルの中央が膨れて後に下がっていますよね。
これが問題なのです
ウインドウと同じくボディが収縮しますので中央部分の接着が剥げて浮いてきます。

問題の有る部分のパーツをエナメルシンナーを筆でさしておいてパーツを分解致します
何の容赦も有りません・・・
写真を撮り忘れましたがリアウインドウは少し周りを削って小さくしまして古い接着剤はピンセットで綺麗に取り除きます
リアグリルも同様に少し両端を削って小さくします。

そしてクリアーボンドを使って接着します
当然ですがボディ側も古い接着剤は掃除をしておきますよ、これをそのままにしておきますと必ずウインドウが浮きます。

リアグリルも元通りですね
メッシュが膨らんでないですよね・・・これが元々の姿です。

全体を磨いて完成ですね。

黄ばんでいたクリアーのカバーも磨きます。
この部分も時間が経過していますから黄ばみや汚れは仕方が無いですよ・・・
時間が経過していますからね・・・

少し傷が有ったので当方が持っていたアイドロン用のカバーに交換しました。
右側が最初からの物、ミニカーの上に被せているのがアイドロン用のカバーです。
サイズは同じなので傷が付いていたら交換すれば良いのです。
確かまだメイクアップさんにも有るんじゃないかな・・・?


これで新品同様になりましたね〜
・・・そうそうこれは売り物じゃないですからね。
あくまでも私のコレクションという事です・・・・(笑)