Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

再開いたします

2017-08-10 22:38:08 | Maserati A6 GCS
The person who hopes for the English version click this, please.

本日の山陰は午前中は天気が不安定でして・・・朝一番で雨が降ったのでオクラの葉っぱが乾いてから収穫をしておりました。
なにせこの時期オクラも背が高くなっていまして葉っぱが雨に濡れた時に畑に入りますと葉っぱから雨の雫が落ちてきましてまず間違いなくずぶ濡れになってしまいます。
収穫をしておりましたらまた雨が降って来まして結局ずぶ濡れになってしまいました。
一応オクラの収穫だけは済ませましたがブルーベリーの一部はまだ収穫出来ずですね・・・。
アトリエから見る限り残っているブルーベリーの実も随分少なくなりましてあまり見えません・・・まだ有るのかな??
明日以降もお盆明けまで天気予報は雨の予報ですがどうなのでしょうかね〜午後からは晴れ間が出て来て結構良い天気だったのですが午後は本格的に仕事をしないといけませんので外には出れません。

そして神奈川県からOさん帰省の為にお越し頂きました。
また今日は結構お昼のお客様が忙しくて丁度厨房を手伝っておりました、お待たせして申し訳有りませんでした。
昨年と違い今年は少し多めにお話が出来ましたので良かったです。
いや〜娘さんが一緒だったのですが初めてお越しになられたのはまだ自宅で仕事をしていたときでして娘さんはまだ赤ちゃんだったはずです。
今は中学生という事で大きくなられましたね〜。

さてさて仕事を始めましょう。
昨日マセラティの制作を一時中断と書きましたが予想外に早くご返事を頂きました。
これもまた間に入って下さっている群馬県のIさんのお陰ですね、有り難うございます。
コクピット内の塗装で間違った物を塗り直してゆきます。
まずはセンタートンネルの部分はセミグロスブラックで塗られている様なのでシャーシを塗り替えました。
アルミ製のセンタートンネルの画像を探し当てていたのでマスキングしてシルバーに塗っていましたが実車はセミグロスブラックですね。

ドアの内装はフラットブラウンに塗っていました。
これはインストに写真が有ったので間違いないかと思っていましたが印刷の都合で非常に明るいカラーになっていたらしく送って頂いた写真ではもう少し赤味が強くてどちらかと言いますとクレオスの艦底色に近い物でした。
まあこれも実際にはディスプレーの調整も有ってよくわからないのですが、シートの周囲の色はそれほど不自然には見えなかったのでこの艦底色で良いかと思います。
シートも同じカラーでしたので塗り直します。

そしてエンジンなのですが・・・
最終組立てにかかろうとシリンダーヘッドをブロックに組み付けようと載せて様子を見ていましたが、何か違和感を感じます。
何でだろうかと良く考えてみました。
このエンジンはDOHCの6気筒で1シリンダーに2本の点火プラグを持っています。
しかもこの時代は4バルブでは無く恐らく2バルブのはずです。

上記のスペックの場合スパークプラグはシリンダーの中央に一直線に並びます。
理由は燃焼室の左右にはインテークバルブとエキゾーストバルブが配置されますからプラグが1本なら中央部分2本なら中央部分に前後方向に2本の配置しかできません。
つまり6気筒エンジンで2バルブならプラグの配置は一直線になるわけです。
仮組みの当初キットの印通りにプラグ穴を開けましたがそれはシリンダーヘッドに2列に並んだプラグでした・・・でも理論から言いますとこの配置は絶対に無理なんです。
バルブを意図的に小さくすればできますがバルブを小さくすれば高出力は見込めませんからね〜それではツインプラグが役に立たないのです。

このままでは具合が悪いのでエンジンの中央部分を真鍮で作り直します。
使った真鍮板は厚さが1.0mmのものです。
まず幅2.0mmに切り出します。

フライスを使いまして0.7mmの穴をプラグの本数分・・・つまり12箇所ですが穴を開けました。

真鍮のプレートが入るだけ深さ1.0mmで幅2.0mmの溝をフライス盤を使って掘っています。

中央部分はプレートが入るだけではプラグを差し込めないのでそのまた中央部分をさらに1.0mmのフライスで掘り下げます。
最初に開けたプラグ穴がちょっと不揃いで不細工ですけどね・・・。

真鍮のプレートを接着してから隙間にパテを入れて整形します・・・がここはエポキシ接着剤ならパテは要らなかったかもしれませんね。
でも念のためにパテを盛って整形しておきます。

余分なパテを削り落としまして、整形いたします。
ほとんどパテは残りませんがやっぱりしておいて良かったですね。

加工したエンジンは再びサフを塗ってからシルバーで塗装します。

プラグキャップも作り直しておきます。
エンジンの全長が決まっています、今まで2列にプラグを配置していましたが今度は1列に12本並べなければなりませんから1本ずつのプラグキャップを細くしないと並ばないのです。
最初に作っていたのは外径が0.8mm内径が0.4mmのアルミパイプを使っていましたがそれでは寸法的に2本並ばないのです。
今回は外径が0.6mmで内径が0.2mmのアルミパイプを使います。

ここで困るのはプラグコードが0.3mmほどある事でしてそのままではアルミパイプの中央の穴にコードが入らないのです。
中央の穴を0.3mmまで拡大し全てのアルミパイプを削って仕上げるという手間が発生いたします
・・・なかなか時間がかかりますね。

そして塗装をします
色は最初のものと同じくブラウンですね。