Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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エンジンの制作Ver.18

2015-08-27 22:32:55 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日も良い天気でしたね。
明日も良い天気だそうで・・・作業が進みます・・・但し畑の作業ですが(笑)
今日は畑の草が伸びていましてイチジク畑に立ち入るのも靴では躊躇される程でしたからコレを刈りました。
半日以上掛かりましたが明日は芝刈りが待っています・・・(笑)
この所自宅のリフォームをしております・・・・
リフォームと言えば聞こえが良いのですが、出窓の部分から雨漏りをしまして外壁の内側・・・つまり柱や胴差しや間柱、筋交いから土台までシロアリに食われておりまして角の通し柱はほとんど柱の役に立っていない状態になっていましてその修理の為に浴室にユニットバスを入れなくてはならなくなってしまいました。
どう安くしようとも総工費は300万円台の半ば位掛かってしまいます・・・貧乏人の私にはかなりの大金ですよ・・・ウ~ン困った物です。
これを直してもまだ後の半分は未点検なのであと半分はどうしましょうか??

さてギアトレインの上部のカバーを作りましょう。
形状は比較的単純なカマボコ型で厚みは1.6mm程でしょうか
まず真鍮の丸棒を直径4.0mmの丸棒を挽きます。

丸棒の半分をフライスで削って半円形のカマボコ型を作ります。
そしてこのカバーを留める為の4つのボルトを植える為の穴を開けます
この様な部分に穴を開ける場合は丸い面から開けるとキリを折ってしまいますので裏の平らな面から穴を開けます。

そして厚みを1.6mmにスライスします・・・もちろんスライスは旋盤でね!

カバーのフランジの部分を0.3mmの洋白板で作っておきましてハンダ付けします
この後このフランジを削り合わせます。

作ったカマボコ型のカバーをエンジンに接着してみました。
雰囲気は悪く無いですが・・・
裏から開けた穴の位置が少しバラツキが有りまして・・・どうも気に入らない。

2つ共取り付けてみましたがもっと気に入らなくてね・・・両方外してしまいました。
せっかく作ったんですけど気に入らないから捨てちゃいましょう(笑)

こんな時は最初から作り直します
な~に作り方は色々有るのですから次の方法を試してみましょう。
旋盤のフライスと割り出し円テーブルで作るカマボコ型の部品です。
フライスで削りながら割り出し円テーブルを180°回すとこんな風に削る事が出来ます
但し刃物の中心部分が動いた所は刃物動きが遅いので綺麗に削れていないですね。フライスのモーターの回転数を早めて中心部分を切れば良いのですが旋盤のフライスは回転数が一定なのでどうにも出来ないですね。

仕方がないからプロクソンのフライスを使ってみました
右側がそれですが回転数を一番早めて削ってみました・・・刃物も同じ物です。
やはり中心部分の切れは良く無いですがそれ以外の部分は綺麗に切れています。
部品は厚みが1.6mm程有れば良いですからこれで十分ですね。

7本の洋白丸棒の両側を加工しました。
単純な作業ですがこの様な削り方はゆっくりと削らないダメなので時間は掛かります。

後でエンドミルでボルトを接着する凹みを作るのですがその目安にするために切断部分に溝を掘りました。

ついでにカムシャフトの潤滑の為にオイルを送る為に銅パイプが接続されていますがその穴を準備しておきます

穴の中心にスリ割りを入れます
このスリ割りに洋白板0.2mmを差し込んでハンダ付けをしましてフランジとする予定です。


0.8mmのスクエアのエンドミルを持ち合わせていなかったので通販で見つけて注文をしておきましたが明日には到着する予定ですのでボルト穴の加工が可能になると思います・・・上手く出来れば良いのですが・・・。