Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

初期型から中期型に変更

2015-08-22 22:37:53 | アンフィニRX-7
ここからが今日の製作?
ご依頼を頂いている車はお客様が過去にお乗りになっていた車で中期型、ボディカラーは純正のホワイトバケットシート(左右?カラーも?かどうかはわからないので明日Telで確認しよう)ホイールはOZレーシング・・・マフラーは・・・多分変わっているだろうね~そうそうナンバープレートも聞かなければ・・・(笑)

ミニカーは初期型なので中期型に変更をしなければなりません。
中期型の特徴はリアウイングですね
初期型はリアスポイラーの両端が下側に下がっていますが中期型はポルシェ930ターボの様にウイング形状になっています。

テールランプはこの様な丸形の物になっています
この画像は当時マツダディーラーに行ってもらって来たカタログからです、今になってやっと役に立ちました~!(笑)

初期型のリアスポイラーの両端の下がっている部分をカットしてプラ板で作り直しましょう。
やってみればそう難しい物じゃないですよ~。

ザックリと削って形状を整えた物ですがまだ左右の形状が揃っていませんね。
白い部分はプラ板、黄色な部分は元々のミニカーの部品です。この部分の形状は同じなんですね~。
継ぎ目にポリパテを盛ります・・・パテの温度が高かったのか硬化剤を混ぜたら硬化が早く表面がボロボロになてしまいました。
何か問題が出そうになったらもう一度やり直しましょう~(笑)

ボディ側の取り付け穴は余りにも大きな物が開いていましてね~ウイングを載せてみると穴が丸見えになってしまうので一旦穴を埋めて真鍮線のピン穴を開け直しましょう。

パテを削って整形します。
リアウイングはこの時点ではボディに乗っているだけです・・・

ウイングの取り付けピンを一旦切り取りまして真鍮製のピンに取り変えました。
これなら穴が見える様な事は有りません。

コクピット内の内装とレーシング43のランチアストラトスから外して来たフルバケットシートを入れて元々のミニカーのシャーシを組んでみました。
少し車高が高い様な感じがしますね。
ノーマルだとこんな物かな~私が乗っていたのは2台とも少しローダウンしてあった様なのでそれで車高が高い様な気がするのかな??

ドアミラーはミニカーの物を使いますが鏡の部分を少し掘り込んでおきます
ミニカーは厚めのアルミテープを貼ってあるだけなのです・・・この辺りは少し手を入れておきましょう。

車高ですが・・・やはり少し落としたいのでボディの取り付けビスの部分を削っておきます。
ホイルアーチのインナーがボディに当たれば下がりませんが合わせてみると少しクリアランスが有りますのでここを削ればクリアランス部分だけ下がります。

ボディをシャーシに合わせてみます・・・少しローダウン出来ました
こんな物で良いかな!

ここでもう一つの難題・・・
ホイールはOZレーシングなんですがこれはレーシング43のラリーカーから持ってくる訳にもゆかず・・・
丁度良い所にリアクトのマクラーレン用という物が有りまして少し幅を詰めなければなりませんが直径はなかなか良い様ですね。
タイヤはミニカーの物を使います。

RX-7のノーマルホイールは使えないですね・・・ブレーキディスクはミニカーの物が使えそうですね

リアクトのマクラーレンホイールの内側を旋盤で削ってタイヤに合わせます・・・
ホワイトメタルを旋盤のチャックにくわえる場合は力加減に注意しないと素材が柔らかいのでホイールが歪みやすいので注意が必要です。
又刃物はよく切れる物を使って下さいね。

OZホイールを使う為にはホイールのシャフトを2.0mmの物に変更しなければなりません
なかなか格好良いじゃないですか??

エンジンフード筋彫り修正

2015-08-22 21:50:23 | Mazda Carol360DX
今日は午後からブガッティのエンジンの為の六角ボルトも到着する予定なんですが、午前中の所ではまだ部品が到着していないのでその仕事は行なっても午後からになりますね~
それに昨日と同じ仕事をご紹介しても余り面白く無いでしょうから今日の更新は今までに少しずつ進めておいたミニカーベースの仕事をご紹介しておきましょう。

まずはキャロル360から・・・
キャロルは少々問題が有りましてエンジンフードの前側の筋彫りが少し曲がっている様に見えるのです・・・寸法はそんなに変じゃ無いのですけどね。
と言う事でパテを盛って一度筋彫りを埋めておきまして再び彫り直しをします。
スチール製の定規を当てて彫り直すとズレが出てしまいきれいに彫れないと思われますのでテープライターのテープをボディに貼っておいてそれをガイドに彫り直ししました。
このテープライターのテープですが以前はダイモテープライターと言いますとどこの文房具店でも売っていたのですが今は見なくなりました。
今日使った物も隣町の大きな文房具店で入手して来ました・・・田舎はなかなか物が手に入らないですからね~こんな物まで通販というのも送料を考えますとどうかな~と思います。

このテープのおかげできれいに彫り直し完了です。
次は再びサフを入れてみなければなりませんね~。

本日初めの更新は修理から・・・

2015-08-22 21:31:20 | その他
今日はちょっと蒸し暑かったかな~
ただお盆の前の様なムシムシした暑さでは無かったですね。
やっぱり秋が近くなっているのでしょう~。
夕方は道路脇の温度計が26℃を示していました、先日までは28℃位だったのに・・・涼しくなりました。

今日の製作はちょっとお休み(?)してお待ち頂いているミニカーの修理を行ないます。
送って頂いてから少し時間が経過してしまいましたがその訳は後でわかるかな(笑)

最初は簡単な物から・・・
トヨタS800は台座から外したら元に戻せなくなってしまった物ですね。
ミニカーの他にビスと固定用の治具と台座が送られて来ました。

こんな場合は治具をミニカーの下側に嵌めます。
ポイントはビス穴をシャーシの裏側のビス穴と治具に穴を合わせる事ですね。

次に台座のいくつか有る穴の位置関係を確認してミニカーが中央に来る様にピンを穴に差し込みます。
ビス穴にもとのビスの傷が有ればその位置で良いと思います。
これでビス止めをすれば完了ですね。

次は80スープラですね。
このスープラの修理は簡単です・・・右のミラーが外れただけですのでエポキシ系の接着剤で接着です。

次はマーク43のトヨタ2000GTですね。
お客様の希望はこの写真に有る様に再度のリアウインドウの後ろ側に小さな丸く光っているポッチを付けてほしいらしいのです。
模型的には省略される事が多いのですが・・・このお客様はメイクアップのトヨタ2000GTをお持ちなのでそのモデルにはこのポッチが付けられているのです。
ちなみにこのポッチはこの三角窓を開閉する為のステーをガラスに固定する為の金具になっています。
裏にネジが切ってありましてそれで金具にガラスと固定する様になっています。

この丸いポッチですが実際の直径は2.0cmくらいなので1/43だと約0.5mm程度になってしまう訳ですね。
0.5mmだと旋盤で切り出す訳にもゆきませんし・・・ポンチで打ち抜く訳にもいかない・・・どの様に作ろうか・・・
そうなんです、作る方法はエッチングしか無いかな~と言う事で
このエッチングは0.5mmと0.8mmの直径の物を準備してみました。
このエッチングを準備するのに時間がかかったんですよ。


取り付けますと、こんな感じになります。
使ったのは0.5mmの方です。

2000GTはちょっと高くついてしまったかもしれません・・・(笑)