Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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エンジンの制作Ver.17

2015-08-25 22:25:13 | Bugatti Type57SC Atlantic
本日は台風15号の影響で山陰は午前中は雨が降りました、午後からは曇りで風が強い状態が続きましたが一時的には風が止んで静かになったり・・・浮き沈みの激しい天気でしたね。
確か、7月20日頃に通過していった台風も私の住んでいる島根県安来市付近を避ける様に通過してゆきましたが、今回も北九州付近から日本海に向けて抜けてゆきなおかつ左に曲がってゆく進路をとっています。
まあただ単に季節風の影響なのかもしれませんが今回も直撃コースを予測されながらも台風の方が避けてゆきましたね。
有り難い事です。

さて雨のおかげで!?製作時間が長く取れました(笑)
今日は午前中最低限だけ外に出ましたが本当に最低限でした・・・雨が降ってどうしようもないのです。
昨日見えなくなっていたノギスですが夜になっても見つからないので昨夜閉店間際のホームセンターに駆け込んで新しい物を買って来ました。
多分新しい物を買うと古いのが出てくる物なんだけど・・・
その予感は当たっていまして本日夕方資料を印刷した紙の間から出て来ました・・・そこは何度も探した様な気がしますが・・・。

ブガッティのツインカムエンジンのカムギアトレインを納めるギアケースの部分を作ります、一昨日削ってみたけど失敗したヤツね(笑)
もう一度・・・いや完成するまで永遠に挑戦し続けなければならないのです。
今日は失敗をしない様にいくつかの手だてをしておきましょう、本日の文章の中にいくつか書いて有ります。
丸棒から複雑な形状を削り出しますが一番最初に削るのは一番合わせるのが難しい場所です、今回は左右のカムシャフトが有るバンクの角度に合わせて削る部分ですね角度はカムシャフトのホルダーの角度と合わせ位置関係はカムホルダーの上から1.3mm程度の所に来る様にします。
丸い棒の一部分を削りますがその平面の幅を4.2mm程度にしたいのですが丸い面の一部を平に削ってその幅を測る時にどれくらいの幅で削っているのか見え難いのです。
下の画像の様にマジックでラインを入れておきますと削った部分はラインが無くなりますから無い部分の幅を測れば削った幅が見えて来ます。

削った部分はこんな風にマジックの線が無くなります。見えやすいでしょ?
工夫ですよ工夫!!(笑)

次はカムホルダーの角度に合わせて反対側のバンクの面を削ります。

次は下側の面ですね
大事な部分を優先で削ってゆきます。

次はバンクと下側の面に間の部分ですがここは双方向からV型に削ってゆかなければなりませんのでかなり大変ですね。一発で決められませんので双方から何度かけずらないといけないのですが割り出しエンテーブルが有りますと何度でも同じ面を出す事が出来ますので少し楽ですかね~
但し削りすぎはNGですけどね。

続いて突っ切りバイトで厚さ1.6mmになる様に切ってゆきます。

切ってゆきますとこの様な部品になります、厚みが結構薄い様に感じますがこれで1.6mm有ります。
また形状が2種類有るのがわかりますか?
左の一つは上側の部分が尖っていますね、右側の部分は平ですが・・・
実はアトランティックのエンジンは右側の4個でして左側はT57G(タンク)の物です。
先日LさんにT57Gの資料本を送って頂きましたがその時の写真にこの様な形状の違いが載っておりました。

下側のフランジをハンダ付けしました
実車ではこのフランジでシリンダーブロックにボルト締めしてある様です。

試作の1台だけ接着剤で取り付けてみました。

カムシャフトのバンクの上側の部分に半円のカバーが取り付けられます。明日はこのカバーを作ってみましょう。