布爺は72歳。老いても不良爺なので、味がある。
道路の向こう側を布爺が朝、歩いてきた。
ツバキノオジと僕は布爺を見た。
ふらふらといつも歩いている。
ツバキノオジが、
「魂が歩いてるぞ」
と自分で言って自分でとても受けていた。
布爺の魂が歩いているようで、
僕も可笑しくてしかたがない。
---
雲は北西に向かう。
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停車していた酒屋さんの車のボディに、
雪中寒梅、不老蔵という漢字を発見。
ツバキノオジが運転手を捕まえて、
どう読むかを訊く。
せきちゅうかんばい、ふろうぐら。
僕らの思った通りだったので、がっかりする。
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風で柳の木が揺れているのを見ていると、
おもしろおかしい。(文語)
木が風に揺れるのを見とおるのは、
おもしろいもんじゃねえ。(オジに発した口語)
道路の向こう側を布爺が朝、歩いてきた。
ツバキノオジと僕は布爺を見た。
ふらふらといつも歩いている。
ツバキノオジが、
「魂が歩いてるぞ」
と自分で言って自分でとても受けていた。
布爺の魂が歩いているようで、
僕も可笑しくてしかたがない。
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雲は北西に向かう。
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停車していた酒屋さんの車のボディに、
雪中寒梅、不老蔵という漢字を発見。
ツバキノオジが運転手を捕まえて、
どう読むかを訊く。
せきちゅうかんばい、ふろうぐら。
僕らの思った通りだったので、がっかりする。
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風で柳の木が揺れているのを見ていると、
おもしろおかしい。(文語)
木が風に揺れるのを見とおるのは、
おもしろいもんじゃねえ。(オジに発した口語)
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