kotoba日記                     小久保圭介

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遊びすぎかもしれない

2020年03月16日 | 生活
  

流行病でみなどこにも行かず
いずれ
もっと流行れば
自宅待機

思うことは
ハレとケ

民俗学者、有名な遠野物語を書いた
柳田国男の言葉「ハレとケ」

日本は古来から
農耕をして生活していた
日曜も祝日もなかった
土曜日も労働だ

休みは秋の収穫祭と
お正月だけ

それ以外はずっと働いている
寒い季節は
家で藁作業や保存食を作る
農具も作る

朝起きてご飯を食べ
昼も夜もご飯はなく
寝ていた

そんな農耕民族は
すべての栄養がある米を食べ
塩を確保した

淡々と労働することを「ケ」

収穫祭は祝い事
正月も
この二つが「ハレ」

お正月の『晴れ着』は
この「ハレ」を語源に持つ

ところが
日本は近代を取り入れ
ケよりもハレが圧涛Iに多くなった
今では仕事が終わると
飲みに行き歌い踊る
それは「ハレ」である

週末に遊びにいくのも
全部ハレ

ライブに行くのもハレ
演奏者は仕事だからケ

ハレは
貴重だったからこそ
もの凄くみんな
楽しみにして
ケである労働
淡々とした生活を営んだ

自宅待機の時期には
いかに過ごすかが問題だけれど
労働もできないから
ハレともケともいえないかも知れぬ

けれど
熟考したり
家族の新しい関係ができたり
知らなかった家族の性分やいろいろが
わかるチャンスでもある

昨今
公園は賑わう
休校になった小学生高学年までが
公園で声を出し駆けている景は
昭和の景だ
誰もいなかった公園が

そういう新鮮さにあふれている
樹木や空
花や苔
土や風を子供たちも大人たちも
見る

悪いことの裏側には
必ず良い事が起きている

本当に人間が必要なものが何か
を知る良い機会かも知れぬ

米と塩があれば
人は生きていける
と言ったのは
在日の中国人の奥さん
その通りだと思う

乱れた世を見直すためにも
自宅待機は絶好のチャンス

本当に必要なものは
何だろう

それは
自宅待機の中に
答のヒントが
見つかるかもしれない

ケこそ
ハレのため
大事な行い

思考することで
あらゆる道に
わたしたちは
歩んでいける







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