郡保家の一日

極く有りふれた家庭です。その生活の一端を記録していきたいと思います。

蝉の脱け殻

2023年07月12日 | 日記

 裏庭に蝉の脱け殻が先月末に1匹見つけた。今日は6,7匹見つけた。裏庭で蝉が鳴いているのを聞かなかったのでこんなに多く見つけたことに驚いた。わが家の土から這い出てきた蝉のほとんどが雌であったのでしょうか。それともひと鳴きして、あるいは鳴きもせず静かに飛び去ったのでしょうか。不思議です。脱け殻を見ると梅雨明けし、もう夏だなぁと感じます。私たちが幼かった頃は7月15日くらいにニイニイゼミが鳴き始め、夏休みからアブラゼミとヒグラシ、そしてクマゼミ、ミンミンゼミが鳴く順で8月お盆明け頃からツクツクボウシであったように思うのですが気象庁が初鳴きを一昨年から発表しなくなったことで季節への移ろいに余り気を配らなくなりました。最近は暑さ(=夏)が早く訪れるようになって蝉の鳴く時期も早まり、クマゼミが多くなった(理由:都市の気温が周囲よりも高くなるヒートアイランド現象の影響により、孵化と梅雨が重なったこと《追記-2》、クマゼミの幼虫が硬化した都市部の土に潜る能力が他のセミより圧倒的に高かったため)気がします。蝉の寿命は羽化した成虫になってから1週間が定説でしたが、3週間から1ヶ月らしい《追記-3》。夏のじりじりとした暑さの中、蝉の鳴き声を聞くたびに蝉も必死で生きているんだと感じ、私の心を揺さぶります。

 今日の夕食は、


 ◆豚団子の酢豚風 ◆冷奴 ◆ポテトサラダ ◆ツルムラサキの塩昆布和え ◆玉ねぎスープ ◆ご飯 
   ~  ~

   追記: 
  (1)脱け殻/抜け殻 どちらか? なお、後者が常用漢字表に記載されている読み方と一般的な漢字表記です。
     「脱け出す」: 不自由な状態から抜け出ること。好ましくない状態から離れ脱すること。
     「抜け出す」: こっそりとその場から抜けて出ること。優れているので競争している集団の中から出てその先を行くこと。髪の毛などが抜け始めること。
  (2)気温上昇→約1年前に木に産み付けられたれた卵の孵化が早まり→幼虫が土に潜る時期が梅雨時に重なり潜り易くなる可能性が高くなった。
  (3)蝉(成虫)の寿命調査の結果: 最近の例(岡山・笠岡高校サイエンス部の3年植松蒼さん調査2019/06/20)として最長生存確認記録はアブラゼミが32日間、ツクツクボウシが26日間、クマゼミが15日間。


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