凹凸曇り硝子の玄関窓全体を通して隣家の今を盛りと咲いたツツジのこの赤紫花が大きく目に飛び込んで来る。そのBIGな存在感が私を圧倒する。隣家はお庭が広いのでこじんまりとした私の家ではこんな大ツツジは似合わない。広いこと、大きいことは明るく開放的でよいが羨〔うらや〕んでも仕方ない。もしそれを優先して望むなら田舎に移り住むことになる。が、他の面で不満が出てきそうだ。何ごとでも一長一短はあるのだから…、まぁ今のままが一番よい。大きなことをたくさん望むより、小さなことでも、また少なくても大切に思う方が心が豊かになれる。それが感謝の気持ちではないか。熊本では地震から2週間経ち崩壊した自宅を見て溜息をつかれている姿を見て、私なら理性が飛んでもっと落胆し(生きていることの)感謝の「か」の字も心に浮かんでこない。当たり前に慣れ過ぎて実際に感謝するって難しい。目標、基準を大きく、高くすることより小さく、低くすることの方が勇気がいることに気付かされた。
今日の夕食は、
◆鯵フライ・マッシュポテト揚げ ◆豆腐の餡かけ ◆糸こんにゃくの真砂和え ◆卯の花 ◆ほうれん草のお浸し ◆ご飯
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