まず最初にマカオは世界遺産が30ヶ所もあって
まさに世界遺産の宝庫である。
この日は溶けるようなじゃなくて、
ホントに灼ける、痛すぎる日差しの中を歩き倒して
世界遺産制覇のブラリ旅にでました。
ひたすら歩いたのでマカオは前半・後半の2部にわけてお届けします。
起床は7時半。
ていうか暑すぎて寝た記憶がないぜイエーイ。
防犯はないに等しいのでカバンをグルングルンにしてから
8:30に歩きだす。
宿の面する福隆新街の街並み
ここは昔の遊郭だったそうで
赤い窓枠はそのなごりかな。
福隆新街の標識。
なんかもう一つ一つがいちいちおしゃれ。
歩きだして5分、
軽い坂を上ってさっそくやってきました、
世界遺産 1/30 聖オーガスチン広場
でこのちっこい広場に面するのが
世界遺産 2/30 ロバート・ホー・トン図書館
世界遺産 3/30 聖ヨセフ修道院(裏門のため立入不可)
世界遺産 4/30 聖オーガスチン教会
↓下は全然関係ないけどマニラの聖オーガスチン教会(世界遺産)
世界遺産 5/30 ドン・ペドロ5世劇場
しかしいづれの建物も10時オープンのためすべて入場できず!
良いこのみんなはちゃんと時間を調べてから歩き出そうね。
けど日曜の朝なんだから教会くらいはミサやってそうなもんだがなぁ。
ここからバラ広場への細い道を下る。
下りながら朝ごはんにする。
マカオはポルトガル領の名残りか
パン屋がとても多い。
しかもなぜか「ポルトガル風」=「カレー味」
ちょっと笑っちゃう。
ということで歩きながらポルトガル風パンというなのカレーパンとシフォンを頂く。
日本のカレー味と異なってとてもスパイシー。
買い食いしながら次の世界遺産へ到着。
世界遺産 6/30 聖ローレンス教会
この教会はこの旅で一番きれいだった。
しかしこの時点でまだ9時。
涙をのんで素通り(涙)
さらに下ると
世界遺産 7/30 リラウ広場
この辺りは
四方どこを見回してみても
おしゃれすぎて敷居が高い(オッサンは除く)
リラウ広場から路地を一本入ると19世紀後半の御屋敷、
世界遺産 8/30 鄭家屋敷
ここもオープン前で外装だけ。
緩やかな下りをさらに下っていくと
世界遺産 9/30 港務局
ながーい建物でここもおしゃれ。
ここまでは暑いながらも細い路地のため
日影が多くホントここまではよかった!
この港務局を抜けてバラ広場に辿りつくと灼熱の日差し地獄が始まった・・・
世界遺産 10/30 バラ広場(薔薇とは関係ない)
オーガスチン広場から続く下り路はここで終りで
このバラ広場は海に面している。
さらにバラ広場に面する小山の上に陣取るのが
世界遺産 11/30 媽閣廟
小山の頂上からは対岸の中国珠海がみえる。
媽閣廟は阿媽という神様を祀った廟なのだが、
この廟がマカオの名の由来と言われている。
本来、中国語表記にあるようにマカオは澳門(オーメン)という土地なのだが
ポルトガル人が最初に上陸して地元民にここはどこだと訪ねた際、
その地元民が澳門ではなく媽閣(マーコー)と答えたため
マカオという地名がついたのだそうだ。
へぇー。
中国の土地名は謎が多いや。
なんで北京をペキン・ベイジンと読んで
廈門をアモイ・シャーメンと読むんだろ???
まぁその辺は余談として
ここから海沿いをもと来た方角へ戻る。
くそぅあちいぜ。
赤十字のたてものなんかも年代物でおしゃれ
バンジージャンプで有名なマカオタワーも入江の対岸~。
どこから見てもそれとわかるリスボアも正面に見えてきた。
時刻は10時半を回ったところで汗ダクダクの中、
山の上にペンニャ教会の尖塔が見えてきた。
ええーあそこまで上るのー。
もういやー死ぬー。
ちなみに左手はポルトガル海軍のテニスクラブ。
これまたおしゃれ。
なんだかよくわからないけど
白くれおしゃれな建物で海辺の道に別れを告げ、
左に曲がると急な上り坂となる。
しかし悔しいけれどしんどい上り坂すらも
これまたおしゃれ。
途中ポルトガル総領事館で大きく左折。
はためくポルトガル国旗に注目。
しっかし坂の多い町だ。
11時、ようやくペンニャ教会前に広場に到着。
ここからは珠海側のドックなんかがよく見渡せる。
坂道・教会・ドックとくれば完全に一つの町しか思いつかないのだが、
ここマカオはその町、長崎にとてもよく似ている。
長崎に中華エッセンスを少し加えたとして
上海+長崎÷2=マカオ
という表現がぴったりくるのではないだろうか。
ペンニャ教会のゲート。
ゲートをくぐるとこんなに素敵な教会。
小高い丘の上に立っているので
眺望はマカオ随一。
たぶん夕暮れもきれいなんじゃないかな。
ゲート付近で一心不乱に松の実の盗み食いをするオッサンを発見。
まさに野人!
ここからは聖ヨセフ修道院を目指して一気に下る。
とちゅう猫カフェを発見(笑)
犬のトイレも発見(笑)
犬がここまできてするとは思えんけど。
時刻は11:20。
ようやく開門したぜ、聖ヨセフ修道院。
階段を上るとすてきな教会が。
わざわざ戻ってでもこの教会に来たかった理由は、
聖ザビエルの遺骨が安置されているから。
騒々しい中国人どもを除けば、
実に荘厳な雰囲気な教会で心が洗われる。
と同時に高温多湿でうだるような暑さのここマカオを拠点に
命からがら極東の島国に赴いた宣教師たちの当時の様子に思いをはせる。
教会から東への坂道を下ると
そこはすでに歩きなれた感すらある目抜き通りの新馬路セナド広場。
世界遺産 12/30 セナド広場。
世界遺産 13/30 民政総署
世界遺産 14/30 仁慈堂
世界遺産ではないけどその存在感は随一で
外観としては一番好きな郵便局。
残念ながら中に入ることはなかった。
上の建物が一堂に会してるおかけで、
セナド広場はとんでもなくおしゃれ。
おしゃれすぎて敷居が高すぎる。
んで、セナド広場から一歩裏へぬけると
世界遺産 15/30 関帝古廟
ここはもういわずもがな漢民族のヒーロー関羽雲長が祀られている。
関帝廟は日本人の中華街にももれなくあるが、
なぜ関羽が商売の神様なのか長年の疑問。。。
さて時刻もちょうど12:00
お昼は前夜から目星をつけていたこの義順ナントカ屋。
若者客でにぎわっているのと
なにより牛のマークに心をギュッと鷲づかみされた訳である。
牛にハートをキャッチされてるのは
水分と各種栄養素に対する本能的欲求であり、
疲労困憊っぷりがみてとれる。
で、メニューもまったく読めないので看板メニューを頼んだところ
やってきたのがこの冷えっ冷えの牛乳プリン。
あっさりした甘さで疲労した体に実にしみわたった。
しかしプリンの悲しさ、
水分補給には全く向かないため
かき氷頼んだつもりでやってきた一品がこれ
「ココナッツミルク バニラアイス入り」
まぁ結果オーライで。。。
後半へ続く←ちびまるこ風