僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

宣教師、苦難の道を歩く(マカオ前半)

2012年07月15日 | 海外をぶらぶらする

まず最初にマカオは世界遺産が30ヶ所もあって

まさに世界遺産の宝庫である。

この日は溶けるようなじゃなくて、

ホントに灼ける、痛すぎる日差しの中を歩き倒して

世界遺産制覇のブラリ旅にでました。

ひたすら歩いたのでマカオは前半・後半の2部にわけてお届けします。

起床は7時半。

Dsc_5718

ていうか暑すぎて寝た記憶がないぜイエーイ。

防犯はないに等しいのでカバンをグルングルンにしてから

8:30に歩きだす。

宿の面する福隆新街の街並み

Dsc_5719

ここは昔の遊郭だったそうで

赤い窓枠はそのなごりかな。

福隆新街の標識。

Dsc_5720

なんかもう一つ一つがいちいちおしゃれ。

歩きだして5分、

軽い坂を上ってさっそくやってきました、

世界遺産 1/30 聖オーガスチン広場

Dsc_5724

でこのちっこい広場に面するのが

世界遺産 2/30 ロバート・ホー・トン図書館

Dsc_5722

世界遺産 3/30 聖ヨセフ修道院(裏門のため立入不可)

Dsc_5723

世界遺産 4/30 聖オーガスチン教会

Dsc_5726

↓下は全然関係ないけどマニラの聖オーガスチン教会(世界遺産)

Image5

世界遺産 5/30 ドン・ペドロ5世劇場

Dsc_5727

しかしいづれの建物も10時オープンのためすべて入場できず!

良いこのみんなはちゃんと時間を調べてから歩き出そうね。

けど日曜の朝なんだから教会くらいはミサやってそうなもんだがなぁ。

ここからバラ広場への細い道を下る。

Dsc_5733

下りながら朝ごはんにする。

マカオはポルトガル領の名残りか

パン屋がとても多い。

Dsc_5729

しかもなぜか「ポルトガル風」=「カレー味」

ちょっと笑っちゃう。

ということで歩きながらポルトガル風パンというなのカレーパンとシフォンを頂く。

Dsc_5730

日本のカレー味と異なってとてもスパイシー。

買い食いしながら次の世界遺産へ到着。

世界遺産 6/30 聖ローレンス教会

Dsc_5732

この教会はこの旅で一番きれいだった。

Dsc_5731

しかしこの時点でまだ9時。

涙をのんで素通り(涙)

さらに下ると

世界遺産 7/30 リラウ広場

Dsc_5735

この辺りは

Dsc_5736

四方どこを見回してみても

Dsc_5737

おしゃれすぎて敷居が高い(オッサンは除く)

Dsc_5739

リラウ広場から路地を一本入ると19世紀後半の御屋敷、

世界遺産 8/30 鄭家屋敷

Dsc_5738

ここもオープン前で外装だけ。

緩やかな下りをさらに下っていくと

世界遺産 9/30 港務局

Dsc_5740

ながーい建物でここもおしゃれ。

Dsc_5741

ここまでは暑いながらも細い路地のため

日影が多くホントここまではよかった!

この港務局を抜けてバラ広場に辿りつくと灼熱の日差し地獄が始まった・・・

世界遺産 10/30 バラ広場(薔薇とは関係ない)

Dsc_5742

オーガスチン広場から続く下り路はここで終りで

このバラ広場は海に面している。

さらにバラ広場に面する小山の上に陣取るのが

世界遺産 11/30 媽閣廟

Dsc_5743

小山の頂上からは対岸の中国珠海がみえる。

Dsc_5744

媽閣廟は阿媽という神様を祀った廟なのだが、

この廟がマカオの名の由来と言われている。

本来、中国語表記にあるようにマカオは澳門(オーメン)という土地なのだが

ポルトガル人が最初に上陸して地元民にここはどこだと訪ねた際、

その地元民が澳門ではなく媽閣(マーコー)と答えたため

マカオという地名がついたのだそうだ。

へぇー。

中国の土地名は謎が多いや。

なんで北京をペキン・ベイジンと読んで

廈門をアモイ・シャーメンと読むんだろ???

まぁその辺は余談として

ここから海沿いをもと来た方角へ戻る。

くそぅあちいぜ。

赤十字のたてものなんかも年代物でおしゃれ

Dsc_5750

バンジージャンプで有名なマカオタワーも入江の対岸~。

Dsc_5751

どこから見てもそれとわかるリスボアも正面に見えてきた。

Dsc_5752

時刻は10時半を回ったところで汗ダクダクの中、

山の上にペンニャ教会の尖塔が見えてきた。

Dsc_5755

ええーあそこまで上るのー。

もういやー死ぬー。

ちなみに左手はポルトガル海軍のテニスクラブ。

これまたおしゃれ。

なんだかよくわからないけど

白くれおしゃれな建物で海辺の道に別れを告げ、

左に曲がると急な上り坂となる。

Dsc_5756

しかし悔しいけれどしんどい上り坂すらも

これまたおしゃれ。

Dsc_5757

途中ポルトガル総領事館で大きく左折。

はためくポルトガル国旗に注目。

Dsc_5758

しっかし坂の多い町だ。

Dsc_5759

11時、ようやくペンニャ教会前に広場に到着。

ここからは珠海側のドックなんかがよく見渡せる。

Dsc_5760

坂道・教会・ドックとくれば完全に一つの町しか思いつかないのだが、

ここマカオはその町、長崎にとてもよく似ている。

長崎に中華エッセンスを少し加えたとして

上海+長崎÷2=マカオ

という表現がぴったりくるのではないだろうか。

ペンニャ教会のゲート。

Dsc_5762

ゲートをくぐるとこんなに素敵な教会。

Dsc_5769

小高い丘の上に立っているので

眺望はマカオ随一。

Dsc_5771

たぶん夕暮れもきれいなんじゃないかな。

Dsc_5764

ゲート付近で一心不乱に松の実の盗み食いをするオッサンを発見。

まさに野人!

Dsc_5772

ここからは聖ヨセフ修道院を目指して一気に下る。

Dsc_5773

とちゅう猫カフェを発見(笑)

Dsc_5774

犬のトイレも発見(笑)

犬がここまできてするとは思えんけど。

Dsc_5776

時刻は11:20。

ようやく開門したぜ、聖ヨセフ修道院。

Dsc_5777

階段を上るとすてきな教会が。

Dsc_5779

わざわざ戻ってでもこの教会に来たかった理由は、

聖ザビエルの遺骨が安置されているから。

Dsc_5780

騒々しい中国人どもを除けば、

実に荘厳な雰囲気な教会で心が洗われる。

Dsc_5782

と同時に高温多湿でうだるような暑さのここマカオを拠点に

命からがら極東の島国に赴いた宣教師たちの当時の様子に思いをはせる。

教会から東への坂道を下ると

そこはすでに歩きなれた感すらある目抜き通りの新馬路セナド広場。

世界遺産 12/30 セナド広場。

Dsc_5784

世界遺産 13/30 民政総署

Dsc_5785

世界遺産 14/30 仁慈堂

Dsc_5786

世界遺産ではないけどその存在感は随一で

外観としては一番好きな郵便局。

残念ながら中に入ることはなかった。

Dsc_5783

上の建物が一堂に会してるおかけで、

セナド広場はとんでもなくおしゃれ。

おしゃれすぎて敷居が高すぎる。

んで、セナド広場から一歩裏へぬけると

世界遺産 15/30 関帝古廟

Dsc_5788

ここはもういわずもがな漢民族のヒーロー関羽雲長が祀られている。

Dsc_5787

関帝廟は日本人の中華街にももれなくあるが、

なぜ関羽が商売の神様なのか長年の疑問。。。

さて時刻もちょうど12:00

お昼は前夜から目星をつけていたこの義順ナントカ屋。

Dsc_5789_2

若者客でにぎわっているのと

なにより牛のマークに心をギュッと鷲づかみされた訳である。

牛にハートをキャッチされてるのは

水分と各種栄養素に対する本能的欲求であり、

疲労困憊っぷりがみてとれる。

で、メニューもまったく読めないので看板メニューを頼んだところ

やってきたのがこの冷えっ冷えの牛乳プリン。

Dsc_5790

あっさりした甘さで疲労した体に実にしみわたった。

しかしプリンの悲しさ、

水分補給には全く向かないため

かき氷頼んだつもりでやってきた一品がこれ

「ココナッツミルク バニラアイス入り」

Dsc_5791

まぁ結果オーライで。。。

後半へ続く←ちびまるこ風


田んぼの真ん中でタワーオブテラー(開平)

2012年07月14日 | 海外をぶらぶらする

7時前に起床。

Dsc_5579

ん~いい天気だ!

中国名物エンドレス乾杯から解放されたせいか

いい目覚めだ!

今日の予定は

自力村・錦江里・赤坎古鎮の3ヶ所を観光したのち、

マカオへ出国。

8時前のチェックアウト&デポジットで

バス停を求めて川沿いを市街地へ歩き始める。

Dsc_5581

いや川のある街ってすばらしい。

30分ほどぶらつくと

「どうやら13番のバスがお目当ての赤坎に行くぽい

ってことに気づく。

バスって乗り物はつくづく旅行者に便利だ。

間違えたら降りて逆側のバス停で同じ番号に乗れば帰れるのだから。

でものの20分で赤坎に到着。

Dsc_5677

そして今度は同じ13番線の「金鶏」行きに乗り換える。

で、蜆岡バス停で降りる。

Dsc_5582

こんな感じで青空市がたってる。

Dsc_5584

バス停の向かいですでに微妙な建物がお出迎え。

Dsc_5637

案内に沿って歩き始める。

Dsc_5583

道はあっという間に農道へ。

Dsc_5587

周りはとにかく田畑と養殖池しかなく、

水牛すら歩いてる始末。

Dsc_5633

道すがらのに立派な洋館を発見して見学。

というかあまりに立派なので錦江里と間違えて時間をロス。

Dsc_5593

立ち寄るついでにお腹が痛くなったので

中国では普通のこと・・・

と自分に言い聞かせながら畑の真ん中でプリプリと用を足す。

Dsc_5594

スッキリしたとこで刺すような日差しの中をさらに進む。

Dsc_5634

で4差路を左に曲がると

Dsc_5629

ようやくお目当ての錦江里へ到着。

Dsc_5596

バス停を降りてから1時間。

まっすぐ歩いても30分。

遠かったぜぇ。

Dsc_5624

ここで説明しよう。

今回の目的は世界遺産「開平楼閣と村落」

ゴールドラッシュでひと財産を築いた華僑が

財産の防衛のために建てた楼閣が見もので

ピーク時は3,000を超す楼閣があったらしい。

とはいえ

20世紀初頭に建てられた品のないコンクリ洋館が田んぼに乱立する様子は

なんともシュールで笑っちゃう。

でこれがその楼閣のひとつ。

Dsc_5615_2

開平でもっとも美しいといわれる楼閣。

Dsc_5617

いやまあとにかく趣味が悪い笑。

もちろん上からの景色はよい。

Dsc_5601

で、

来た道を蜆岡バス停まで汗ダクダクでたっぷり30分歩いて戻る。

いくつかのを見ながら気付いたのだが

田畑の真ん中にがあり

必ずこんな感じの「○○里」と書いた門がついてる。

Dsc_5631

さらにの真ん中に必ず楼閣が建っている。

この地区の人からすると楼閣があることは全く当たり前のことなんだろうなぁ。

蜆岡からは13番バスに乗って自力村近くのT字路でポツネンと降ろしてもらう。

「あっちだよ」と指差して去りゆくバスをしり目に

あまりに場所が分からなかったのでバイタクを拾うことに。

距離もまったくわからないまま30元で手を打つ。

しかしビックリなことにここまで観光客とは

一人も会わず!

文字通り一人も!

なんて思いながらバイクに揺られること10分強。

こりゃ歩ける距離じゃねーわ・・・。

バイタクで大正解。

で、はい着きましたよ自力村。

Dsc_5662

これはまた・・・

先ほどの錦江里とはうってかわってザ観光地ですな。

Dsc_5641

なんというか悪趣味洋館の住宅展示場みたい笑。

Dsc_5646

30分ほど住宅展示場をうろついてから

最後の目的地、赤坎古鎮へ戻ろうとしたが

どうもバス停もバイタクもいない。

やむなく土産屋のおっさんに50元で送ってもらう。

こちらとしても他に足がなくここは先方の言い値・・・。

そしてやってきました赤坎古鎮。

Dsc_5673

ここはもうあれですね

Dsc_5666

川に面した一角の建屋が古くて絵になるっていう

Dsc_5671

京都太秦映画村みたいなものなので

Dsc_5664

ただそれだけなので5分もあれば事足りますね、はい。

さーて13:30観光終了。

この赤坎古鎮は赤坎バス停に隣接しているので

さくっと13番バスに乗って開平市街地へ戻る。

ホテルでドでかいトランクをピックアップして

フロントでタクシーを頼むと想定の5倍の50元とか言いやがる。

バカバカしくなってホテルを出て流しのタクシーを拾おうと思ったが

通りまでトランクを引っ張っていくのはしんどすぎる・・・

そこで賢いオレちゃんはひらめいた!

ホテルで客を降ろした後のタクシーを拾えばいいんじゃん!

計画通りにまんまと鴨がネギしょってタクシーが来たのはいいが

後部座席に先客がのってやがる。

がしかしなんせ背水の陣なものでタクシー強盗の如く無理やりとめさせて

バスターミナルまでの相乗りを交渉。

来週大阪へ遊びに行くという香港人の若夫婦が快く乗せてくれたので

無事開平バスターミナルへ到着。

Dsc_5684

ここからマカオへ向かうため国境の洪北行きのバスチケットをゲット。

短い時間で昼食。

Dsc_5683_2

15:20出発。

これなら明るいうちにマカオに入れるな。

Dsc_5688

で2時間ほどで国境の町、

珠海の洪北ターミナルへ到着。

Dsc_5689

北部都市から流れてきたせいか

珠海の都会っぷりはマジで驚いた!

Dsc_5690

地下街は名古屋の栄みたいで旺盛な消費欲が伝わってくる。

Dsc_5691

さてこの地下街を抜けると中国出国の洪北イミグレ。

ここで予想外の出来事。

クソまじめな係り員の列に並んでしまい

1時間以上のロス。

Dsc_5692

↑コイツ。

出国審査なんだからそんなまじめにやらんでも・・・。

これが中国ーマカオ間のイミグレで

こっちが中国側の洪北

Dsc_5693

こっちがマカオ側の関門

Dsc_5694

マカオの関門イミグレはサクサクすすむ。

Dsc_5695

18:50無事マカオ入国~。

昔のリアル国境ゲート

Dsc_5698

出国のロスが響いて大分陽が傾いてしまった。

関門から入国後ゲート直進したとこに両替商を発見しここで両替。

Dsc_5697

ボーダー内に両替がないのでちょと焦った。

Dsc_5696

ゲート前の噴水地下ターミナルから3番バスに乗車。

ここで驚いたのが

英語表記皆無!

漢字と併記されているのはすべてポルトガル語!

アナウンスももちろん中国語とポルトガル語!

さすがは元ポルトガル領だなー。

なんて思いながら榮地大街で下車。

適当にさまよってるとお目当ての福隆新街を発見し

20:00難なく東方旅店に到着。

Dsc_5699

ゲストハウスのくせに1泊180MOPもとられてビックリ。

遅いしでかいガラガラ引いて宿探す気力もないので

しかたないや。

ちなみにこの宿、

売春宿もかねており、

2階部分にはその手の小姐がたむろしてる。

どれもピグモンに似てて

買い手がつきそうにない末期レベルなのだが・・・。

でここが今夜の俺の部屋。

Dsc_5903

シャワーを浴びたのち夜のマカオへ繰り出す。

大通りの新馬路にそって5分も歩くと

Dsc_5712

そこはセナド広場。

世界遺産が軒を連ねる観光拠点だ。

Dsc_5703

いやーきれいだ!

夜9時というのにこの人出。

さすがマカオの夜はこれからだぜ!

郵便局。

Dsc_5700

民政総署

Dsc_5701

仁慈堂

Dsc_5704

セナド広場からさらに新馬路を5分ほど下ると

ついにやってきましたマカオの代名詞

カジノグランドリスボア!!!

Dsc_5707

意外にもドレスコードもうるさくなく

短パンTシャツでも普通に入れてしまった。

あわよくば小銭でひと勝負・・・

などどもくろみながら台を物色したが、

ひと勝負200MOP(2,000円)からって俺の部屋代より高いじゃん!

さすがマカオ。

記念に両替だけしていこう笑。

ここの両替は24時間やってそうだ。

リスボアの2階のレストラン脇では、

その手のお姉さま方が闊歩する通路があり、

せっかくなのでちょこっと見学してゆく。

やっぱりリスボアの回遊魚はきれいだなぁ。

東方旅店が妖怪に思えてくる。

こちらはリスボアの向かいのグランドリスボア。

Dsc_5709

カジノの雰囲気を満喫して

寝床の福隆新街を目指す。

福隆新街の近辺はグルメストリートとしても名高く、

見たところ海鮮料理にみなさん列を作っている。

ちゃんとした料理屋でいろいろ食べたいのはやまやまだけど

卓上を皿であふれされるお一人さまってのもみっともない。

で今日の晩御飯はお粥屋。

Dsc_5714

一人旅は好きだけど

「ちゃんとした店でちゃんとした料理」

を楽しめないのはつらいところ。

などと思いながら粥をすする。

Dsc_5715

まぁこういうのも好きなんだけどね。

あ、生卵いれちった。

大丈夫かな。

2階の小姐部屋を通って自分の部屋へ戻る。

リスボア回遊魚をみたせいか

妖怪の群にしかみえない・・・。

それでも隣の部屋から声がするってことは

こんなのでも買ってる男がいるってことだよなぁ。

部屋の窓からリスボアが見える。

リスボアのチップ1枚にもみたない宿代を思って

苦笑しながら床に就く。

Dsc_5904

しかしこの後、

風通しの悪い部屋で

扇風機と蚊取り線香をフル稼働させるも

暑さと、座布団より薄いマットのせいでひたすら眠れず。

朝方3時まで屋上で読書をして過ごす。

ヴぁつい・・・

ねれん・・・


いくぜ開平!

2012年07月13日 | 海外をぶらぶらする

中国出張が南部都市の深セン市で日中に終わって

しかも翌日から3連休ときたもんだ・・・。

そしたらブラブラするしかないでしょー!

でせっかく南部都市で終わるので近隣都市を巡ることに。

恵州での仕事を終えてから

深セン宝安バス停まで送ってもらい

14:40発の開平行きバスチケットをゲット。

Dsc_5570_2

ちなみに深センには複数バス停があるので要注意!

たぶん最大は羅湖バス停。

でバスが待てど暮らせどやってこない。

Dsc_55701_2

こっちは仕事が終わって1時間程度しかたっておらず

なかなかバックパッカーの頭に切り換えられていない(笑)

5分、10分遅れてややあせり気味になってる中、

ついに20分遅れで電光掲示板からも消えてしまったころには軽いパニックに(爆)

ちょいちょいちょいお姉さん!

掲示板から消えるって何事だよ!!

CANCELなの?!DELAYなの?!

俺はこれに乗れないと困るんだよ!!

ちょっと無視しないでよ!!!

と可愛そうなほどの狼狽っぷりで

改札係りの若いおねいさんにくってかかる。

「遅れてるのよ、呼ぶからそこでまっときなさいよ」

的なジェスチャーで返されるもまったくもって半信半疑。

けっきょく40分遅れでバスは来て、

おねいさんにもホントにごめんよ的なジェスチャーを頂く。

Dsc_5571_2

なんだかんだ15:30には発車したものの

ふだんなら臨機応変に対応できるはずが

仕事直後のバックパッカーは頭が切り替わっておらず

少しずつ体を慣らした方がよさそうだと反省。

この後深セン市内を1時間ほど回って進路を西へとり

一路開平へ。

どーってことない農村風景、

魚の養殖場の景色がつづく。

けど

珠江デルタを渡るときはなんか感無量だった。

こんな生活感あふれる湾、

日本にはないよなぁ。

あいにくのにわか雨だったけどさ。

Dsc_5573_2

開平にはなんとか日の落ちる前の19時頃に到着。

どうやら開平総合バス停というとこらしい。

まずは明日のマカオ行きが30分毎にあることを確認。

荷物も重いのでタクシーを拾おうと、

客引きを振りきって流しのタクシーをゲット。

10分ほどで宿泊の潭江半島酒店に到着。

Dsc_5580

出張ついでに5つ星ホテルなんぞとってみたものの

出歩くには不便な立地といい、

中の施設といい

中国地方都市の5つ星なんて期待しない方がいいですよ、みなさーん。

まぁ金持ちは出歩かないでタクシーだから関係ないのか・・・。

しかたなくホテル内で一番安いサンドイッチで夕飯を済ます。

Dsc_5577

モニュモニュを食べてみるものの。

つくづく中国地方都市ホテルの★数などあてにならないと実感。

↑平素★ホテルに縁のない貧乏人の期待過大の説あり。

受付の女性も言ってたように確かに景色はよかったな。

Dsc_5575


九月が永遠に続けば(沼田まほかる)

2012年07月09日 | よむ

Dsc_5935

知人から借りた本を、

あらすじを読むなどもってのほか、

カバーを外すことすら禁じていきなり本編を読み始める。

タイトルからして

ハートウォーミングなファンタジーかなぁと思っていたら、

まったくもって裏切られ、

殺人だレイプだのサスペンスもの。

最近のこの類の本にまったくのめり込めない。

だって身の回りにこんな不幸話なんてなく

まったくリアリティに欠けるんだもの。