僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

田んぼの真ん中でタワーオブテラー(開平)

2012年07月14日 | 海外をぶらぶらする

7時前に起床。

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ん~いい天気だ!

中国名物エンドレス乾杯から解放されたせいか

いい目覚めだ!

今日の予定は

自力村・錦江里・赤坎古鎮の3ヶ所を観光したのち、

マカオへ出国。

8時前のチェックアウト&デポジットで

バス停を求めて川沿いを市街地へ歩き始める。

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いや川のある街ってすばらしい。

30分ほどぶらつくと

「どうやら13番のバスがお目当ての赤坎に行くぽい

ってことに気づく。

バスって乗り物はつくづく旅行者に便利だ。

間違えたら降りて逆側のバス停で同じ番号に乗れば帰れるのだから。

でものの20分で赤坎に到着。

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そして今度は同じ13番線の「金鶏」行きに乗り換える。

で、蜆岡バス停で降りる。

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こんな感じで青空市がたってる。

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バス停の向かいですでに微妙な建物がお出迎え。

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案内に沿って歩き始める。

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道はあっという間に農道へ。

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周りはとにかく田畑と養殖池しかなく、

水牛すら歩いてる始末。

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道すがらのに立派な洋館を発見して見学。

というかあまりに立派なので錦江里と間違えて時間をロス。

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立ち寄るついでにお腹が痛くなったので

中国では普通のこと・・・

と自分に言い聞かせながら畑の真ん中でプリプリと用を足す。

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スッキリしたとこで刺すような日差しの中をさらに進む。

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で4差路を左に曲がると

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ようやくお目当ての錦江里へ到着。

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バス停を降りてから1時間。

まっすぐ歩いても30分。

遠かったぜぇ。

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ここで説明しよう。

今回の目的は世界遺産「開平楼閣と村落」

ゴールドラッシュでひと財産を築いた華僑が

財産の防衛のために建てた楼閣が見もので

ピーク時は3,000を超す楼閣があったらしい。

とはいえ

20世紀初頭に建てられた品のないコンクリ洋館が田んぼに乱立する様子は

なんともシュールで笑っちゃう。

でこれがその楼閣のひとつ。

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開平でもっとも美しいといわれる楼閣。

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いやまあとにかく趣味が悪い笑。

もちろん上からの景色はよい。

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で、

来た道を蜆岡バス停まで汗ダクダクでたっぷり30分歩いて戻る。

いくつかのを見ながら気付いたのだが

田畑の真ん中にがあり

必ずこんな感じの「○○里」と書いた門がついてる。

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さらにの真ん中に必ず楼閣が建っている。

この地区の人からすると楼閣があることは全く当たり前のことなんだろうなぁ。

蜆岡からは13番バスに乗って自力村近くのT字路でポツネンと降ろしてもらう。

「あっちだよ」と指差して去りゆくバスをしり目に

あまりに場所が分からなかったのでバイタクを拾うことに。

距離もまったくわからないまま30元で手を打つ。

しかしビックリなことにここまで観光客とは

一人も会わず!

文字通り一人も!

なんて思いながらバイクに揺られること10分強。

こりゃ歩ける距離じゃねーわ・・・。

バイタクで大正解。

で、はい着きましたよ自力村。

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これはまた・・・

先ほどの錦江里とはうってかわってザ観光地ですな。

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なんというか悪趣味洋館の住宅展示場みたい笑。

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30分ほど住宅展示場をうろついてから

最後の目的地、赤坎古鎮へ戻ろうとしたが

どうもバス停もバイタクもいない。

やむなく土産屋のおっさんに50元で送ってもらう。

こちらとしても他に足がなくここは先方の言い値・・・。

そしてやってきました赤坎古鎮。

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ここはもうあれですね

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川に面した一角の建屋が古くて絵になるっていう

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京都太秦映画村みたいなものなので

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ただそれだけなので5分もあれば事足りますね、はい。

さーて13:30観光終了。

この赤坎古鎮は赤坎バス停に隣接しているので

さくっと13番バスに乗って開平市街地へ戻る。

ホテルでドでかいトランクをピックアップして

フロントでタクシーを頼むと想定の5倍の50元とか言いやがる。

バカバカしくなってホテルを出て流しのタクシーを拾おうと思ったが

通りまでトランクを引っ張っていくのはしんどすぎる・・・

そこで賢いオレちゃんはひらめいた!

ホテルで客を降ろした後のタクシーを拾えばいいんじゃん!

計画通りにまんまと鴨がネギしょってタクシーが来たのはいいが

後部座席に先客がのってやがる。

がしかしなんせ背水の陣なものでタクシー強盗の如く無理やりとめさせて

バスターミナルまでの相乗りを交渉。

来週大阪へ遊びに行くという香港人の若夫婦が快く乗せてくれたので

無事開平バスターミナルへ到着。

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ここからマカオへ向かうため国境の洪北行きのバスチケットをゲット。

短い時間で昼食。

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15:20出発。

これなら明るいうちにマカオに入れるな。

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で2時間ほどで国境の町、

珠海の洪北ターミナルへ到着。

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北部都市から流れてきたせいか

珠海の都会っぷりはマジで驚いた!

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地下街は名古屋の栄みたいで旺盛な消費欲が伝わってくる。

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さてこの地下街を抜けると中国出国の洪北イミグレ。

ここで予想外の出来事。

クソまじめな係り員の列に並んでしまい

1時間以上のロス。

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↑コイツ。

出国審査なんだからそんなまじめにやらんでも・・・。

これが中国ーマカオ間のイミグレで

こっちが中国側の洪北

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こっちがマカオ側の関門

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マカオの関門イミグレはサクサクすすむ。

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18:50無事マカオ入国~。

昔のリアル国境ゲート

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出国のロスが響いて大分陽が傾いてしまった。

関門から入国後ゲート直進したとこに両替商を発見しここで両替。

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ボーダー内に両替がないのでちょと焦った。

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ゲート前の噴水地下ターミナルから3番バスに乗車。

ここで驚いたのが

英語表記皆無!

漢字と併記されているのはすべてポルトガル語!

アナウンスももちろん中国語とポルトガル語!

さすがは元ポルトガル領だなー。

なんて思いながら榮地大街で下車。

適当にさまよってるとお目当ての福隆新街を発見し

20:00難なく東方旅店に到着。

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ゲストハウスのくせに1泊180MOPもとられてビックリ。

遅いしでかいガラガラ引いて宿探す気力もないので

しかたないや。

ちなみにこの宿、

売春宿もかねており、

2階部分にはその手の小姐がたむろしてる。

どれもピグモンに似てて

買い手がつきそうにない末期レベルなのだが・・・。

でここが今夜の俺の部屋。

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シャワーを浴びたのち夜のマカオへ繰り出す。

大通りの新馬路にそって5分も歩くと

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そこはセナド広場。

世界遺産が軒を連ねる観光拠点だ。

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いやーきれいだ!

夜9時というのにこの人出。

さすがマカオの夜はこれからだぜ!

郵便局。

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民政総署

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仁慈堂

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セナド広場からさらに新馬路を5分ほど下ると

ついにやってきましたマカオの代名詞

カジノグランドリスボア!!!

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意外にもドレスコードもうるさくなく

短パンTシャツでも普通に入れてしまった。

あわよくば小銭でひと勝負・・・

などどもくろみながら台を物色したが、

ひと勝負200MOP(2,000円)からって俺の部屋代より高いじゃん!

さすがマカオ。

記念に両替だけしていこう笑。

ここの両替は24時間やってそうだ。

リスボアの2階のレストラン脇では、

その手のお姉さま方が闊歩する通路があり、

せっかくなのでちょこっと見学してゆく。

やっぱりリスボアの回遊魚はきれいだなぁ。

東方旅店が妖怪に思えてくる。

こちらはリスボアの向かいのグランドリスボア。

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カジノの雰囲気を満喫して

寝床の福隆新街を目指す。

福隆新街の近辺はグルメストリートとしても名高く、

見たところ海鮮料理にみなさん列を作っている。

ちゃんとした料理屋でいろいろ食べたいのはやまやまだけど

卓上を皿であふれされるお一人さまってのもみっともない。

で今日の晩御飯はお粥屋。

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一人旅は好きだけど

「ちゃんとした店でちゃんとした料理」

を楽しめないのはつらいところ。

などと思いながら粥をすする。

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まぁこういうのも好きなんだけどね。

あ、生卵いれちった。

大丈夫かな。

2階の小姐部屋を通って自分の部屋へ戻る。

リスボア回遊魚をみたせいか

妖怪の群にしかみえない・・・。

それでも隣の部屋から声がするってことは

こんなのでも買ってる男がいるってことだよなぁ。

部屋の窓からリスボアが見える。

リスボアのチップ1枚にもみたない宿代を思って

苦笑しながら床に就く。

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しかしこの後、

風通しの悪い部屋で

扇風機と蚊取り線香をフル稼働させるも

暑さと、座布団より薄いマットのせいでひたすら眠れず。

朝方3時まで屋上で読書をして過ごす。

ヴぁつい・・・

ねれん・・・