映画「母べえ」をみてきた。
お互いを父べえ、母べえ、はつべえ、てるべえと呼び合う、仲むつまじい家族に訪れる不幸な時代の流れ。
国家に反する思想をもつだけで、何をしなくても非国民と呼ばれて逮捕、刑務所に入れられた時代。
戦争に反対の思想をもっているというだけで捕らえられた文学者の父の出所を待つ家族が、手紙でお互いを思いやりながら明るくたくましく生きていく。
おかしくてクスッと笑いを誘われた箇所もあっ . . . 本文を読む
杉並区の和田中学校で、「夜スペ」が始まった。
進学を目指すいわゆる勉強のできる生徒を対象に、学習塾の講師を呼んで、放課後の校舎で授業をするスペシャル授業を今回開始したということだ。
残念だったのは、「勉強ができない生徒のための夜スペ」を、先に行えばよかったのに、という点である。
和田中では、落ちこぼれ対策を以前から続けてきたということだから、余計にそう感じる。
今回は勉強のできる生徒の夜スペだが、 . . . 本文を読む
「民・民天下り」について、神鋼電機(東証1部)・佐伯博文会長が寄せた記事を新聞で読んだ。
氏自身が親会社からの天下りだそうだ。
親会社から子会社へのいわゆる民・民天下りも弊害だらけということを、的確に述べている。
子会社の社員にすれば、トップはいつも親会社から来るのだから、いざとなれば親会社が面倒を見てくれるというゆがんだ依頼心を抱く。
情熱や愛社精神を失わせ、やる気も失わせる。
天下った当人 . . . 本文を読む
午後から中心部でジジの用を済ませて、そのあと初日だという札幌雪祭り会場に足を運んでみた。
もっと大勢の人手を予想したが、思ったほどでなかったように思う。
出掛けはあまり寒くないと感じていたが、さすが外はとにかく寒いのだ。帽子と手袋をはいたが顔だけが冷たい。
市民像や氷の像の一部は未完成の所もあって、最後の仕上げに頑張っていた。外国の人達も数人で仕上げに追われていた。
気温が暖かいと溶けてくるので、 . . . 本文を読む
寝入りばなを襲われたのは熊のほうだった・・・。
冬眠中の熊を散弾銃で撃って仕留めたものの、熊を引き上げようと穴へ入り込んで、出られなくなった男性がいたというニュースをみて、何だか熊がかわいそうになった。若いツキノワグマだったらしい。
男性は穴で身動きがとれなくなって、同行させてた猟犬を抱いて一昼夜暖をとっていたという。
もし、しくじっていたらどうなっていただろう。穴から救助されてなかったらどうなっ . . . 本文を読む
派遣労働に従事している人や非正社員は、傍で言われるほど「不満を感じていないのではないか?」という見方もある。
もろもろの制限を受けないで働きたいという、働き方の多様性や選択のニーズがあることは間違いない。
派遣や非正社員には、仕事の内容や働く時間などを自由に選べるという利点がある。いやな職場にしがみついていなくても…ということも、それなりに評価されている面がある。
けれども、正社員になりたいと希望 . . . 本文を読む
「登録型派遣」や「日雇い派遣」の実情をきくと、派遣会社は一体何のために存在するのか? という疑問がわく。
「登録型」派遣というのは、派遣会社に仕事が持ち込まれたときだけ、その都度労働者と契約する形態だ。
だから「登録型」は仕事がなくなると契約が切れるので、働く者は途切れた空白期間は収入がなくなる。
労働者だけがリスクを負わなければならない、という決定的な欠陥がある。
これでは、派遣会社の存在意味は . . . 本文を読む
「オフサイドガールズ」という、イランの女の子を主役にした映画をジジと観てきた。面白かった。
イランではイスラム教の教えで、男性のスポーツを女性が観戦してはならない、という法律がある。他にも男女別学で、乗り物での同席禁止、結婚までは親しい会話さえも法律で禁じているようだ。
映画は、ワールドカップの出場権を争うサッカーを通して、熱狂的な何人かの女性ファンが起こす珍騒動だった。
実際にあった事件を題材に . . . 本文を読む