鉄ちんちんの気まぐれ紀行

今日も行く!走れ、汗と涙の撮り鉄ドキュメント!

特別トワイライトEXPーPart5山陽路で撮影

2015年12月28日 | JR山陽本線
2度目となる岡山方面へのプチ遠征に出掛けました。狙いは今回も山陰トワイライト。以前は熊山での俯瞰撮影でしたので、今回は定番の吉井川橋梁で狙います。激パを避けるため、現地には3時間前に到着。好みのアングルを狙うために早速くセッティングします。既に10名ほどの撮影者が陣取っていましたが、キャパが広いので並べば無制限の場所です。隣の方は、羽田空港から飛んで来たらしく、色んな話をしてくださいました。
天気は午前中は晴れ。トワイライト通過時刻は、午後1時30分頃になりますが、午後からは崩れるとの予報です。
関西では見れない列車が次々とやってきます。



やはり長編成の列車が絵になります。



「特急いなば」が超高速で駆け抜けます。



岡山地区ではイエローが目立ちます。

どれだけの列車を撮り続けたでしょうか、気がつくと80名から100名ほどのギャラリーです。本番を迎える直前となって、先ほどまでの快晴が嘘のように雲が広がり、思うように露出が得られないまでに暗くなってきました。全員のため息がこぼれます。トワイライトは、定刻通りやってきました。





天気はイマイチながらも手応えは十分。今回最大の目的だった吉井川橋梁でのトワイライトをものにすることができました。
撮影後は、前回同様、瀬戸での機関車交換の撮影へと急ぎますが、瀬戸駅前のパーキングが満車のため、次の撮影地へ先回りすることにします。日没時間を考慮すると、大多数の方は、伯備線は諦めて、瀬戸でのストレートを狙うのでしょう。しかし、ギリギリ撮影可能と思われる伯備線のお立ち台へと急ぎことにしました。再チャレンジの場所ですが、前回よりは時間的に露出も厳しいことでしょう。
超有名撮影地ですが、1番のりで到着しました。ここでも暫く列車を撮りながら画像の確認をします。何故かトワイライト通過時刻になっても数名の撮影者のみでした。





前回と違って陽は当たりませんが、のんびりと狙うことができました。

時間的に撮影の限界ですので、これで撤収します。
2日目の明日は、伯備線での「381系やくも」を狙います。おそらく2015年撮り納めになると思います。

「サロンカーなにわ」北陸路をゆく

2015年12月24日 | JR北陸本線
祝日、「サロンカーなにわ」が北陸を走りました。沿線各地では、大勢のファンが押しかけたようです。
列車は、午前中の内に大阪・大聖寺間を走行、夕刻から夜にかけて大阪に戻ります。天気は午前中が曇り。午後からは雨の予報です。狙いは午前中が勝負です。悩んだ末に、時間が読みやすいお馴染みの場所へと急ぎます。現地には1時間前に着きました。すでに一人のおじさんがおられ、挨拶を交わすとすぐに馴染んで、周辺で撮った画像を見せてくれたり、撮影でのプチ情報を教えてくれたりと、気さくに話してくださいました。自慢話も相手がおじさんだと親しみを感じます。相変わらずの特急街道で、「サンダーバード・しらさぎ」が頻繁に行き交います。



若干、車両が新しくなっています。

撮影者は3名となり、想定通りの時間に「サロンカーなにわ」がやってきました。



晴れていれば逆光となりますが、いい感じに列車を捕らえてくれました。しっとりとした感じがまた似合う撮影地です。

折り返し列車は、このあたりでは暗闇の走行となるため、日没の午後5時までに撮影できる場所を求めて北上していきます。

福井まで足を伸ばしてみたものの、お気に入りの場所が見つからず、誰もいない南今庄まで南下しました。
雨の中、列車を待ち続けるうちに辺りも真っ暗となり、寒さも限界に近づく頃、ようやく姿を現しました。







苦手とする夜の撮影となりましたが、改めて夜の走行を捕らえる難しさを思い知らされました。

撮影走行距離 510.8Km



特別トワイライトEXPーPart4下りをスマシオで撮影

2015年12月16日 | JR山陽本線
追い続けた381系も幕を閉じ、撮影意欲も途切れかけていたのですが、山陽トワイライトの撮影に出向く機会がありました。EF65が牽引していますが、本来のトワイライト色に塗り替えて運行されています。以前にも上り山陰トワイライトをスマシオで撮影しましたが、今回は下り列車を撮影します。通過時刻は11時10分頃。近場での撮影だけに時間にもゆとりがあります。現地には20分前に到着しました。今回は、脚立をセットし、手持ちでの撮影に挑みます。長編成貨物の桃太郎が、頻繁に目の前の上下線を通り抜けます。



11時10分。ファインダーを覗きながら列車を待ちます。その時、後方から列車の近づく気配がします。振り返ってみると、上りの桃太郎が近づいてきます。



まずい。被る? 長編成の桃太郎は、手前をゆっくりと通ります。長く感じましたが、何とかトワイライトがやって来る前に通過してくれました。改めてファインダーを覗くと、桃太郎はスピードダウンし、信号停止してしまいました。そこへ本来のトワイライト色をまとったEF65の姿が見えてきました。





被りはしたものの、トワイライトの姿をものにすることができました。もう少し手前で停止していたら最悪の状況でした。トワイライトの数分遅れも幸いしたようです。



下関に向けて静かに須磨海岸を遠ざかっていきました。今回はこれで撤収します。
日没時間を考えると撮影も限られてきますが、次回の機会には、もう少し遠方まで追いかけたいと思います。
撮影走行距離 154.6Km

最後の勇姿!きのくに線381系

2015年12月13日 | JR紀勢本線
「381系国鉄色」に続いて「381系くろしお」も幕を閉じる時がやってきました。定期運行終了以来、最後の紀勢線を走り抜けます。これで381系は伯備線の「特急やくも」を残すのみとなります。
列車は、往路に天王寺から新宮へ。復路は翌日、新宮から天王寺へ戻ります。今回の撮影は、駅撮りでHMをがっつりと狙うことにしました。主要駅での混雑を避けるため、10分間の停車時間のある那智駅をめざします。新宮着は16時20分。時間的にはゆとりがありますが、明日の午前中は仕事勤務のため、すぐに帰らなければなりません。山越えを続けること4時間で新宮入りしました。早速、三輪崎海岸で撮影をします。381系引退後は287系が新宮まで延伸しています。



新宮まで延伸した287系「くろしお」      

撮影後、早めに那智駅に移動します。ここでは283系との交換も見れます。ホームに上がるとド逆光のため、最後部車両のHMをメインに狙うようにします。しかし、2面ホームの位置がずれていて、停車シーンが撮れません。動きだしを狙うしかありません。撮影者は3名のみ。始発の天王寺駅では、大勢の撮影者で賑わったようです。阪和線ホームからの発車も、懐かしいシーンだったと思います。先頭のパノラマ車は、ド逆光の中、何とか撮影しました。





オーシャンアロー車の283系「くろしお」との交換



動き出すのを待って、後追いで狙います。HMは「ありがとう381系きのくに線」

これで本日の撮影は終了です。夜の峠道を再び戻り帰阪しました。1本の列車を撮るためのコストの低い弾丸移動だけに、贅沢な撮影となりました。

翌日は復路の撮影に挑みます。午前中の仕事を終えた頃、列車はまだ始発の新宮を発車する直前。撮影には充分余裕があります。それでも日没時間を考慮すると、和歌山以南に限られます。天気は今にも雨が降りそうな空模様ですので、海岸沿いでの撮影を諦め、岩代駅での駅撮りに決めます。近くの踏切が列車の接近を知らせてくれます。しばらく何本かの列車を見送ります。287系・289系「くろしお」が行き交います。





ようやく「くろしおカラー」の381系がやってきました。HMは昨日とは違ったデザインの「ありがとう381系きのくに線」。列車は振り子を作動させ、カーブを高速で走り去りました。そして、大勢のファンで賑わう天王寺へと帰っていきました。







この勇姿が「くろしお」最後のシーンとなりました。37年間の活躍は、世代交代も仕方ありません。思い出深い「くろしお」。お疲れさまでした。
撮影走行距離(2日間) 640.6Km


「ありがとう381系国鉄色」Part2

2015年12月02日 | JR山陰本線
最後の「381系国鉄色」の運行前夜、回送列車が向日町操に送り込まれてきました。この日も残業でしたが、就業後に急げば間に合いそうな場所を模索。山崎付近を撮影地に選び、猛スピードで高速を走らせました。おかげで何とか間に合い、寒い中急いでセッティングします。遠くに光るヘッドライトでは列車の区別がつきにくいので、とにかく撃ち続けます。長編成の貨物、681系サンダーバードを撮っては画像を確認します。やはり夜の走行シーンを捉えるのは困難です。冷え込む中、待つこと30分。ヘッドライトが近づくにつれ、はじめて確信します。381系送り込みが近づいてきました。HMは上手く映りませんが、懐かしい「あさしお」カラーでした。





翌日、本番の撮影地は、追っかけが可能なこと、アップでHMが撮れることを条件に考え、円山川橋梁からのスタートとしました。おおよそのリサーチはしたものの、明確な通過時刻を把握できていません。現地での同業者は3名ほど。挨拶を交わし、雑談をします。列車は約1時間近く待たなければいけないらしい。撮影直前の緊張感もなく、のんびりとセッティングできました。平和な撮影地です。ようやく20分前には大勢の人が集まってきました。

                                                                                           289系の通過後、しばらくして踏切の警報器と共に、遠くで381系のタイフォンが聞こえました。





陽は側面ですが、先頭のHM「あさしお」が、静かに近づいてきました。撮影後、全員が一気に移動します。和田山駅では撮影タイム(20分間)の停車のため、車に飛び乗り駅へ急ぎます。次の撮影地への先回り組と和田山駅での駅撮り組とに分かれます。和田山駅には車で5分ほど。駅では多くのファンが、思い思いの撮影を楽しみました。











玄武岩のキャラクターで有名?な玄さんも乗り込みます。

和田山で列車を見送り、追うように車で豊岡方面へと走らせます。狙いは、城崎温泉到着後の、豊岡への折り返し回送。先頭の1号車側のHMが「あさしお」のため、6号車側のHM「ありがとう381系」が昼間に撮れるのは、城崎・豊岡区間の折り返しでしかありません。しかし、途中で列車を追い抜いたらしく、城崎到着直前で撮影のチャンスが。急きょ玄武洞で駅撮りをすることにしました。



列車の通過を見送り、城崎には約10分ほどの停車で、回送として折り返してくるため、その場で待ち構えることにします。時間通りに、回送列車が反対方向からやってきました。通常、1番線が本線となるのですが、列車は2番線に回り込んできました。行き違いのため停車するようです。



列車は、待ち構えていた手前のホームに入り込んできてしまいましたが、目の前で停止し、ゆとりをもってアップで撮ることができました。



行き違い289系が通過していきました。最後の新・旧顔合わせシーンです。その後、豊岡へ向けて発車すると同時に、車で豊岡へ戻ります。381系車両は、豊岡構内に入るとしばしの休息です。夜、再び城崎温泉駅に送り込まれます。











国鉄時代のマークも懐かしいです。

381系の復路は、城崎温泉駅午後5時45分発。寒いホームでツァー客の待つ中、35分に入線してきました。













大阪から福知山線経由でやってきた381系は、再び京都に向けて出発し、遠ざかる風景をいつまでも見つめていました。前回の撮影は、夜の京都駅で待ち構えての撮影でしたが、今回は城崎温泉での出発を見送りました。これで、人生の中で最後の「381系国鉄色」の撮影も幕を閉じました。381系も、数日後の「ありがとう381系きのくに線」の運行後は、伯備線の「やくも」を残すのみとなります。「やくも」も国鉄色に戻していただき、有終の美を飾ってほしいものです。
(撮影走行距離 500.8Km)