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鉄ちんちんの気まぐれ紀行

今日も行く!走れ、汗と涙の撮り鉄ドキュメント!

記憶に残しておきたい撮影地の巻

2013年08月31日 | JR吾妻線
機会があって、たまたま訪れることとなったのですが、今回は近い将来消滅するであろう吾妻線(あがつません)と信越線の撮影に出向きました。吾妻線は川原湯温泉(かわらゆおんせん)周辺。信越線は長野~直江津区間。
撮影は川原湯温泉駅からのスタートです。このあたりは、政権交代により工事再開となった八ッ場ダム(やんばダム)が完成すれば、湖底に沈んでしまいます。



(ホームに立つと、丁度上野行185系「特急草津」がやってきました)



画面ではわかりづらいですが、ホームの後方には工事途中だった大きなダムの柱が立っていました。

一旦、駅の様子を確認し、ダム建設周辺での撮影をします。



「樽沢トンネル」は、日本一短いトンネルとして有名な撮影地です。ここは水没区域には入っていませんが、新線付け替えのため消滅してしまうようです。



たまたま見つけた撮影地。 湘南色の115系列車が中心のようです。国鉄車両の宝庫でもあるようです。



どこから撮影しても、見上げるとダム建設の大きな建造物が目立ちます。



185系が走るこの風景も、すべて水没してしまいます。





この高さまで水が埋まるようです。
八ッ場ダムの完成は、5年から10年はかかるでしょう。しかし、余計な建造物の無い風景は今のうちです。お早めの撮影をお勧めします。

せっかくですので、帰りに黒姫・妙高方面の撮影に立ち寄りました。
北陸新幹線開通に伴い、長野から直江津間は、JRから第3セクターに譲渡されるようで、JRの列車撮影は1年あまりしかありません。時間が経つにつれ、マニアも増えることでしょう。
天候の急変も仕方ありません。とにかく現地に向かいました。



ここは信州色が中心です。残念ながら何も見えませんが、本来バックには、雄大な黒姫山が美しい撮影地なんです。 信越本線 黒姫ーー古間





何年か前に「懐かしの白山号」の撮影でやってきた場所で、今回で2回目の訪問です。 あさま色の「妙高号」がやってきました。 信越大橋より撮影。

最後にどうしても行っておきたい場所は、二本木駅。
ここは、日本でも数少なくなった「スイッチバック」の駅。先程までどんよりとしていた空から、夕日が照らし始めました。



踏切の警報機が聞こえ、左手(直江津)方面から列車が登ってきました。トンネルで一旦停止し、バックでホームに進入してきます。運転手の移動はなく、車掌の誘導により、そのままバック移動してきました。



待機していると、今度は正面の山手(長野)方面から、列車が下ってきました。



ホームに進入し、ここで列車の交換をします。





先に来た列車は、今度はまっすぐに山手方面に登っていきました。その後、残された列車はバックのまま発車していき、一旦停止した後、左手へと下っていきました。



両方の列車の発車を見届けて撤収、帰阪しました。帰りの道中では、あちこちで高速道路と平行して、北陸新幹線の高架橋が見られました。糸魚川や黒部宇奈月温泉駅の工事もほとんど形ができあがっていました。これまで金沢周辺では、よく見かけていたのですが、信越方面でも仕上がった新幹線高架橋を見ると、いよいよ開業前である実感が出てきます。同時に寂しくもなります。予定では、27年春、金沢ー東京間が開通。富山ー東京が2時間7分、金沢ー東京が2時間30分。どれだけの人が利用するかはわかりませんが、どれだけの列車が引退となるか。残された撮影期間は、来年1年です。必ず黒姫山のリベンジにまた来たいと思います。











涼を求めて四国縦断の巻

2013年08月18日 | JR予讃線・土讃線
今回は土讃線の撮影がメインですが、機会があれば行ってみたいと思っていた予讃線の下灘にも強行出撃することにしました。過密スケジュールになるので、先々のことも考えて、現地にはフェリーを利用します。久々の船旅を味わった後は、愛媛県内では時間との勝負となります。松山から八幡浜方面へは、海側の予讃線と山側の内子線とがあり、優等列車はすべて内子線で一気に南下していきます。そのため松山以南の予讃線は、ローカル線に様変わりし列車本数も「2時間に1本」と極端に少なくなります。できるだけ早めに現地に向かうのが賢明なのです。
最初のポイントでは、ロケハンで苦労しながらも運が良く、暫くして列車がやってきてくれました。



予讃線 高野川ーー伊予上灘

次に向かったのは程近い下灘駅。青春18切符のポスターに使われた駅で、行ってみたかった駅の一つ。ポスターと同じ写真を撮りたかったのです。



 ポスターは、2001年冬用 「前略、僕は日本のどこかにいます」 でした。  予讃線 下灘駅



 ポスターは、2000年冬用 「思わず降りてしまう という経験をしたことがありますか」 でした。 予讃線 下灘駅

次は、ポスターと全く同じとはいえないのですが、ほとんど近づきました。実際の撮影地はもう少し登ったところだと思います。列車の通過時間が迫り、あわてて撮影。



 ポスターは、2005年夏用 「あの頃の青を探して」 でした。 予讃線 串ーー喜多灘

自由気ままに時間は有効に使います。メインの土讃線撮影のため、車を走らせます。
土讃線は、険しい四国山地を吉野川に沿って、振り子式「特急南風」「しまんと」が駆け抜けます。上下とも毎時1本の特急街道のため、被写体には恵まれます。



特急南風「あんぱんまん列車」が通過していきました。    土讃線 箸蔵ーー佃



吉野川で列車を待ちます。  土讃線 箸蔵ーー佃

いよいよ涼を求めて、吉野川下流を線路沿いに沿って走ります。有名な大歩危渓谷に向かいます。



 渓谷美が続きます。                  土讃線 三縄ーー祖谷口



 小歩危渓谷俯瞰撮影。                土讃線 阿波川口ーー小歩危



 大歩危渓谷も撮影スポットは点在します。     土讃線 小歩危ーー大歩危



 土讃線の大半がトンネルと鉄橋の連続です。   土讃線 小歩危ーー大歩危



 渓谷を抜けると棚田が広がります。美しい農村風景に、列車がとけ込みます。 土讃線 豊永ーー大田口



 穴内川の渓谷に沿ったS字カーブを列車が走ります。上から見下ろすと、振り子の見せ所であることがよくわかります。 土讃線 土佐穴内ーー大杉

土讃線もクライマックスを迎え、最後の有名撮影地で終了です。



 土讃線 安和ーー土佐新荘

いかがでしたか、久しぶりに時間をとって撮影に集中した行程をくみましたが、おかげで手応えのある撮影ができたと自負しております。何より行ってみたかった「下灘駅」。
行ってみれば何もないところで、時間をもて遊ぶと言われそうなのですが、ポスターに憧れた風景に出会って見たくなるものなのです。


 
  







富山は国鉄型の宝庫PART2の巻

2013年08月06日 | JR北陸本線
前回の続きです。前回の撮影地(富山以西)から少し足を伸ばし、やってきたのは市振の俯瞰撮影地。前回の山手から海の見える場所へ移動です。ここで国鉄型を待つことにします。



早速、普通列車がやってきました。天候は今一ですが、日本海らしい撮影地です。



続いてやってきたのは「特急はくたか」。 すべての車両が入りませんでした。



若い頃、初めて友人と行った北陸旅行でお世話になりました。当時は急行列車でした。



アングルを変えてみました。



やってきました「特急北越」。新潟色が風景によく合います。



新鋭「特急北越」。  市振駅にて



親不知で食事を取り、青海近くで撮影。何度見ても嬉しくなる車両です。



「特急北越」。バックは海なのですが、霞んでしまったのが残念です。



いかがですか、北陸地方は、681「サンダーバード」「はくたか」を除いて、国鉄型の宝庫なんです。懐かしいですよ。
最後に再び「485特急北越」を見送って撤収します。




富山は国鉄型の宝庫の巻

2013年08月02日 | JR北陸本線
長引いた夏風邪も良くなり、何となく撮影場所に選んだのが富山。富山は国鉄型の宝庫であり、普通列車から特等列車まで懐かしい車両が現役でがんばっている。その中でいつも対象にするのが、「485系北越」。キリがなく個人的にはいくらでも撮り続けたい列車である。
今回も早朝から狙うことにし、現地には始発前に到着。カメラのセッテイングを始める。すると突然、静寂の中で踏切の音が鳴り出す。



まだ薄暗い中、始発の「特急はくたか」が静かに向かってきた。



しばらくすると再び列車が。時刻表にはない「サンダーバード」。実は富山からの始発に備えての回送車。



EF81の貨物がやって来ました。しかもローズピンク。私にとっては、今は無き「特急日本海」牽引以来の対面です。



485「特急北越」がやって来ました。やはり新潟色。国鉄色でないのは残念ですが、485の魅力は健在です。

ここで撤収。次の撮影地に向かいます。



「特急はくたか」をアップで撮る。



後追いですが、485「特急北越」が来ました。新潟色でした。



前方からも485「特急北越」がやって来ました。

ここで再び高速を使って、北陸本線から高山本線の撮影地まで大移動します。せっかくなので五箇山の藁葺きの家も見ておきたかったのですが、時間がありません。
国鉄色のため、時間との勝負です。



途中で妥協した場所での撮影となりました。



後追いです。2両目はJR東海色で残念。



通り過ぎたあと、すぐに追いかけました。終着駅の猪谷駅で折り返すまで、長い停車時間があります。



折り返すまでの時間、次の撮影地のロケハンをします。進行方向が変わると、東海色が先頭になるが、仕方がありません。



これで撤収とします。今回は撮影地的にあまり手応えも感じられませんでしたが、車両メインの写真、編成写真向きかもしれません。