鉄ちんちんの気まぐれ紀行

今日も行く!走れ、汗と涙の撮り鉄ドキュメント!

注目の国鉄色特急を求めてPART2の巻

2012年09月30日 | JR福知山線
先日、「こうのとり」を中心とした但馬地区特急の撮り鉄活動を紹介したばかりなのですが、どうしても国鉄色特急同士の顔あわせが見たくて、衝動的に福知山駅に直行してしまいました。実は当日まで出撃するかどうか迷っていたため、朝目覚めたのは7時30分頃と寝坊。何となくぼんやりとしながらも、時刻をチェックすると、列車が並ぶのは、たしか上りの2番のりばと下りの3番のりば。10時45分発「はしだて1号」と10時48分発「こうのとり12号」に注目。以降は新型287系とのコラボになる。チャンスは1度きりのようである。今から飛ばせばギリギリ間に合うかもしれないと、気がつけば家を飛び出していた。おかげで福知山に着いたのは、10時20分頃で、ちょうど列車の到着する前で間に合った。



まずは、特急「はしだて2号」がタンゴディスカバリー車両で1番のりばに入線。



183系特急「こうのとり12号」が2番のりばに入線。



続いて183系特急「はしだて1号」も3番のりばに入線。こちらは貫通型。停止位置が若干ずれるため、横並びの時点でシャッターを押す。緊張が高ぶる一瞬である。



予定通り、貴重なシーンが実現。183系国鉄色同士が並んだ。



4番のりばに下り特急「こうのとり3号」が入線し、ホームを挟んでトリオとなる。1日のうち、この時間だけの1シーン。

わずか10分弱の劇的シーンとはいえ、時間をかけてでもやって来る価値はあります。
それぞれの列車が、目的地に向けて走り去ったのを見届け、ホームを後にしました。その後、月見バーガーを食べ、恒例の入浴。丹波の名湯「福知山温泉」に立ち寄り、それでも午後1時過ぎ。車を少しづつ大阪に向けながら、途中で谷川駅に寄ってみました。



谷川駅にて    新鋭287系特急「こうのとり16号」が到着。



谷川駅にて

最後に前回も撮影した有名撮影地を再び訪れて帰阪しました。






北近畿地区の特急群に再注目の巻

2012年09月26日 | JR福知山線
紀勢本線の新型287系同様、北近畿地区の新型287系電車の増備により、ついに終焉が迫った国鉄型特急車両が今注目を浴びている。特急「こうのとり」「きのさき」「はしだて」で、183系と紀勢線の特急「くろしお」から転属してきた381系が、国鉄色スタイルで最後の活躍を続けている。時刻表に「新型車両で運転」と表示しているのが287系で、無表示が183系、もしくは381系ということになる。ほぼ半数が新型列車への置き換えが進んだようで、まずは応援の381系の増備により183系から撤退すると思われるが、撮影するなら早急に訪れておくことをおすすめします。



381系特急こうのとり6号                         丹波大山ーー下滝

福知山線では定番の撮影地です。昨年の夏あたりで一気に新型287系に置き換えかと思われたが、紀勢線の「くろしお」との置き換えが同時進行で始まったため、「くろしお」で活躍していた381系が国鉄色で生き延びた。



381系特急こうのとり11号                        丹波大山ーー下滝



183系特急こうのとり14号  谷川駅より少し北側の有名カーブより撮影。ファインダーをのぞきながら迫り来る列車は、迫力満点。カッコイイ。



381系特急きのさき3号   山陰線上夜久野駅付近の有名カーブより撮影。仕方なく逆光での撮影。全く光が当たっていません。



183系特急こうのとり14号  城崎温泉駅付近。 円山川が穏やかな日でした。



福知山駅にて。 山陰線・福知山線・北近畿丹後鉄道の合流地点の福知山では、列車同士の顔合わせも見られる。
写真は、新型287系特急「こうのとり」と381系特急「はしだて」。時間帯によっては、国鉄色特急のコラボも見られる。



福知山駅にて。 ホームを挟んでの国鉄色同士の顔合わせ。列車同士並んだ顔合わせがみたかったが、これでも貴重な1枚。 
写真は、381系特急「はしだて」(左)と183系特急「こうのとり」(右)。こうのとりの女性運転士がカッコ良かった。



篠山口駅にて。 夕暮れ迫るホームに入線する、381系特急「こうのとり22号」新大阪行

いかがでしたか。北近畿地方も新型車両の置き換えが順次進んでいますが、国鉄型特急(国鉄色)の宝庫でもあります。しかし繰り返しますが、
そう長くもありません。381系はこの秋で撤退の噂も出ています。最後に乗っておきたい列車でもあります。
撮影に際しては事故などを起こさぬよう、またマナーを守って臨んでほしいものです。













この夏、最後は国鉄色の巻

2012年09月05日 | JR高山本線
国鉄時代からの生き残り車両も貴重な存在となったが、ましてや国鉄色となると全国的にも消滅に等しいのが実態である。しかし、めまぐるしく新型車両への導入が実施され、今やオリジナルカラー(地域色)が日常にとけ込む中で、昨年から国鉄色に戻され、注目を集めている路線の一つに高山本線がある。キハ48・キハ40のお馴染み赤とクリームのツートンカラー。高山本線では、元々ツートンカラーで運用されていた車両という訳ではないが、全国的に親しまれたカラーだけに懐かしさが込み上げてくる。塗装の復活は4両のみで、JR東海の美濃太田車両区所属のため、主に高山本線の南部を中心に活躍している。本来、その日の運用はわからず、撮影に出かけても「運が良ければ出会えるかも」といった調子のはずが、毎日、前日のうちに運用を予測してくれる親切なサイトがある。親切な方がいて、便利な世の中になった。早朝からの撮影にも対応できるように、深夜の出発準備にかかる。一日の列車運行の終わりを見計らった午後11時半頃、サイトで明日の運行をチェックする。上下線合わせても日中の撮影可能な列車は2本。しかも予想通り早めの時間帯である。列車の運行時間を睨みながら、最初のポイントを白川口の先にある鉄橋に決める。今回は片道3時間半。多少の余裕がある。ETCの深夜割引を使って、美濃加茂ICに向けできるだけ名神を東へと走らせる。思いのほか早めに現地近くの道の駅に到着。ここで仮眠をとるつもりでいたのだが、予定を変更して白川口駅に向かうことにした。実は、撮影の対象にしていなかったのだが、白川口から岐阜へ折り返しの始発列車に間にあいそうなので駅撮りを試みる。勿論、国鉄色であることが予想されているためである。



国鉄色と東海色の2連。早朝にも関わらず、数名の学生が乗り込んだ。                 白川口駅にて

道の駅に戻り、休息をとる。予定の第一ポイントまでは10分ほどの距離。列車の通過時間は6時半頃。あと1時間はある。ここで一つの不安がよぎる。今度の列車は、下呂方面行きの下り列車で後追い撮影となる。そのため、もし先ほどの列車のように東海色との混合であれば、後の2両目が国鉄色であることを願わずにはいられない。
スタンバイして待っていると、列車の響きが聞こえてきた。キター! 列車に目をやると、ヤッター! 東海色の白い車体が目に入る。ということは、国鉄色は後よりの2両目。今回の撮影はついている。



気動車は、静かに鉄橋を渡って行った。                                    白川口ー下油井

列車を見送ると同時に移動を始める。ここまではドライブ気分であったが、これからは戦闘態勢に入る。次の撮影場所までの先回りである。途中、「特急ワイドビューひだ」との交換のため、6分ほどの停車駅がある。何回か訪れているために土地勘がある。急げばギリギリ間に合う。



穏やかな日は、美しい水鏡となるのですが、~                              焼石ー飛騨金山

2カ所を回って、追っかけはムリだろう。今日の国鉄色は予定終了となる。せっかくなのでしばらく他の列車撮影で時間を費やした。



野原城址からの俯瞰撮影~国鉄色なら、より美しい風景になったと思うのですが。           白川口ー下油井

二日目の国鉄色の運用は、昨日とほぼ同じ時間帯のようであるが、どうしても行きたかったポイントでの撮影は、ムリをせず今回はお預け。撮影可能の列車は1本だろうか。しかも走行区間が短い。撮影場所を探しにロケハンの必要がある。まずは終着駅となる飛騨古川へ先回りをする。そこから走行中の列車に向かって、気にいった場所を探しながら車を走らせる。しかし、住宅地を避けると田んぼばかりで今一つ。場所を決める間もなく、列車がやって来た。



短距離らしく単行でやってきた。                                        飛騨古川ー飛騨国府

2日目はこれで撤収。秋の紅葉の季節に、別のポイントを中心に再度訪れることを誓って、国道41号をひたすら南下していく。途中、高山駅で国鉄色気動車の休息を見届けてテンションが上がる。



駅の裏手の駐車場では、列車を独り占めにして撮影ができた。                      高山にて

再び国道41号を南下。衝動的に美濃太田駅での撮影を試みて、帰阪することとした。











                                                       

いかがでしたか? やっぱり国鉄色は風景にとけ込みますねえ。高山本線は、また秋にチャレンジしたいと思います。当面、国鉄色を追っていきますのでよろしくお願いします。次回は、寿命の短い国鉄色の「特急こうのとり」にチャレンジします。