鉄ちんちんの気まぐれ紀行

今日も行く!走れ、汗と涙の撮り鉄ドキュメント!

381系「くろしお」最後の活躍!Part2

2015年10月14日 | JR紀勢本線
撮影先で雨天に見舞われますとテンションも下がりますが、時には思いがけない表情の被写体を見せてくれることがあります。しかし、それは偶然でしかありません。やはり紀勢線は青い空、青い海が似合います。久しぶりに晴天に恵まれ、前回のリベンジで再び南紀方面に。秒読みとなった381系を定番の撮影地から確実に狙うことにします。





前回のこの撮影地は、薄い雲が広がり、空も海も白く霞んでいました。再チャレンジの今回は、綺麗な穏やかな風景を見せてくれました。



ここも定番ですが、最近は時間的に縁がなく、後追い撮影が続いていましたので、確実に収めたかった1枚です。下り列車に合わせてのチャレンジとなりました。



海岸線に沿って走るイメージがありますが、案外駅撮りで、海を間近に見れるのは少ないものです。





283系「オーシャンアロー」から改名された「くろしお」です。登場当時は、紀勢線に最も似合うオーシャン色として話題を呼びましたが、381系引退後は、紀勢線の注目列車となるのでしょう。



以前は、国道とオーバークロスする地点から撮影できたのですが、周りの木々が伸びたため撮影困難に。草木の覆い茂る歩行困難な小道を下り、若干開けた地点から撮影します。紀勢線らしい枯木灘の風景が見れますが、足場までの間、不法投棄のゴミが散乱しています。おまけに蚊が苦手な方は避けた方がいいでしょう。





日没1時間前、キラリを狙える最初の撮影地に戻ります。いいタイミングで381系がやってきてくれます。想定通りに光ってくれました。もう少し遅い時期には、赤く幻想的な風景に仕上がるのでしょうが、その頃はもう381系も引退しているのでしょうか。



最後に、日没寸前まで待ちたかったのですが、期待していた夕日は、水平線上の厚い雲の中へと消えてしまったので諦めます。しかし、空は茜色に染まってくれました。








381系「くろしお」最後の活躍!Part1

2015年10月06日 | JR紀勢本線
特急くろしお号は初めて憧れた列車でした。381系の引退は感慨深いものがあり、時代の流れを感じさせます。時間があれば最後の活躍シーンの撮影に繰り返し出向きたくなります。



昔から知られている有名撮影地。通いなれた紀勢本線ですが、この場所は長い間来ることはありませんでした。381系のカウントダウンが近づき思い立った撮影地です。この日は天候に恵まれ、朝の風が心地よいです。ほかの撮影者もなし。青い海の波音だけが迎えてくれました。時間の止まった風景に381系が静かに通りすぎます。



この場所での走行シーンもあと僅か。好きではなかったパノラマ車も、引退となれば寂しくさせます。海と車体のカラーがよく似合います。朝の海岸を散歩する方が見られるのも、いいアクセントとなった1枚になりました。



ゆっくりと時間をかけて通り過ぎていきました。歴史ある風景も381系の引退によって新たな時代を迎えます。



送り込みの回送。雲が多くなるだけでリベンジしたくなる撮影地です。この場所も二人の親子が撮影しているのみでした。多数の鉄道ファンは、今話題のトワイライトか丹波の国鉄色に流れているのでしょうか。「トワイライト」ファンは、全国から集まるようですから。



列車を引きつけ、霞んだ空を入れないようにしました。海の青さだけは輝いていました。



紀勢本線は海岸沿いを走るため、河口に流れ込む河川の鉄橋が点在します。



枯木灘は紀勢線らしい車窓の見所です。







白浜での撮影です。増結車との並びを見ることができました。白浜駅での増結9連は収まりきれませんでした。沿線で撮りたかったと後悔します。



周辺の木々が少しづつ伸びてきていますが、やはり梅の季節がスッキリしていいですね。

日中は天候に恵まれたものの、雲行きも怪しくなり、夜には雨となりました。明け方までの本降りが、2日目の撮影スタート時には、何とか雨も上がってくれました。紀勢線は、青い空と海が似合いますが、天候が悪い日には、また違った風景を見せてくれます。







幼少の頃、初めて乗った国鉄特急が「くろしお号」。当時はキハ82でした。その時の感動は一生忘れないでしょう。
初めての特急乗車で初めての食堂車経験。初めて飲んだコーンスープもこの時でした。優越感がありました。
思い出深い「くろしお号」ですが、キハ82引退の電化当時よりも、381系引退がより寂しく感じます。長い年数を頑張り抜いた証なのでしょう。
次回の撮影予定も、違った「くおしお号」のシーンを考えています。

特別トワイライトEXPプチ遠征

2015年10月01日 | JR山陽本線
今3月までの限定で、各旅行会社のツアー企画の特別トワイライトEXPが注目を集めています。定期時代にはあり得ない山陽路・山陰路を走行するシーンは、やはり記録に残しておきたいものです。



大阪駅で発車を待つ山陰トワイライト。(今回のプチ遠征とは別の日に撮影)

これまで山陽路は撮影する機会がなく、土地勘が全くありませんので、有名撮影地に目星をつけます。多数の撮影者で混雑することが想定されますので、駐車確保のため、早めに現地に向かうことにします。深夜のうちに山陽道を西へと走らせ、思ったよりも早くつきました。時刻は6時半。あたりは真っ白な霧で何も見えません。本当に目的地に着いたのかどうかも不安でしたが、すでに撮影者の方が2名ほど。車を止め、足場の悪い高台へと登ります。そんなに高くもないのですが、足下が滑ります。撮影場所を確保したものの、真っ白な中を貨物列車の音だけが聞こえるのみです。本命のトワイライト通過時間は昼の2時頃。これから待つこと7時間半ほど。ただ滑らないようにと立ちつくすだけでした。しかし、時間がたつにつれ視界が開けてきました。白いもやが光とともに消えていきます。見晴らしの良い風景が広がってきました。登ってきた甲斐がありました。目の前の風景が、トワイライトを待ち続ける決心にさせてくれました。時間までやってくる列車を撮り続けます。気がつけば撮影者も昼前頃には大盛況ぶりです。







貨物列車と115系列車が主流の様です。頻繁に通ります。

待つこと7時間半。いよいよ本命の通過時刻です。寸前に反対の上り貨物がやってきました。同時に遠くからトワイライトの姿が。被る?ハラハラドキドキしながらファインダーを覗きます。





トワイライトがゆっくりと近づいてきました。幸いにも肝心な所で被りは免れました。会心のワンショットが撮れました。

撮影後、多数の人達は次の撮影地へと急ぐようです。ビビリの私は一番最後に下山します。私は急ぐ人達を横目に瀬戸駅に向かいます。山陰線に備えて機関車の交換があります。1時間ほどの停車時間がありますので、急ぐ必要がありません。





EF65からDD51の交換作業を見守ります。

この長時間の停車を利用して、次の撮影地に先回りします。多数の人達は瀬戸駅から西方向の有名直線区間で混雑し、パトカーも出動する状況だそうです。私は、この場所は諦めて、伯備線に先回りします。伯備線は山間部に入るため、夏場と違い撮影時間も限られます。到着してみれば、やはりここも大盛況です。1枚目の撮影地で見かけた方々も多数おられます。



ほぼ全滅となりましたが、湘南色も健在です。



伯備線といえば「ロクヨン」ですね。



キター!重連の「トワイライト」ゲットしました。

このまま追いかけて伯備線を北上します。あたりは暗闇に包まれてきました。撮影の限界も近いようです。









井倉駅で長時間の停車となるため、夜の停車シーンを撮影したのち本日終了です。
一部の人達は、このまま深夜を走り抜けて夜明けからの山陰線での撮影に試みるようです。私は帰れなくなるので、ここで諦めます。
夜の井倉駅から倉敷に戻り一泊した後、せっかくですのでチェックしておいた撮影地に立ち寄ります。



山陽本線の優等列車は、「特急スーパーいなば」のみですが、貴重な車両が健在です。湘南色がやってきました。後追いなのが残念ですが。



神社の境内からの俯瞰撮影ですが、体力のない私にとっては、ここもきつい階段を登りました。



日も暮れ始めてきたので、このワンショットで撤収です。これからの季節は日も短くなるので、トワイライトの撮影も限られますが、また機会を作ってチャレンジしたいと思います。次回はカウントダウンとなりました「381系くろしお」に注目していくことを想いながら、山陽路を後にしました。