実家を出てすぐの最寄りの駅では、複数の人々が列車の到着を待っていました。この若者たちはどこへ行くのだろうか・・・
地元駅で列車を待つ若者たちをみていると、あの頃でしか感じることのできない昔の自分を思い出します。
偶然クラスメイトの女の子とホームで一緒になり、恥ずかしさのあまり緊張しながら列車を待ったこと。初めての一人旅もこの駅がスタートで一生忘れることはない。
毎時1本の本数は昔から変わらない。
後ろの大木も昔も今も変わらない。
変わったのは列車だけです。
利便性の面で、利用客の多くが近鉄に流れ、ローカル線の趣が強いのも昔から変わりません。
昔から神が宿ると呼ばれる三輪山を背に列車は走ります。
万葉集に多く詠まれた名所・旧跡が点在する万葉まほろば線。三輪山は、不思議体験をする登山者が多いと言われるほど強力なパワースポット。
少年時代は、見向きもしなかった地元ローカル線ですが、長い年月を経て、万葉まほろば線の魅力を感じるようになりました。