ニセコ高原風だより

ニセコ高原のアコーディオン弾きがお送りする季節のおしらせ。

恵まれた環境に居を構え!

2009-12-06 06:30:07 | Weblog
嵐嵐


昨夜は、酷い暴風雨だった、屋根のトタンが剥がれたんじゃないか?
と、思わせる程の雨・風・の強さだった。
山の上の方は、雪になっていたようだけど、
朝、真っ白だったグランドの雪がすっかり消えていた

また、一からやり直し。
なんだか、怪しげな(変な・・)スキーシーズンの幕開けとなった。
昨日は、あれこれ生徒さんの、顔を思い浮かべて、レッスンの仕込みをした。

夜になって、協力依頼していた、東京のN氏から連絡が入り、
電話とメールでやり取りが始まった。
録音が終了したら、DATの機器そのものを、N氏に送ることにした。
デジタルのOUT PUTも後ろに付いているので、仕事が速いと思う。
DATは、まだ残っているけど・・・・・。
近い将来、過去の遺物になるのかと?と思われる。

こちらの意向を伝えて、サンプル的な音源を送ってもらう、
それをヘッドフォンで聴いたりして、話を進めて行く。
そのような作業が、数千キロの距離を介しても瞬時に進められて行く・・・。
情報の伝達は、確かに、速くなった。
それらの流れに竿さす訳じゃないけど、そんな潮流とは異なる
片田舎の沼で、奏でられる音楽もあるかも知れない。

私自身は、季節感、風の音、空気の質感まではっきり
感じられる、非常に恵まれた環境に居(廃校になった木造のボロ校舎)を構え
音楽活動をしている、季節によって、アコーディオンの音色・響きは変わり、
夏の夜中は、アコーディオンの音に負けじと、虫達の鳴き声がうるさい・・・。
雨が降れば、体育館のトタン屋根を打つ雨音がうるさく、早朝、
鳥たちの目覚めの合唱もやかましい、そんな環境になんの違和感も無く
アコーディオンの響きが溶け込めるとしたら、
それはそれで(そんな音楽も・また)良いと自分を激励することにしている。
アコーディオンという楽器も、
ニセコの同じ空気を呼吸して歌っているのだから・・・・。

以前、ローマのK氏から、「ニセコの、ごっつうええ空気が音を助けている」
という言葉をいただいたことがある、日常生活の中で恵まれた環境とかは
どうしても忘れがちになる、日々、パソコンのキーボードに向って叩くのも
忘れないための、確認作業かも知れない。本当に代わり映えのしない、
雪だ、雨だ、雷だ、のレポートだけれど。

そろそろ、札幌に向って走り出す、中山峠の頂上付近が心配・・・。