雲の多い1日だった。
早朝からニセコに走って、ニセコ・コールブーケ10周年記念コンサートのリハーサル・会場準備・その他
打ち合わせ、と続いた、先日、北海道新聞倶知安支局にお願いに行った件は、今日,立派な記事として掲載して頂いた。
ささやかなコンサートだったけど、それぞれのメンバーが役割分担し、役員の方々はハッチャキになって、
心のこもったコンサートになった、
10年なんとか続けてこられたことに、私のような力量不足の指導者で、
皆さん良く頑張ってこられたと、しみじみ思ったし、会場に足を運んで下さった皆様に
感謝の気持ちで一杯になった。
16:00時頃、全てが終わって、久しぶりに希望の星 へ立ち寄った,奴(やっこ)ちゃんは、すこし痩せたように見えたけど、
薄暗がりの中で,元気そうだった、いろんな情報を交換し合って、曇りで早々と日が落ちてしまったニセコを後にした、
・・・・そう・・・・そこまでは・・・普通だった。
中山峠の喜茂別側からの上り、最後の曲がったトンネル内で「こと」は起きた、土曜日の夕暮れ過ぎ,交通量は多かった、
車列の私の前を走っていた大きなユニーク付きのトラックが・・・なんとトンネル内で、停車した。
渋滞してるのだ・・・と思った、
しばらくしても動く気配はなかった、
反対車線は普通に流れていた、
あんまり長いので・・・これはトンネル出口付近で事故でもあったのか・・・・? と思うようになった、
やや,しばらくして、前のトラックがハザードランプを点灯しはじめた、
・・・やっぱり事故なんだ、前方は何にも見えない、
本当にしばらくして、(後ろには長蛇の列が続いていた)トラックの運転手が携帯電話片手に降りて来た、
『ガス欠・・・だ』
信じられないことを宣(のたま)った。
「おおおっおっちゃん,ガス欠って、トンネルの中やで!!」
しかも、悪い事に、丁度トンネル前後が長期間の工事中で、トンネル内の中央線には、
延々と仮設のガードレールが2列で設けられていた、
反対車線にも出れないし、前のトラックをかわす余地は無かった、
暗闇の中に後続のドライバーがぞろぞろ様子を見に来た。
雪隠(せっちん)詰めになった。
そうこうするうちに、ドライバー達が仮設のガードレールを,持ち上げて倒しはじめた、
二人掛かりで持てば、なんとか引っこ抜けた、ガードレールを受けている、コンクリートの塊もなんとか動く事がわかった、
乗用車くらいは、かわせる隙間ができた、でも後続の大型車は無理だろうと思われた、それでなくても
夕闇が過ぎたトンネル内は暗くて危険だった、
大型のトラックがトンネル内で「ガス・欠」・・・はじめての経験だった、
世の中、何があるか分からない。
小金湯の松の湯に・ポチャン・・・・
露天風呂の前が深い沢になっていて、その向こう岸は40~50mの断崖絶壁がそそり立っている、
季節の良い頃には、そのはるか上空を鷹が獲物を狙ってゆっくり旋回している景色が見える、
今日は,暗くて沢を流れる水音と、断崖の影しか見えなかった。
空気は冷んやりして、気持ちよかった。
ニセコ・コールブーケの皆様、本当にお疲れさまでした。
昨夜のラジオ深夜便「明日への言葉」は旭山動物園園長さん、講演会の模様を放送されていた、
旭山動物園が変わって行く、過程の苦労話も聞いた、
昔,ひょうたん型の池で泳いでいたアザラシを幼稚園の園児達が飽きずに(おもしろくて)見ていたのに、
しびれを切らした、引率の先生が
「これはラッコじゃなくって『ただの』アザラシですよ!!さぁ、次のOOOを見に行きましょう」・・と「しょっちゅう」聞かされるので、
園長さんは(その頃は園長さんではなかった)
「何が『ただの』アザラシなんですか?その『ただの』を説明して下さいよ!!・・と(くやしくて)先生に言い寄った・・・と
話されていた、アザラシがどんなに素晴らしい生き物か分かってもらえない悔しさ、
子どもたちは,正直に(おもしろくて)ず~~っと眺めている・・・・
そんな話がとても印象的だった、
私達が、私が、中で働く人々の「意識」が変わらなければ、「何にも」変えられなかったし、
それはそれは、大変な作業だった・・・・と
家庭、小さなグループ、職場、小さな街、市、県、府、都、地方、国・・・・星・・・・
同じだ。