30年くらい前は、真っ黒いLPレコードをタンテーブルにのっけて、おもむろに、真剣な眼差しで、レコード針を落したものでした。このターンテーブルは正確に回るしほとんどモーターは気にならないとか、この針はとか蘊蓄をたれながら、音楽そのものよりオーデイオシステムの性能ばかりが気になるという時代もありました。犬じゃあるまいし、そんなに優れた耳を持たない私は、もっぱらユーミンとか ジャニスイアンとかフィービースノウとかをそれこそ盤の溝が怪しくなる迄、朝から晩迄、結構大きな音で聞いていました。音楽はある程度大きな音で聞かないと、ほとんど聞かないのと同じと言うか、聞き漏らしてることの方が多いと思いました。
当時の京都には、まだジャズ喫茶みたいなものがあって、薄暗くて、タバコの煙りで前も良く見えないような最悪な環境の中でも、アルテックとかジェービーエルといった、阿呆みたいにでかいスピーカーに頭を突っ込んで、ありがたがってレコードを聞いていた、そんな時代の名残りがありました。ぼそぼそ隣と話そうものなら、『静にしろ』というメモ書きが回って来ました。
ドームに何万人も集めて、海っぺりの空き地に何十万人も集めて行われる、コンサート?とは縁も所縁もない時代だったかも知れません。
さて、今では、そもそもレコードに針を落すということは、ほとんどありません、そういう装置はまだ、内には健在していますし、先日、町の方から、レコード付きの今で言う、オールインワンのまるで家具のようなステレオ装置をいただいたりして来たものですから、一度、じっくりレコードコンサートでもしようかと、考えています。皆、好きなアルバムを、2枚限定で持ち寄り、ラックスの真空管アンプで心行く迄聞くという、企画物を考えています、もちろん、『戦友』『月月火水木金金』からオスカーピーターソン、ウエスモンゴメリー、キャンディーズ、井上陽水『氷の世界』(父の湯飲み茶わんは欠けている)まで、何でも有りで、やりましょう。
当時の京都には、まだジャズ喫茶みたいなものがあって、薄暗くて、タバコの煙りで前も良く見えないような最悪な環境の中でも、アルテックとかジェービーエルといった、阿呆みたいにでかいスピーカーに頭を突っ込んで、ありがたがってレコードを聞いていた、そんな時代の名残りがありました。ぼそぼそ隣と話そうものなら、『静にしろ』というメモ書きが回って来ました。
ドームに何万人も集めて、海っぺりの空き地に何十万人も集めて行われる、コンサート?とは縁も所縁もない時代だったかも知れません。
さて、今では、そもそもレコードに針を落すということは、ほとんどありません、そういう装置はまだ、内には健在していますし、先日、町の方から、レコード付きの今で言う、オールインワンのまるで家具のようなステレオ装置をいただいたりして来たものですから、一度、じっくりレコードコンサートでもしようかと、考えています。皆、好きなアルバムを、2枚限定で持ち寄り、ラックスの真空管アンプで心行く迄聞くという、企画物を考えています、もちろん、『戦友』『月月火水木金金』からオスカーピーターソン、ウエスモンゴメリー、キャンディーズ、井上陽水『氷の世界』(父の湯飲み茶わんは欠けている)まで、何でも有りで、やりましょう。