雲が抜けて、さわやかな外気になったと思ったのも束の間、
また,厚い雲に覆われ、水蒸気が空中に閉じ込められた
状態になった。
朝一で,ブログを完成させ、『投稿』ボタンを押したけど、
サーバーがメンテナンス中で、投稿された内容は全て胡散霧散した。
編集画面がジャンプすれば全て失われてしまう仕組み。
何度も,涙したけど、懲りずにまた書き始める。
朝の内容はすっかり忘れてしまったので・・・・・。
YHにはミニバンが一台しか無いので、私が毎日曜日札幌に出かけている
時、用事があって出かけているとき、JR・バスを利用されるお客様を
お受け出来ない。駅やバス停の送迎無しでは,今のお客様はもちろん
このような辺鄙な所にわざわざ泊まろうとは思われないので、
コチラからお断りすることになる。
宿泊業に携わる方達は、きっと,何度も考えられたことがある!!
簡単に,単純に,送迎,駅までの送迎,スキー場までの送迎・・と
思われるかもしれないが・・・駅前旅館への憧れ・・・・
私も,駅前旅館に大いに憧れを抱く。
殆ど,一日中、拘束される事となるので、送迎用に誰か人員を
配置しなければならない、昔は私達も送迎用の人員を何人も
抱えた時期があった。今は,二人で出来る範囲で細々と
やらせていただいているので、無理な時はお断りしている。
最初から送迎を考えなければ、それは・それで・お客様が選択されるので
問題は無い。
それでも、送迎車が出払っていて、駅からタクシーをお願いした
お客様に、思いっきり「送迎も無いのに、こんなところに泊まる
訳無いだろう!タクシー代金を払え!!」と叱られたことがあった。
忘れられない。
これは愚痴でもなんでもなく、現実だ。私達は現実として受け止めている。
もし、この次、宿泊業をする事があれば、駅前旅館以外考えない。
殆どの辺鄙な場所で宿をしている人は、同じ意見だと想像する。
もう随分前から、旅の性質が変わったのだ。
私達は、「わざわざ」辺鄙な宿に、一日かかっても歩いた。
「わざわざ」遠く離れた、南海の小島に三日三晩船底に揺られて
憧れを持って移動したゲロゲロしながら・・・・。
何も保証されてはいなかったけど、誰も文句は言わなかった。
給水制限が日増しに厳しくなる小島で、毎日歩いて過ごした。
設備がどうの、高いの安いの、安全がどうの、そんなもんは
行ってみなきゃ、なにもわからなかった、でも、いい奴が多かった。
そんな奴らは、今、みんな60を越えたか、60に近づいた。
大雑把に言ってしまえば、社会にある種「ゆとり」というか「幅」が
あった時代だったのかも知れない。今は「ぎちぎち」や・・・・
ぷらぷらなんてしてられない。生きて行けないのだから・・・。
こんなに、「ゆとり」の無い時代に何とか子どもたちよ、育ってくれよと
祈るしか無い。
一夏中、「アホみたいに?」川に入って過ごした夏休みなんて
もう誰も、想像出来ないだろう、でも、昔の賢人の中にも、
子ども時代、川遊びしかしていなかった「方」がいらっしゃる事も
事実だ。塾に通って学ぶ事柄より、先ず「人間」としてどうやったら
「うまいこと魚掴めるか?」「ナマズ掴めるか?」川底に足を滑らせて
ひっくり返ったら、「どうやったら助かるか?」そんな事ばっかり
朝から晩まで,川の中で考えていたとしても、それはそれで良いと思う。
あの「ブルブル震える、ぬるぬる」の魚を素手で捕まえる感触は
生涯忘れる事は無い、そんなことを一夏していて、何かを学んだなんて
さらさら思わないけど、確実に「何かが」自分の心の中に蓄積されて行った
ことは事実だった。それらはまた、何ものにも代え難い、
言葉でも言い表せない人間としてあることの触りの部分だったのかも知れない。
やぁ~雨が降って、蒸し暑かった。
ニセコの中古ホテルを中国系の企業が買い始めた・・・・
というお話も面白いかも知れないけど。
『玉』には、「良いじゃん」
今日は、夜のコンサートで、沢山、思いっきり演奏した。
自分の為に・・・・・。