竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

14日、足湯隊でのかごつくり、井上さんのこと。

2011-11-22 09:07:56 | 被災地ボランティア

 

11月から月曜日はまごころネットの定休日になって、
明日はボランティア活動は原則お休みです。
予定ではその日は休みで、翌日最終日に長部に行くことになっています。
でも陸前高田の横田町堂の沢の仮設に行くことになりました。
遠野の冬景色
  
日本財団の足湯隊を指導してくれた井上さんに会ったとき、
月曜日にどこかに活動の場が無いか聞いたところ、
考えてみると言ってくれました。
その翌日会ったとき月曜日の陸前高田での足湯隊の募集をするから、
募集のビラの応募者欄に名前を書いてくれと言われました。
壁に貼ってある募集のビラに早速一番目に名前を書き入れました。
まもなく定員5人が集まったようです。
遠野のカッパ淵

  
井上さんは遠野に来て出会った一番印象深い人です。
日本財団の足湯隊の世話をずっと見ていてくれて、
6月以来何度か彼の元で足湯をやりました。
  
井上さんは広島出身、小柄でスキンヘッド、年齢は50歳前後でしょうか、
冬なのでピンク系のコートを着ていて、すぐ分かります。
  
いつも被災者の立場を第一に考えている人で、
阪神大震災以来震災が起こるたびに仕事をやめて現地に飛び、
足湯を続けています。東北にも当初から被災地に入っています。
今まで休みを取ったことがないという熱中派です。
  
遠野まごころネットの中心には、
阪神大震災のときからボランティアを続けている人たちがいます。
そういう人たちの経験が遠野まごころネットに活かされて、
私達が働きやすい環境が作られています。
 
足湯隊には昨夜テープ切りを手伝ってくれた西村さんも参加しました。
予定の人数を二人オーバーしたので、車がもう一台出て、
そちらは西村さんが運転し、私も同乗しました。
 
場所は陸前高田市のはずれの横田町堂の沢仮設住宅です。
30軒ほどの仮設住宅で集会所はありません。
いつもならテントを張るのですが、
風も弱く日も照っているのでテントを張らずに足湯を始めました。
 
開始予定の1時前に人が集まってきたのですぐ3人に足湯開始、
4人ほど足湯を待つ人が出たので、待つ間にかご編みも始めました。
2時を過ぎると陽が翳りだします。

 
かご作りも終わったので、アコーディオンで歌を始めました。
一緒に行ったボランテイアの女性達5人も歌好きで加わったので、
賑やかで楽しい歌の会になりました。
歌声を聴いて仮設から出てきて加わった人もいたようです。
 
ボランティアの女性達は遠野に帰ってからの反省会で、
足湯とお茶、かごつくりと歌がマッチして、
とてもいい雰囲気の足湯になったと言っていました。
それもみんなの協力の賜物です。
 
明日は陸前高田市の長部のコミュニティーセンターでのかご編み講習です。
今回は二度目で前回20人ほど集まったので、
今回もそれぐらい集まると、一人では教えきれません。
西村さんが手伝ってくれるし、足湯に行った山本さんも手伝ってくれます。
そこで夜7時から簡単な講習会を体育館の相談室で開きました。
これも井上さんの手配です。
他にも参加希望者がいましたが、長部に行く車の人数制限で駄目でした。
人の自発的な協力によってことが進んでいく、
こういう経験は、なんでも一人でやりたがる傾向の私には、
得がたい貴重な体験です。
ボランティアに来ると教えられることが沢山あります。