さて・・・お気楽にすすめて良いものやら・・・ナガサワのピストフレームです。
まあ、いじる分には私の勝手なので、とりあえずBBとヘッドパーツをバラします。
BBは、MTB乗りには馴染みのないスギノの開放型。
さすがトラックレーサーだけあって、フレームの状態の割には非常に綺麗です。グリッスっけが無いので粘性抵抗を嫌って潤滑油だけで使ったのが最後のようです。
BBが回転する事は入手前に確認していたのですけど、錆びてなくて良かったぁ。
ヘッドパーツは、八田製作所のスワン・スーパーデラックス。MTB乗りには懐かしい、というより馴染みのないスレッドタイプです。
こちらも良い状態でした。
外れなかったのは、BBの右ハンガー。一番上の写真です。右ハンガー回しと言う工具で外します。
フレーム塗装をするわけでもないので、外す必要はないのですけど、外れないとなると外したくなるのが人情ってモンです。
ハンマーでハンガー回しのハンドルを叩いてみますが、ビクともしません。
ハンドルにパイプを掛けて「フンノォォォ~!」を回すと、「グニャ・・・」と嫌な感覚。ハンガー回しのハンドルが曲がってしまいました。「ヒエェェッ!借り物の工具なのにィ・・・」
「別にイイよ」とのコトでしたが、スミマセンでした。
こうなったら持久戦です。一週間、油を点し続けるのです。「輪娯館」さんの店長さんよると、こうすると意外と外れるとのこと。
朝起きたら一点し、帰宅したら一点し、寝る前に一点し。一日三回、コレを六日間続けました。
さて一週間後、右ハンガー回しを借りて外します。ハンドルをハンマーで叩くこと5回、回りました!
世の中、地道にやってても報われるコトもあるのです。
ハンガーねじ山には、見事に油がまわっていました。
固着したボルト類を外すには、かなり使える手です。
お次は、ブレーキの取り付けですが、現物合わせで加工するつもりです。その現物の105のブレーキは実家にあるので、暫くは「お気楽 固定ギア」はお休みです。実家に帰るのは5月連休だから、次は5月かな。