NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

BELLS

2012年08月12日 21時09分59秒 | ブログ
P1060877A・アイラーの65年、ニューヨークのタウン・ホールでのライヴです。名盤「SPIRITUAL UNITY」の直後だけに充実の演奏。私はアイラーのレコードはグリニッジ・ヴィレッジやラスト・レコーディングといったライヴの方が、彼の魅力がストレートに伝わって来ると思います。この作品も、アイラーに関して言えば実に感動的なプレイ。私が持っているのはレコード番号がESP1010という盤ですが、ご覧のようにレーベルがアイラーのイラスト、盤は透明な黄色です。しかも片面だけ。

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BUNNY BERIGAN & HIS ORCHESTRA 1936-8

2012年08月11日 22時01分48秒 | ブログ
P10608821930年代のミュージシャンの演奏を集めるのはなかなか大変です。LP単位で制作されていないし、ディスコグラフィーもキチンとまとまっていない。著作権の問題もないので、オムニバスが何種類もある‥という状態です。このアルバムは「ALAMAC RECORD COMPANY」というどこの国かもわからないレコード会社のもの。中身は間違いなくベリガンの自身のバンドによる演奏。当時のスイング・バンドのスタイルで、それなりに高い水準の演奏です。J・ブシュキンのピアノがフューチャーされていて、これがなかなか良い。




【BEST TRACK】 ON A SLOW BOAT TO CHINA

2012年08月06日 23時48分23秒 | ブログ
Ted世に「トリスターノ派」といわれるグループの演奏で私はこのレコードを最も愛聴しています(アルバムについては2008年6月18日の記事をご参照)。このB面一曲目は春樹さんの小説のタイトルにもなっていますし、何よりロリンズの名演がありますね。しかしこの演奏も同曲の中では屈指の名演ではないでしょうか?トリスターノ派らしいメロディ・ラインが際立っていて、R・ボールのピアノもそれに続くチェイスも素晴らしい!J・モートンのトップシンバルも印象的です。1956年、モダン・ジャズ豊穣の年の名盤。

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YouTube: Ted Brown Quintet - On a Slow Boat to China




SORRY

2012年08月04日 23時23分01秒 | ブログ
Photoスゲェ!と思いました。こういう作品、初めて読んだな。ドイツ推理作家協会賞を受賞したZ・ドヴェンカーの作品。作者はクロアチア生まれだそうです。何が何だかわからない始まり、設定(そもそも「謝罪代行社って何?」)もありえないし、事件そのものもありえない話ですが、読み進むに連れて自分の頭の中を何度も整理しなければなりません。「どうなってるんだ?」「おまえは誰だ?」。迷路のように構築された緻密なストーリーにぐいぐい引き込まれて一気読みでした。ビックリしたなぁ。




HOW'S EVERYTHING

2012年08月02日 23時28分16秒 | ブログ
P1060789暑いですね!夏だ!ナベサダだ!というわけで80年の武道館でのライヴです。当時かなり売れたレコード。私が買ったものではありませんが、ひょんなことで我が家に来ました。メンバーが凄いです。E・ゲイル、D・グルーシン、R・ティー、S・ガッドといった当時のトップクラス。メンバーを聴いただけで音が想像できますが、サウンドを聴くと「あぁ、そうそう!あの頃はこんな音が流行っていたな」と思います。そういうわけで、立派な演奏ですがさすがに二枚組みを通しては聴けませんでした。