NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

THE WORKSHOP OF THE GEORGE WALLINGTON TRIO & EDDIE COSTA TRIO

2010年05月21日 23時43分01秒 | ブログ
GeorgeA面にG・ウォーリントンのトリオ、B面にE・コスタという変な組合せの日本編集アルバム。10インチを12インチにする時、B面を探してたらコスタがいた!という感じでしょうか。ウォーリントンのトリオ演奏はサヴォイとアトランティックの二枚が有名ですが、これはその中間の時期。ベースがC・ラッセルのせいかやっぱりパウエルを思い起こさせます。コスタのほうは57年のニューポートでのライヴ。ピアノによるコスタのライヴは貴重です。




THE ELLINGTON SUITES

2010年05月20日 22時18分35秒 | ブログ
Ellington邦題「女王組曲」はA面全部を占めています。録音は59年。なにしろエリザベス女王のためにたった一枚だけプレスされたという作品ですから、日の目を見た時はワクワクしました。ヴァラエティに富んだ6つの美しい曲が並んだ女王組曲では、私は「NORTHERN LIGHTS」が気に入っています。B面の二つの組曲は70年代の録音ですがエリントンの創作意欲には頭が下がりますね。




CLIFFORD BROWN MEMORIAL

2010年05月19日 22時22分07秒 | ブログ
Cb今年はショパンの生誕200年ですがC・ブラウンの生誕80年でもあります。このアルバムはおそらく死後急遽発売されたもの。ジャケットの裏に「Oct.10,1930-June26,1956」と書いてあること、そして写真は雨の公園のブランコに残されたトランペット、しかも折れ曲がっているように見えます。演奏はA面がハンプトン・ツアーのときのもの、B面はT・ダメロンとの共演。ブラウンに駄作なし。




GRAND ENCOUNTER

2010年05月17日 23時51分09秒 | ブログ
JohnJ・ルイスの傑作。「東経2度西経3度」という名前で出ていた頃は、正直この良さは理解していませんでした。「静かなアルバム」~面白くない、という印象。今となっては赤面の至りです。東海岸の二人(ルイスとヒース)と西海岸の三人(B・パーキンス、J・ホール、C・ハミルトン)が出会って「GRAND ENCOUNTER」というタイトル。香り高い素晴らしい演奏を聴くことができます。P・ヒースとC・ハミルトンの上手さが目立ちますね。




横須賀海軍カレー

2010年05月15日 18時10分47秒 | ブログ
201005151349000横須賀に買い物に行ったのですがついでに海軍カレーを食べてきました。写真は私が頼んだ「横須賀海軍黒カレー」で想像通りとても辛い。でも美味しいです。これで950円。もうひとつここで抜群に美味しいのが関谷牧場提供のプリン、チーズケーキ、ソフトクリームといったデザート。隣の席の人が頼んだ三人前はゆうにあると思われる「海軍ジャンボカツカレー」は運ばれてくるときに「軍艦マーチ」が鳴り響きます。完食すると記念写真を撮ってくれます。




MODERN ART

2010年05月14日 23時29分24秒 | ブログ
FarmerA・ファーマーを最初に聴いたのは「COOL STRUTTIN’」。情熱的なJ・マクリーンとの対比が面白かったですね。G・グライスとのプレスティッジ盤も素晴らしかった。このアルバムの相手はB・ゴルソンです。この二人はとても相性が良く、そのふわっとしたハーモニーは年とともに聴く機会が増えているように感じます。B・エヴァンス、アディソン・ファーマー、D・ベイリーの三人もコンセプトが近いですね。B面1曲目の「JUBILATION」から聴くことが多いです。




THE FEELING IS MUTUAL

2010年05月13日 23時04分06秒 | ブログ
Merrill女性ヴォーカルが続いてしまいました。H・メリルは親日家で、結婚してしばらく日本に住んでいたのでファンが多いですね。このアルバムはその少し前にNYで録音されたもので、「歌」の本来の姿を聴かせてくれる名唱です。サイドメンも充実しています。T・ジョーンズ、J・ホール、R・カーター、P・ラロッカ、そしてなんとピアノとアレンジがD・カッツです。なかなか入手できなかった名盤がCD化で甦りました。拍手。




RACHELLE FERRELL

2010年05月12日 23時19分57秒 | ブログ
Rachelle_ferrell89年のR・フェレルのデビュー作。初めて聴いたときはそのホーンライクな歌声にビックリしました。音域も広いしフレージングも斬新。一緒に演奏しているメンバーも好演で、ピアノのE・グリーンが良いです。全11曲のうち半分はスタンダードですが、ドラムスだけで歌う「WHAT IS THIS THING CALLED LOVE」が素晴らしい。最後の「AUTUMN LEAVES」はマイルスもビックリの趣向です。ただね、こういう歌手ってこの先が問題なんだけどね。




STOCKHOLM SESSIONS

2010年05月10日 23時30分18秒 | ブログ
Dolphy1961年、ヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴを終えてドルフィーを含むコルトレーンのカルテットはヨーロッパへのツアーに出ます。そのツアーは様々なブートレグで追うことができますが、この録音はその合間をぬってドルフィー単独で演奏したものでレーベルはEnja。ドルフィーは油が乗り切っていて実に聴き応えあります。この約一週間後に録音されたのがBYGの「Coltranology」ですね。