呑んベエSTING

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第三回 暗渠歩こう会 「幻の和泉川を辿る」 その2

2016-06-14 22:33:31 | 家の日常・旅・レジャー
はい、続きです。



中野通りをを渡ると、またまた暗渠然とした道になります。

笹塚中学の横を暗渠は辿りながらつながり、
笹塚駅から伸びる「十号通り商店街」にぶつかると学校の敷地でぷっつり切れてしまいます。

暗渠が終わるわけが無い!

学校の反対側にまわると、



あったあった、暗渠の出口。



そして暗渠はこの先からさらに細くなっていき、
通称「水道道路」沿いに環七へ向かいます。



左側の土手上に「水道道路」を見ながら暗渠は土手下を這うように進みます。



これが東京の渋谷区の光景でしょうか。

地元の人しか通らないような道。



久しぶりの橋梁を発見。

「境橋」

なんだか「堺橋」って書いてありますが・・・



土手はどんどんと土手っぽくなってきて、
土手はブロックやガレキを適当に積み上げて作られたいい加減なもの。



土手を上がる石段も不揃いで取って付けたような感じ。



土手も終わってこの先は環七。



さてさて・・・



「水道道路」は環七を境に細い道になって、環七を渡った先に、ハテ?暗渠はどこに?

暗渠のさらに支流のようなドブが顔を見せる。

これは珍しい光景なのではないジャマイカ?



環七と甲州街道が交わる大原交差点に近い和泉1丁目の路地。

トタンの壁の長屋が続く、まるでタイムスリップしたような通り。



こりゃ昭和だ!なんてもんじゃない光景だよ。



こんなところにこんな場所があるなんて・・・

車も人もあまり通らないから、ますますタイムスリップしたような感覚に陥る。



建物のわずかな隙間を抜けて行くと、



暗渠の本道に出くわした。

ホッと一息。



そして、やっと住人にも出会えました。

そしてさらに進むと代田橋の沖縄タウンにぶつかります。

そうだ!あの人のラーメン屋があったよね。

そろそろ腹も減ったしね。

その話しは後ほど。



そして、沖縄タウンを抜けて進んでいくと、暗渠は突如として消滅してただの道になってしまいます。

「鶴が久保」と言われているあたりで、
甲州街道で言うと環七との交差点と井の頭通りとの交差点のちょうど中間ぐらいのあたりです。

ハッキリした場所は判りませんが、
そのあたりからチョロチョロと滲み出していた湧き水が「和泉川」の源流だったそうです。

昔、そのあたりに弁才天があって、
弁財天の境内にあった弁財池に湧いていた水が流れて川になったという話しもありますが、
実は弁才天も弁財池も水が慢性的に不足していた近在の農村のフェイクで、
近くの玉川上水から穴を掘って湧水と偽って盗み水したものだとか。

その弁才天も当時の場所には無く、今は専大附属高校の近くに移設されています。



確かに近くには「和田掘給水場」「和泉給水場」と玉川上水があったあたりに大きな上水道があって、
明治大学キャンパス横には太い水道管と「玉川上水公園」がありますね。



さて、「第三回暗渠歩こう会」はここらで終了です。


この後は、当然お疲れさん会に突入です。


それはまた後ほど。


つづく


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