さて、
娘が所属しているレスリング・クラブの子供たちが参加した
7/24~26の3日間代々木競技場で行われた小学生の全国大会も無事終了。
今年もチャンピオン12名を生んだ我がクラブは日本一のチームとなったわけだ。
娘はもう中学生なので、チームの子供たちのお世話やお手伝い。
オヤジも微力ながらお手伝いさせていただきました。
祭りの後の寂しさ。
娘が現役の時には比べ物にはなりませんが。
さて、
キー坊の番です。
イキますよぉ~。
第5位
ビル・ペイン
ご存知、伝説のスーパーバンド「リトルフィート」のオリジナル・メンバー。
右から3番目の人がビル・ペインです。
「リトルフィート」といえば、スライドギターの名手で
今は亡きローエル・ジョージが在籍したバンドで
「ミュージシャン・フォー・ミュージシャン(プロが好むプロ・ミュージシャン)」
と言われ続けている実力のあるバンドだ。
ローエル・ジョージは元々フランク・ザッパの「マザース」のメンバーで、
プレイヤーとしては超一流だったのだが、かなりのジャンキーで、
そのため「マザース」は首になり、「リトルフィート」でも浮き上がり、
最後はオーバードラックで若くして死んでしまう。
その後の、「リトルフィート」を音楽的に引っ張って行くのがビル・ペイン。
まあ、彼のピアノ&キーボード・プレイは多彩で幅が広く、
「ドゥービー・ブラザース」や「リンダ・ロンシュタット」「イーグルス」と
数々のバンドのゲスト・ミュージシャンとしても活躍している。
アルバム「デキシー・チキン」のオープニング・タイトル曲の
イントロのピアノを聞くとゾクゾクと震えが来るぐらい痺れるねぇ。
ツェッペリンのジミー・ペイジも「リトルフィート」の大ファンだし、
「サザン・オール・スターズ」の桑田佳祐が大好きで、
サザンのデビュー・アルバムに「いとしのフィート」
という曲まで収録したのは有名な話し。
カントリー~ブルース~デキシージャズ~プログレ
という風にプレイは本当に幅広い。
いまだに現役でバリバリ一線でプレイしているってところも素晴らしいよね。
第4位
ビリー・パウエル
サザンバンドの雄「レイナード・スキナード」のメンバー。
この人のピアノも最高にイイ。
メチャ早引きのブギーピアノもかっこいいし、
「フリーバード」の前半のバラードパートのピアノプレイは、、、、、
もう言葉で言い表せないほど美しくてキレイな音色だ。
残念ながら、ビリー・パウエルも最近鬼籍にお入りになられたとのこと。
「レイナード・スキナード」は過去にも飛行機事故で、
ヴォーカルのロニー・ヴァンザント以下3人が死んでしまう、
など不幸なバンドだった。
「レイナード・スキナード」の真骨頂はライヴ・パフォーマンスだったと聞きます。
ライヴで見てみたかったバンドのひとつだなぁ。
第3位
マックス・ハミルトン
写真は「第2期ジェフ・ベック・グループ」の名盤「ラフ・アンド・レディ」
下段右のおさーんがマックス・ハミルトン。
いや~、
ロック・フュージョンのキーボーディストでは一番好きですね。
「第2期ジェフ・ベック・グループ」の2枚のアルバムでのプレイもいいが、
なんと言ってもジェフ・ベックの最高傑作「ブロウ・バイ・ブロウ」の
キーボード・プレイおよび曲作りに参加している、というだけでもう文句ありません。
アルバム「ジェフ・ベック・グループ」のラスト・ナンバー
「テフィニットリー・メイビー」でのフェンダー・ローズのピアノ。
美しい!!
「ブロウ・バイ・ブロウ」の「ハイウエイ・ジャム」などでの
ジェフのギターと絡み合うようなキーボード・プレイ。
ファンタスティック!!!
今も元ストーンズのミック・ジョーンズと演奏活動をしているらしい。
ヤン・ハマーよりもぜんぜんイイ。
第2位
キース・ティペット
この名前を聞いて「あぁ」と思う人はかなりの通です。
ブリティッシュ・フリージャズ界の鬼才で初期の「キング・クリムゾン」に参加したり、
「ソフト・マシーン」のメンバーを中心とした
「カンタベリー系」ミュージシャンと深い交流がある。
独特のプレイスタイルはフリージャズと領域にとどまらず、
変調子の不協和音と言っても過言ではないピアノは荒々しく、そして厳粛。
「キング・クリムゾン」の「キャット・フード」のピアノは圧巻。
暴れまくるようなピアノは、どうやったらあんな風に弾けるのだろう。
一転して「アイランド」のピアノは荘厳で包みこむような優しさに溢れていて、
切なくて、哀しくて、美しい。
「キング・クリムゾン」の中での彼のピアノ・プレイに惚れて、
日本では手に入らないキース・ティペット・ユニットのアルバムを
輸入盤で買いまくって聴いたが、う~ん、ついていけなかった。
元ソフト・マシーンのエルトン・ディーンとカール・ジェンキンスとの
ジョイント・アルバムなんか結構微妙でしたね。
まあ、「キング・クリムゾン」のアルバムでは3枚にしか参加していないが、
それだけでも聴く価値あるし、存在感もダントツです。
真ん中のおさーんがキース・ティペットなのだが、変人そうな風貌だな。
さて、
第1位
キース・エマーソン
「ザ・ナイス」「エマーソン・レイク・アンド・パーマー(ELP)」の
スーパー・キーボード・プレイヤー。
当時、デリケートで不安定なために、レコーディング現場でしか使われていなかった
「モーグ・シンセサイザー」をライヴ演奏に積極的に使用。
また、ハモンドオルガンの下敷きになりながら逆さま演奏したり、
しまいにゃナイフを鍵盤にぶっ刺したり、
という過激なステージ・パフォーマンスでも有名。
キースは見た目のルックスからして、ロックスターしていて好きだった。
格好良いんですよ。
わたしのロック・ヒーローですね。
ピアノはクラシックからジャズまで幅の広い演奏が出来て、
クラシックのピアノプレイの合間にジャズプレイをはめこんだりして、
なかなかに聴かせる演奏が他の追従を許さない。
モーグ・シンセサイザーをフルに起用したアルバム「タルカス」
ムソルグスキーの名曲をロックさせてしまった「展覧会の絵」
修道院の賛美歌を荘厳に演奏した「聖地エルサレム」
ジョン・メイヤー率いるロンドン・フィルハーモニー管弦楽団と共演した
3楽章にわたる「ピアノ協奏曲」
「現代アメリカ音楽の父」アーロン・コープランドの名曲を
スーパー・ポリフォニック・シンセサイザー「YAMAHA GX-1」の名演で
見事に再現した「庶民のファンファーレ」
スーパー・ポリフォニック・シンセサイザー「YAMAHA GX-1」だす。
「庶民のファンファーレ」はキース・エマーソンのベスト・プレイと言って
いいのではないでしょうか。
本当に素晴らしいアレンジとプレイだと思います。
「庶民のファンファーレ」が収録されているアルバム「WORKS Volume.1」以降、
なにをやってもイマイチ冴えないキース。
ルックス的にもプレイ的にも往年の切れ味抜群のナイフを思わせるキースではなくなった。
寂しいかぎりですわ。
次回はギタリスト編。
あ~疲れた。。。。