「カツカレー」 築地「キッチン カミヤマ」
どか盛りの店です。
大きな器にこれでもかと言うぐらいなみなみと入れられたカレー。
たっぷりのご飯の上に4個ゴロリと転がっているヒレカツ。
「カレーは飲みもの」ってこれですか。
かなり荒っぽいと言うか、やんちゃな盛り付けで圧倒されます。
味はそれなりでしかないんだけど、
「たくさん食べてね」とばかりのご夫婦の接客にホッコリします。
それにしても、このビジュアルには驚かされます。
次回は大丼にズドンと入って出てくる「カレースパ」に挑戦だ。
「鰻丼 上」 新富町「青葉」
お客様とのお昼で久しぶりの鰻。
こちらの鰻丼のタレは甘くないキリッとしたタイプで、
肉厚な鰻本来の滋味がしっかりと味わえます。
本店は神戸にある老舗の支店だとか。
ちゃんと関東風に蒸してありましたけどね。
「たぬきそば」 新富町「小諸そば」
この日のたぬきは天カス合格!
「カレー南蛮そば」 八丁堀「桂庵」
二日酔いにつき「カレー南蛮そば」です。
汁を完飲してアルコール撃退です。
「カツ丼」 高円寺「あげもんや」
築地場内の大正時代創業の老舗洋食屋さん「豊ちゃん」が昨年8月で店を閉店。
今、「豊ちゃん」を名乗って営業している店は、
まったくの赤の他人が買い取ってやっているんだとさ。
知らなかった!
わたしにとってNo.1カツ丼だった「豊ちゃん」の味は、
もう味わえないのかもしれない。
しかし、閉店の経緯を調べていくうちに「豊ちゃん」で20年近く働いていた方が、
なんとよりによって高円寺で店を開店さえていると知った。
「カツ丼」喰うしかないよね。
感想は、ほぼ「豊ちゃん」の味。
「ほぼ」って言うのは、惜しいところがいくつかあったから。
揚げ油のラードの具合と丼汁の塩梅が多少違っているのかな。
店主に話しを聞いてみたら、
「豊ちゃん」の女将さんが豊洲への移転に絶対的に反対していて、
それが原因で店を売りに出すことにして、
「あげもんや」の店主にも話しがあったらしいのだが、
高値で買い取った人がいて断念したんだとか。
まあ、「豊ちゃん」の味が地元高円寺で味わえるとは驚愕の事態だったわけですが、
築地市場が移転する前に看板だけの「豊ちゃん」にも行って、
味の変化の如何を確かめてみないとね。
「せりカレー蕎麦」 銀座「泰明庵」
銀座コリドー街裏手の老舗蕎麦屋さん。
とにかく、メニューの多さに驚かされるのと、
酒が呑める昔ながらの蕎麦屋の形態に喜びを感じます。
「せりそば」が人気メニューのひとつで、
しっかりした「せり」は希望を伝えれば「根っこ」もちゃんと入れてくれる。
この「根っこ」がなんとも滋養感があって苦味が旨いのだ。
で、こちらのカレー汁は、カレー粉控えめで生姜がばっちり効いた醤油ベースの餡。
「せり」によくあうんだよね。
この店、天麩羅も旨いから次回は「穴子天」を喰いたいな。
風情あるよね。
<番外編>
「うまから丼」 幡ヶ谷「日高屋」
腹減ったから喰らったんだけど、
不味かった。
「ばらのりそば」 日本橋「よもだそば」
酔っ払っていたんで喰らったんだけど、
旨かった!
ご存知、変態立ち喰いそば屋「よもだそば」
チーズ乗せたり、メンチカツ乗せたり、二郎風にもやし山のように乗せたり、
本格的なインドカリーを出したりと、アブノーマルさと旨さが混在した店ですが
「ばらのりそば」は真面目で本格的なメニューです。
干し青海苔と天カスをそば汁に馴染ませて、そばに絡めてすするという
えも言われぬ旨さを味わえる逸品です。
銀座にも支店がありますので、一度お試しを。