ほとんど犬の散歩かゴロゴロしているかの岩手滞在だったが、
一度だけ遠出をした。
JR北上駅から秋田の横手まで北上線という単線ローカル線が出ている。
地元の人は「山電車」と呼んでいる山の中を走る電車だ。
こいつに乗って秋田の横手まで行こうという計画だ。
特に横手には目当ても目的も無し。
「山電車」に乗るのが目的。
カミサンの実家の近くからは
北上線途中の「横川目」という駅から乗るのだが、
これがまた無人駅。
駅舎はかろうじてあったが、
半分は集会所になっていて切符の券売機すらない。
ホームとは名ばかりのホームに出ると「山電車」が来た。
「列車」と言わず「電車」と言われる理由が判った。
たった2両編成のワンマン車だった。
乗ると整理券をを取る方式。
バスかよ。
3時間に1本しか来ない「山電車」は、
地元の人や酔狂な旅行者達を乗せて走り出した。
山間の大きなダムの貯水湖や断層が剥き出しになった山肌を見ながら
どんどん山に入っていく。
そんな山の中にも駅はあり、
その周りには集落や一軒家がある。
人が住んでいるのだ。
コッテリしたラーメンやヤキトンが喰いたくなったときに、
この人たちはどこに出ていくのだろう。
もう都会生活が長くなってしまったわたしには考えられない事だった。
さて、
横手に到着。
名物の「横手やきそば」でも喰いますか。
しかし、駅前の有名店は長蛇の列。
並ぶの嫌いなわたしは適当な店に入るが、旨くない!
まあでもこれが旨くなっても
大したことはないだろうなとの想像がついた。
「名物」旨いもの無し!
そして3時間に1本の「山電車」の時間つぶしに横手の街中を徘徊してみたが、
人が歩いていない!
駅前も商店街も人がいないのだ。
「あれ?今日甲子園の秋田代表が試合でもやっててみんなTV見てんのかな?」
って感じ。
不思議だ。
つまらない思いをして「山電車」で横川目に戻り、
街道のしもけたドライブインに入ってビールとつまみに焼肉を注文。
焼肉は「ロース」と「ラム」と書いてあり、
迷うことなくわたし以外に客がいない店内で大きな声で
「ラムありますか~」と聞いたが、
遠くから聞こえてくる返事は方言がきつくて判らない。
結局「お好みですがね」と言っていたらしく、
わたしの質問の答えになったなかったんだけど、
わたしも「ラム好きなので」と言って会話を合わせてしまった。
岩手は実は羊肉を喰う習慣のある地域で、
特に山間の道を車で通るとジンギスカン屋をよく見かける。
遠野なんかそうらしく、
北海道と違ってタレに漬け込んで焼くタイプのジンギスカンのようだ。
取り立てていい肉ではなかった(既製品?)が、
取りあえず満足してカミサンの実家まで田んぼ伝いに戻ると
みんなは温泉に行ってしまっていて、
ちゃげと二人で風に吹かれて黄昏たのが、
横手プチ旅行の締めくくりでした。
(GWのおはなしはこれで終了です)
一度だけ遠出をした。
JR北上駅から秋田の横手まで北上線という単線ローカル線が出ている。
地元の人は「山電車」と呼んでいる山の中を走る電車だ。
こいつに乗って秋田の横手まで行こうという計画だ。
特に横手には目当ても目的も無し。
「山電車」に乗るのが目的。
カミサンの実家の近くからは
北上線途中の「横川目」という駅から乗るのだが、
これがまた無人駅。
駅舎はかろうじてあったが、
半分は集会所になっていて切符の券売機すらない。
ホームとは名ばかりのホームに出ると「山電車」が来た。
「列車」と言わず「電車」と言われる理由が判った。
たった2両編成のワンマン車だった。
乗ると整理券をを取る方式。
バスかよ。
3時間に1本しか来ない「山電車」は、
地元の人や酔狂な旅行者達を乗せて走り出した。
山間の大きなダムの貯水湖や断層が剥き出しになった山肌を見ながら
どんどん山に入っていく。
そんな山の中にも駅はあり、
その周りには集落や一軒家がある。
人が住んでいるのだ。
コッテリしたラーメンやヤキトンが喰いたくなったときに、
この人たちはどこに出ていくのだろう。
もう都会生活が長くなってしまったわたしには考えられない事だった。
さて、
横手に到着。
名物の「横手やきそば」でも喰いますか。
しかし、駅前の有名店は長蛇の列。
並ぶの嫌いなわたしは適当な店に入るが、旨くない!
まあでもこれが旨くなっても
大したことはないだろうなとの想像がついた。
「名物」旨いもの無し!
そして3時間に1本の「山電車」の時間つぶしに横手の街中を徘徊してみたが、
人が歩いていない!
駅前も商店街も人がいないのだ。
「あれ?今日甲子園の秋田代表が試合でもやっててみんなTV見てんのかな?」
って感じ。
不思議だ。
つまらない思いをして「山電車」で横川目に戻り、
街道のしもけたドライブインに入ってビールとつまみに焼肉を注文。
焼肉は「ロース」と「ラム」と書いてあり、
迷うことなくわたし以外に客がいない店内で大きな声で
「ラムありますか~」と聞いたが、
遠くから聞こえてくる返事は方言がきつくて判らない。
結局「お好みですがね」と言っていたらしく、
わたしの質問の答えになったなかったんだけど、
わたしも「ラム好きなので」と言って会話を合わせてしまった。
岩手は実は羊肉を喰う習慣のある地域で、
特に山間の道を車で通るとジンギスカン屋をよく見かける。
遠野なんかそうらしく、
北海道と違ってタレに漬け込んで焼くタイプのジンギスカンのようだ。
取り立てていい肉ではなかった(既製品?)が、
取りあえず満足してカミサンの実家まで田んぼ伝いに戻ると
みんなは温泉に行ってしまっていて、
ちゃげと二人で風に吹かれて黄昏たのが、
横手プチ旅行の締めくくりでした。
(GWのおはなしはこれで終了です)