苗穂駅前郵便局の新局舎が完成し、1日から営業再開
新たな船出をテープカットでお祝い
新築のため一時閉鎖していた苗穂駅前郵便局(札幌市中央区北2条東12丁目、佐々木謙太局長)が完成、2月1日に開局セレモニーの後営業を再開しました。JR苗穂駅前地区では、27階建てのタワーマンションが建設中など、大規模な再開発事業が進んでおり、同郵便局の将来性が期待されています。
同郵便局は、老朽化に加え耐震性基準未達のため建て替えることになり、昨年8月1日から一時閉鎖していました。新局舎は、敷地面積158平方㍍、鉄骨造り2階建て延べ147平方㍍、旧局舎では出入口に階段があって高齢者から不評だったため歩道から直接入れるようになりました。窓口ロビーは以前の約2倍と広くなり、筆記台が置けるようになったほかイスも増やしました。
セレモニーでは、日本郵便㈱北海道支社の長野善仁支社長が「この局は昭和6年に開局、以前の局舎は同47年に建てられ、地域の皆さまにご愛顧されてきました。耐震性不許可の観点から建て替えに着手しましたが、苗穂地区は札幌市の新たなまちづくり計画が進む期待のエリアで、駅前という素晴らしい立地に開局できました。創業150年の節目に培ってきたお客さまとの信頼を元に活力と魅力あるまちづくりの一翼を担い、お客さまに寄り添ったサービスの提供を心掛けてください」とお祝いの言葉を寄せました。
続いて北海道地方郵便局長会長の佐々木靖主幹地区統括局長(手稲駅前郵便局長)が「歴史ある地域で駅をはさんで南北を結ぶ新たなまちづくりが進む中、公的機関としての役割りを果たして欲しいと思います。会社は信頼回復の途上にありますが、一番の信頼は地域のお客さまに利用していただくことなので、日々の積み重ねが信頼回復になって地域のお客さまに愛される郵便局になると思います。引き続き地域からのあつい信頼をいただける郵便局を目指してほしい」とエールをおくりました。
これを受けて佐々木局長は「建て替えに当たって北海道支社の協力をいただき、新たな局舎の候補地を模索しましたが、開発中の地域とあって困難を極め、前オーナーの好意で現在地を譲り受け、開局に至りました。今までお世話になってきた地域のお客さま、そしてこれから入って来る新しいお客さまの生活を生涯にわたってご支援し、触れ合いあふれる豊かな暮らしの実現に貢献できるよう全身全霊を捧げます。そしてお客さまに愛され、地域から信頼され、尊敬されるように地域密着を目指し、社員一同今後も成長を続けることを約束します」と決意を披露しました。
最後に新たな船出をする佐々木局長を中心に長野支社長や佐々木主幹地区統括局長、戸澤仁志札幌北七条郵便局長、坂野威司札幌麻生郵便局長、吉田明弘札幌北二十八条郵便局長、吉田雅彦札幌新琴似八条西郵便局長がテープカットで開局を祝いました。
平成30年11月にJR苗穂駅が札幌駅寄りに約300㍍移動し、橋上化したことで北3東11周辺地区再開発事業が進んでいます。駅をはさんで北口の優良建築物等整備事業と南口の市街地再開発事業が同時進行し、大規模マンションのほか高齢者向け分譲マンション、商業施設、医療施設の建設などが計画されています。
祝辞を寄せる長野支社長
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新たな船出にエールをおくる佐々木会長
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テープカットする7人(左から吉田札幌新琴似八条西局長、戸澤札幌北七条局長、長野支社長、佐々木苗穂駅前局長、佐々木会長、坂野札幌麻生局長、吉田札幌北二十八条局長)
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テープカット後の記念写真に臨む関係者
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苗穂駅前局を支える佐々木局長とスタッフ(左から鹿納雅美さん、鈴木望さん、舛田康子さん)
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広くなった窓口ロビー
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