士別郵便局で漫画家の高橋しんさんの複製原画展を開催
人気作「最終兵器彼女」に登場する市内各施設など
士別市出身の漫画家・高橋しんさんによる人気作「最終兵器彼女」(小学館発行)から作品に登場する市内各施設の複製原画を集めた「漫画に登場した士別郵便局」展が、同郵便局(渡部穣局長)窓口ロビーで開かれています。作者から借りた複製原画14点と父親が所有する発売当時のポスターが展示され、単行本全7巻と外伝集1巻が閲覧できる「読み放題コーナー」も設けられています。
高橋さんは、士別高校から山梨学院大に進み、1年生の時に第63回箱根駅伝最終10区を走り、チームのTシャツデザインも手掛け、そのデザインが他大学生や高校生の人気を集めました。平成2年に「好きになるひと」で第11回スピリッツ奨励賞を受賞して漫画家デビュー、平成12年には漫画週刊誌連載の「最終兵器彼女」がヒットし、アニメ化や実写映画化されました。
約20年前の作品には、同郵便局前でたたずむ主人公のジュウジ、彼女のちせと待ち合わせる場面、JR士別駅や食堂、金物店などが生まれ故郷の建物や風景が描かれています。廃業となった銭湯や現在の道の駅の区画にあったビルなど、今では失われた風景が写真を元に精緻なタッチの作品となって登場しています。
7月10日に開局121年を迎えた同郵便局が記念展として企画、期間は8月10日までとなっています。初日の7日には高橋さん自身がSNSで「今日から故郷の郵便局でやってます~。複製原画は原稿ではなくバックアップデータを使って、しんプレで作成しました。開局121年!凄い。4枚目、このシーンを展示する懐の深さもすごい!御近所の方、よかったらぜひお立ち寄りください~。漫画も読めます。。しん」と喜びをアップしています。
地元が登場する場面を中心の「最終兵器彼女」複製原画展

単行本と外伝集を集めた「読み放題コーナー」

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