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NPO法人エゾシカネット設立5周年の集い

2020年01月15日 16時48分33秒 | その他
NPO法人エゾシカネットが設立5周年の集い
1月12日に札幌で開催



 設立5周年を迎えたNPO法人エゾシカネット(水沢裕一理事長)の記念の集いが1月12日、札幌市北区民センター(北区北25条西6丁目)で開かれ、講演や子どもたちの活動発表、シカラーメン試食会などを行いました。会場には過去の活動事例やシカにまつわる図解付きパネルが展示され、110人余りの参加者が熱心に見入っていました。

 エゾシカネットは、道内に推定60万頭が生息して年間約50億円の農林業被害を及ぼすエゾシカとの共生、資源の有効活用を考え、啓発を目指して水沢理事長たちが組織しました。通信文化協会北海道地方本部は、メンバーにシニア会員も含まれていたことを受け、法人会員として名を連ねて今回も協賛するなど側面からバックアップしています。

講演では、山口県下関市出身で2016年から中川郡音威子府村でエゾシカ6次産業化プロジェクトを立ち上げ、猟師として活動している秋山實さんが「エゾシカさん、いただきます!」と題して話しました。実践体験から適切な狩猟で迅速な処理をして「食肉に加工、皮をなめして販売、角や骨の工芸品化などで猟師の暮らしは可能となります。1頭を頭から爪の先まで丸ごと活用する環境づくりが課題」などと訴えました。

 活動事例発表では、五十嵐宏宣さん=市立桑園小4年=と弟の尚宣さん=同小2年=が、エゾシカの年度別生息頭数や被害の推移などをグラフで紹介、クイズを交えて会場の注目を集めていました。さらに原田百仁花さん=市立盤渓小4年=ら3人が、松浦武四郎の道内探検などについて発表しました。

 その後、フィンランドの伝統楽器・カンテレの演奏に合わせ、設立時に理事の1人が作曲と振り付けを担当した「エゾシカポルカ」を参加者全員で踊りました。最後にエゾシカの骨でスープをとり、肉でチャーシューを作ったシカラーメンが振舞われ、舌つづみを打った参加者たちは会場に設けられた革製品や角工芸品の展示を見て回っていました。



 
エゾシカ猟師の実践活動を講演する秋山さん

事例発表の五十嵐兄弟

参加者に「エゾシカポルカ」を指導する会員たち


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