郵政博物館誕生115年記念「通信のあゆみ 悠久の大逓信展」
4月15日(土曜日)から6月25日(日曜日)まで
(公財)通信文化協会が運営する郵政博物館(東京都墨田区押上1-1-2、東京スカイツリータウン・ソラマチ9階)で、4月15日から郵政博物館誕生115年記念「通信のあゆみ 悠久の大逓信展」が始まります。博物館が収蔵する奈良時代(8世紀)から江戸時代までの秘蔵資料を公開します。
郵政博物館は、明治35年(1902年)6月、万国郵便連合加盟25周年の記念事業として、当時の東京都京橋区木挽町の逓信省内に「郵便博物館」を創設したことに始まります。今年で115年を迎えることを記念し、今回の大逓信展を企画しました。
大逓信展では、奈良時代に建立された東大寺に伝わった往来軸に残された文書や固関木契、飛脚印、飛脚状、五街道分間延絵図など古代から江戸時代にかけての通信に関するさまざまな収蔵資料が展示されます。前期は4月15日(土曜日)から5月16日(火曜日)まで、後期が5月18日(木曜日)から6月25日(日曜日)までで、展示替えがあります。5月17日(水曜日)と6月7日(水曜日)は休館となります。
期間中に下記の記念講演会が予定されています。
① 4月16日(日)・「悠久の大逓信展と重要文化財・エンボッシング・モールス電信機」、講師は井上卓朗郵政博物館館長
② 5月20日(土)・「飛脚問屋・嶋屋佐右衛門日記について」、講師は玉井幹司物流博物館学芸員
③ 5月28日(日)・「五街道分間延絵図と宿村大概帳」、講師は杉山正司埼玉県立文書館館長
④ 6月18日(日)・「東大寺文書と固関木契」、講師は田良島哲東京国立博物館学芸企画部博物館情報課長
※いずれも時間は午後3時~4時(終了予定)、会場は同博物館多目的スペース、定員は40人、開始15分前に来場。
また、4月29日(日)から5月7日(日)までは、日本に近代スキーをもたらせたテオドール・エードラー・レルヒをモチーフにしたご当地キャラをテーマにした楽しい企画など、多目的スペースで「ゴールデンウィークイベント」も行われます。
そのほかNPO郵趣振興協会との共催で、①「郵便制度史展2017」=4月21日(金)~23日(日)②「沖縄本土復帰45年記念展」=5月13日(土)~14日(日)③「昭和切手発行80周年記念展」=6月3日(土)~4日(日)も企画されています。
入館料は大人300円、小・中・高校生150円、10人以上の団体と通信文化協会会員は50円引きとなる。
「通信のあゆみ 悠久の大逓信展」のチラシ