キッズインターナショナルスクール日記

愛知県長久手市のキッズインターナショナルスクールから、保育の様子や子育て情報を発信していきます。

exclude と include

2017年01月13日 | 園長の雑感
15年以上前に南カロライナから来ていた教師がいました。当時話してくれたことによると、南部の家庭には人種的な偏見をもつ保護者も結構みえたようです。そのような家庭で育った子どもは高い確率で人種差別的な発言や行動をとります。学校では、人種の違いや身体的な障害や特徴がある子どもを除外(exclude)するのではなく、仲間に加え(include)、共に学び合う環境を作り出す努力をしますが、家庭やコミュニティなど相反する考えに影響されることも少なくないのです。思春期までには、子どもたちの思想も固まってきてしまいます。

柔軟な心を持つ幼児期に様々な人に関わり、多様性を学ぶことが、広い視野と柔軟な考え方を培うために大変重要だということを私たちは認識しなければなりません。どんな人も除外(exclude)するのではなく、仲間に加える(include)ように導き、経験させていくことが学童期になってからの子どもたちの考え方に影響を与えていくのです。一人一人がクラスやスクールの大事な一員なのだというメッセージをたくさん与えていきたいと思います。