MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

「亡国のイージス」

2005-09-09 00:50:47 | 2005年劇場鑑賞
少し前なら日本もこんなエンターティメントな作品を撮ると安っぽい三文アクションになったもんでしたが、この作品は充分面白く見れ、結局期待はずれで底抜けズッコケ大作に終わった「ローレライ」よりは作品としては上。
防衛庁が全面協力て事もあり実際の船を使えたのも大きいですね。

ただ原作は読んでないが多分かなり省略されてるんではないかと思うほど、サラリと流したように感じる描写もあり、まぁ、映画化にあたってテンポや時間的なこともあるんだろうでしょうが・・・ま、本読んでないからわかりませんがね

真田広之も歳とともに役回りも中年伍長という役回りだが、それなりの動きをもったアクションを披露するのはさすがですな。
中井貴一の冷徹な悪役ぶりもいい。
寺尾聡の妻役がまたも原田美枝子というは「またかいな~」と笑ったな~

後、わざわざハリウッドからトレバー・ジョーンズ(音楽)やスタッフを呼ばなくてもな~


★★★ 2005.8.20 アポロシネマ1

「マダガスカル(日本語吹替え版)」

2005-09-09 00:46:40 | 2005年劇場鑑賞
ドリームワークスのCGアニメだが、細かい映画のパロディが入ってて中々楽しい映画

猿の惑星のラストを思わすカットやシマウマがニューヨークを歩く場面ではサタデーナイトフィーバーのビージーズの曲が流れたり、アメリカンビューティのパロディがあったり・・・とまだ他にもあるはずでしょうね

また動物が人間の街に出るが、あくまでもアニメとは言え動物と人間の関係はハッキリ描かれてるとこは現実的でよかったですね。

また野生にかえった主人公のライオン=アレックスが段々本能に目覚めていき友達だったシマウマはじめ他の動物が獲物に見え凶暴になってくるあたり何かリアルですね。
ま、そこでライオンは悩むんですけどね・・・


★★★ 2005.8.18 道頓堀東映

「皇帝ペンギン(日本語吹き替え版)」

2005-09-09 00:44:50 | 2005年劇場鑑賞
ペンギンの生態を追ったドキュメンタリー映画で、あまり見られないペンギンの子育てぶりなどなかなか興味惹かれました。
厳しい寒さの中、卵をオスが抱いて暖め、メスは餌を取りに長い旅に行き、戻ってくると生まれた雛はメスが育てる・・・その間、常に寒さと外敵の恐怖にさらされる大自然の厳しさがよく描かれておりました。
中には子育てに失敗し、雛を死なせてしまい、よそのペンギンの雛を奪おうとする場面など実に痛々しい・・・またアザラシに食われたり、肉食の鳥に襲われたりとペンギンの可愛らしい姿と相まって自然の中で生きていく厳しさを感じた


★★★ 2005.8.18 パラダイススクェア

「ヒトラー 最期の12日間」

2005-09-09 00:41:20 | 2005年劇場鑑賞
ヒトラーと言えばつい目に浮かぶのは胸をはり自信満々に身振り手振り交えて演説する姿が印象的だが、この作品で描かれてるヒトラーはそんな力強さは感じさせず弱々しい姿で登場する。
もはや敗色濃厚な情勢の中、地下要塞の狭い部屋でひしめきあって側近たちと会議してる所なんかは悲壮感すら漂う。
負け戦で混乱して乱れて行く様子が実によく出てます
ドイツが自らの国が滅んでいく様子を映画化するあたり何か凄いね~
また本国が作っただけあってリアルに感じて真実味は増すてもんですね

壊滅的な情勢で誰もが敗戦を覚悟しているのにヒトラーはまだ援軍が来ると言いつづけ、徹底抗戦を叫ぶ。
そんな姿は彼が叫べば叫ぶほど悲しげで虚しく「怪物」と言われる面影は感じられない
この映画はユダヤ人大虐殺した殺人鬼と言われた「全盛時」の姿でなく、側近に去られ、裏切られてやがて衰退していく独裁者の哀れな姿の中に見え隠れする人間的な部分が描かれた作品で、たしかに今までヒトラーをこんな形で取り上げた作品はなかったでしょうね。
ま、女性の視点で捉えられた部分もあるのでそんな描写になるのかも?
また後半は見る側も胸が痛くなるような場面もあり、人によってはブルーになってしまうかも?

ヒトラーを演じたブルーノ・ガンツはまさに熱演で怪物や殺人鬼と言えわれた側面と秘書たちに見せる人間的な面などをうまく演じていたと思います

映画のコピーに「彼の敵は世界」とあるが本当の敵は彼自信の中に居たのでは?そんな印象が残りました。
グ~と引き込まれる155分で傑作です!


★★★★★ 2005.8.11 梅田ガーデンシネマ

「スターウォーズ エピソード3 シスの復讐」

2005-09-09 00:39:23 | 2005年劇場鑑賞
少年期から中高年に差し掛かった今日までリアルタイムで見てきたSWもいよいよ完結。
しかし前作EP-2がどうもパッとせず、いよいよこれまでか・・・と思っていたが、失速気味の前作を補って余りある2時間20分で見せ場たっぷりの最終話!

何んてったっておなじみのオープニング(文字が宇宙へ飛んでいくやつね)から2機の戦闘機をナビゲートにワンカットで続いて行く宇宙船の大船団と戦闘機の大空中戦は変幻自在に巨大戦艦の周りを戦闘機が飛び交い、カメラがそれを追っていく(CGだが)複雑かつスペクタクルな映像にさすがILMの技術はCG全盛の今の時代でも他の追随は許さないなと実感してしまうほどド迫力!

そして、下手すればこじ付けになり勝ちなEP-4とのつながりをいかにつないで行くか?と言う部分も実に巧みによく考えられていて、アナキンは心の弱みに付け込まれて何故、暗黒面に落ちたのか?ダースベイダーは何故あんなマスクをかぶり、中身はあんなハゲ親父なのか?何故ヨーダがジェダイの生き残りなのか?などなどそれまでの疑問がうまくつながれています。

ルーク&レイアの誕生やベイダーの誕生(フランケンシュタイン思いだしたぞ!)シディアス皇帝(EPⅥ ジェダイの帰還でのあの技も披露される)の誕生などSW次世代シリーズとの重要な接点が細かくちりばめられている。
しかもチラッとモフ・ターキン総督も登場の念の入りよう(ピーター・カッシング生きてたら出てたかな?)

シリーズ締めくくるワンカットがSWシリーズの中でもっとも人気の高いあの名場面とリンクさせるとこなんかはシリーズ終了を惜しみ寂しさを募らせてるSWファンの心をさらに締め付けるようで心憎い!


★★★★★ 2005.8.6 アポロシネマ6

「チームアメリカ/ワールドポリス」

2005-09-09 00:37:02 | 2005年劇場鑑賞
カクカク動くマペット人形劇でしかもR-18!
過激な描写に下ネタ満載な映像で間違っても家族連れで見たら引く事間違いない(ま、R-18だが)しかしこの夏一番の爽快な映画でもあります。
テロを阻止すべく活動すれば、スフィンクスの首は吹き飛ぶわ、ピラミッドは崩壊するわ、エッフェル塔は二つに折れ・・・とハチャメチャな大暴走で鎮圧!作品全体の流れは組織によそ者が入り、隊員のヒロインと恋仲になり、やがて挫折し自信を失くした時に組織が危機に・・・とよくあるアクション映画の流れをパロディにして作られ作者の映画への愛着が感じられる。

また人形劇にしてはかなり描写も過激で体や頭が粉々に吹っ飛んだりとスプラッターシーンがふんだんにあったり、ハードコアな人形による全裸(?)のSEXシーンはアダルトビデオの領域に達したカラミで笑います。

所々場面にあったツボを押さえた歌が挿入されて、これも歌詞をよく聞けば笑わせます。
主題歌的な出動の時の「アメ~リカ~」で始まる歌はノリノリでアメリカでは盛り上がりそう

敵が北の将軍=金正日てとこがまた面白いとこで、金正日に全米俳優組合が協力しチームアメリカと対決するクライマックスはハリウッドスターが実名で登場(勿論、人形です)し血飛沫をあげての壮絶な乱撃戦!
特にM・デーモンのおちょくられ振りやA・ボールドウィンのバカのされ方は本人激怒しただろうな~

アメリカ賛美に映りそうだが実はイラクで無慈悲な戦争を繰り広げるアメリカへの皮肉がこもった映画ですね


★★★★★ 2005.8.4 シネリーブル梅田

「アイランド」

2005-09-09 00:34:43 | 2005年劇場鑑賞
なかなか夏の映画らしく派手で見せ場の多いSFアクションな作品。
カーアクションからヘリを使った追跡劇や「SWジェダイの帰還」ばりの空中高速バイクのチェイスなどひたすらド派手なアクションに徹した演出はさすがマイケル・ベイらしい

アクション場面もさる事ながら、アイランドの秘密が解ってからの展開が結構凝ってて面白いですな。
未見の方のために詳しく書くことは出来ないがコピーとオリジナルてトコをうまく利用した後半の展開はなかなかよろしいですね

何かとクローンについて論争があるが、いつかはこんな風に自分が病気やケガした時のために予備の体を用意する時代が来るような?そんな予感にさせられる・・・と思いつつ、ひたすら破壊の限りをつくす映像にそんな小難しい事は忘れさせてくれます


★★★★ 2005.7.28 角座2

「マラソン」

2005-09-09 00:32:38 | 2005年劇場鑑賞
この物語は障害を持った青年がマラソンを通じて成長していく話であるが、母親からの視点で描かれていて、人生を賭けて息子を守ろうとする母親の強い意志とその強い意志が逆に彼の成長を妨げてるのでは?と言う障害児を持った親御さんしか分らないような深く重いテーマが垣間見られた。
息子が自分より1日先に死ぬことが願いと言う母親の気持ちはやはり辛いですね
それを一生背負って行かなければならない親子がマラソンを通じて色んな意味で学び成長して行くが、やはりマラソンコーチの存在は親子に取っては大きかった。
20年間ずっと彼を守ることに精を出してきた母親にコーチが何かと痛烈な言葉を浴びせられて初めて気づいた様々な思いがこの親子を大きく前進させる・・・やはり他人の言葉て言うのは時に大きいものですね~

クライマックスあたりマラソンに出ようとする息子の手をつかんで止めようとする母親に対し、初めてその手を振り切って自分の意志で出ようとする時、今まで焦点が定まらず泳ぎがちだった彼の視線がハッキリと強く母親を見つめて走り出していく場面は見事に青年の{自立}の瞬間を表す場面であり、また母親が初めて一人で旅立とうとする息子の強い生命力と勇気を感じる場面でもある

★★★★ 2005.7.14 角座1

「電車男」

2005-09-09 00:30:27 | 2005年劇場鑑賞
何かと話題を振りまいてる「電車男」の映画版。
ネットの掲示板のやり取りをどう映像化するかと思ってたが、なるほどまずは上手くまとめた印象。

IT社会を象徴するようなラブストーリーで和製「ユゥーガットメール」と言えば言いすぎかも知れんが、まずは映像化としては成功の部類ではないでしょうか?
しかし電車男役は男前の役者より個人的には本当にオタクに見えるような役者を使えばよかったと思いましたな
若者受けな1本てとこでしょうか


★★★ 2005.7.14 動物園前シネフェスタ1

「DMZ 非武装地帯 追憶の38度線」

2005-09-09 00:27:57 | 2005年劇場鑑賞
南北を分断する38度戦を舞台にした作品は結構あると思いますが、この作品は前半は韓国軍の何ともリラックス(?)した能天気な生活が描かれ、後半一気に悲惨な戦闘場面と変わって行くんですが、映画の2/3は韓国軍の伸び伸びと過ごしてる様子が多く、後半の戦闘シーンと対比するにしても描写がしつこい!実に長く感じました。
後半(と言うよりほぼ終盤)がよかっただけに残念でした


★★ 2005.7.9 天六ユウラク座