MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.064 「ザ・マジックアワー」(2008年 日本 136分 ビスタ)

2008-07-29 01:13:46 | 2008年劇場鑑賞
監督 三谷幸喜
出演 佐藤浩市
    妻夫木聡
    深津絵里



本日2本目の作品・・・すぐさま布施ラインシネマ10の南館に移動(ここのシネコンは商店街を挟んで北と南の2館に別れてます)
して邦画の鑑賞。
これもまた行きそびれて大分に後回しになってしまいました。
TVのみならず舞台、そして映画でもヒットメーカーとなりました三谷幸喜の監督作「ザ・マジックアワー」です。



(あらすじ)

暗黒界の顔役・天塩幸之助(西田敏行)の愛人・高千穂マリ(深津絵里)に手を出してしまった手下の備後登(妻夫木聡)は、命の代償に伝説の殺し屋“デラ富樫”を探し出すハメに。
期限の5日が迫ってもデラを見つけ出せない備後は無名の三流役者・村田大樹(佐藤浩市)を雇い、殺し屋に仕立てあげるという苦肉の策を思いつくが……。

前作「有頂天ホテル」が面白くって今回も前評判はかなり良さそうなので期待しておりました。
前作は俗に言うグランドホテル式と呼ばれる群像劇コメディだったが、今回はドタバタ風の喜劇で思ってたような作品でした。
やや「スティング」風な感じも受けましたが・・・三谷幸喜なりの映画に対するオマージュとしてこの作品は見れるのはではないでしょうかね~

本筋は小さな町のギャングの抗争のドラマなんだけど、それがいつしか映画そのものがストーリーに大きな役割となっていき、気がつけば映画の撮影と言うものが物語の中心になってます。
この辺はさすが上手く作られた脚本で、観客をどんどん引き込んでいきますね。

テンポにいいストーリーで笑わせるんだが、どんな面白い脚本でも役者が下手ではどうしょうもない・・・でもこの映画は演ずる俳優が皆さんうまいので充分楽しめます。



大根役者を主人公にすえて、その大根ぶりがまじめに芝居をすればするほど笑いを誘い、またその大根ぶりにまんまと騙されてしまう連中が居て・・・とベタなドタバタ喜劇が136分間快調なテンポで展開されます。

佐藤浩市がワザと下手なように芝居をするのは大変だったとTVインタビューで話してたけど、その下手な芝居をまんまと信じてしまう西田敏行や寺島進などの騙されぶりも面白いですね。
出てる俳優は三谷組と言っていいくらいのお馴染みの面々(ゲスト出演も含めて)だけど、やはり綾瀬はるかちゃんは可愛いね~

次回あたりは古畑・ザ・ムービー?では芸がなさすぎかな~



★★★★ 2008.7.25(金) 布施ラインシネマ10 南館 シネマ8 19:00 H-3