MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

「死霊の盆踊り」

2008-07-13 02:03:02 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
ダンス!ダンス!ダンス!まさにダンシングホラーとはこの映画!
それは91分と言う時間の拷問か?!呆然と言う名のトリップ感がたまらない!

闇の帝王が復活し満月の夜に墓場で繰り広げられる死霊たちの饗宴(ダンパ!)
そこに紛れ込んだ1組のカップルが囚われ、縛られて体験する未曾有の恐怖!それは下手くそな死霊=お姉ぇちゃんの踊り(ストリップ!でも律儀にパンティは履いてる)を延々と見せつけられると言う悪質な拷問!(ひと思いに殺してやれ~)

次から次に出てくる死霊(特に特殊メイクもなく単なる裸の姉チャン)たちの踊りが延々と最後まで続く映画で、それがまたチープな音楽に全然踊りが合ってなくてまるで無気力で単調なダンスに眠気が襲う!全編早送り必至で、まるでカラミの無いアダルトビデオのような作品。

闇の帝王もカメラ目線で台詞を言うのはいいんだが、チラチラ目線が横に行くのはカンニングペーパーでもカメラの横にあるなかな?
また死霊(ただの裸の姉チャンたち)たちが繰り広げる珍妙な踊りに時々嬉しそうに反応する様は、闇の帝王と言うよりもほとんど場末のストリップ小屋の最前列のオヤジて言う感じ・・・

一応は死霊(ただの裸の姉チャンたち)には死んだ時の状況や生前の姿に合わせた踊りを披露するんだが、生前娼婦だった者は街角で男を誘うような振り付けだったり、金をこよなく愛した者は下部たちに金を浴びせられ、やがて金粉ショーへ発展して行く・・・それらを一人4~5分は延々と踊りたおします!
ホントそれだけの作品で脚本エド・ウッド(ビックネームやがな!)てのもうなずけます。

どれだけ最後までガマンして見れるか?まさにバカ映画を越えた珍作中の珍作です・・・しかし何故か人に進めたくなる不思議な映画でもあります。




「デアボリカ」

2008-07-13 02:01:17 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
「エクソシスト」の大ヒットでわが国に訪れたオカルトブームで色んな映画が公開されましたが、その中で「超立体音響サーカムサウンド」を引っさげて公開されたのがこの映画です

エクソシストのパチもん的な作品と思われてますが、まったくその通りで首180度回転に緑のゲロ、空中浮遊などまんまのシーンが多いのですが、本家と比べ描写が下品なとこが私としてはポイント高し!
片目をクルクル回したり(なかなかの妙技!)道端に落ちてるバナナの皮を拾って食べたりと本家以上の奇行ぶり

妊娠した若妻の胎児に悪魔がとりつき、その悪魔がその若妻の元恋人で霊能者のディミトリに命と引き換えに自分を取り出せと強要するが、腹ボテの若妻が宙に浮き、上から緑のゲロを豪快にディミトリの頭にぶっ掛ける場面はなかなか名場面です

テーマ曲の「悪魔と取引」はソウルフルな渋いナンバーで数年前にCD化されたサントラもホラー映画にしては中々シャレた1枚で聞き応えあり
そういえば小学生だった公開当時に私の友人が私の誕生日にこの映画のサントラEPレコードをプレゼントをしてくれたな~
小学生が誕生日に「 デアボリカ」のレコードをプレゼントするんなんて...なんて粋な子供!(笑)

実は私は「エクソシスト」より先にこちらを見ました・・・3本立ての名画座でしたのでサーカムサウンドじゃなかったけど(元々普通の4chステレオらしけど)
ちなみに同時上映は「ドラゴンへの道」「チャップリンのキッド」・・・凄い3本立て!



☆☆☆☆

「幽霊屋敷の蛇淫」

2008-07-13 01:31:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
モノクロの画面が一層ゴシック感を出しているオカルト映画
幽霊屋敷ものの中でもこの映画は秀作だと思います。
朽ち果てた城の中で一晩過ごせるか、否か?賭けに乗った新聞記者が体験する未曾有の恐怖!

城に記者が入る場面からしてモノクロの陰影を生かした映像はただならぬ妖気を醸し出している。
ろうそくの灯りが微妙にスポットライトの効果となり、見るものを主人公の記者同様に手探りで城の内部を移動してる感覚になる・・・この映画もやはり恐いね~

無人のはずの屋敷で出会う美女に恋に落ちる記者だが、10年前に死んだと告白する美女に戸惑いながらも愛を貫こうとする記者に思わず「あんた怖ないんかい?」と突っ込んでしまうけど、恋に落ちたら幽霊でも関係ないのかな~?

次々と現れる城の中の{永遠の住人}たちが再現する悲劇の顛末は幽霊屋敷の真の恐怖を記者に味合わせることになる・・・
モノクロ映画ならではの映像表現と不気味な雰囲気が見事に合わさったまさに幽霊屋敷映画のこれは傑作ですね~



☆☆☆☆

「回転」

2008-07-13 01:29:14 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
オカルト映画の古典のひとつと言われる作品で、今回が初めての鑑賞。
ロバート・ワイズの名作「たたり」もそうでしたが、陰影を強調したモノクロ映像はカラー作品の恐怖映画とは違った独特の雰囲気が感じられます。
この映画でも暗い屋敷内を陰影を強調させた手法で効果的に幽霊の存在を演出しています。

初めて見たけど不気味で恐い映画ですね~
家庭教師で広い屋敷にやってきたデボラ・カーを襲う前任の家庭教師と使用人の亡霊・・・
ガラスに写った顔や、湖面に佇む女の霊、さりげなく通りすぎる幽霊などハッキリと見せるのでなくどことなく存在を印象付けながらハッキリと判る手前程度で表現する演出は恐さをさらに増長しています。

子供たちの不自然な態度により家庭教師が「この家には何か居る?」と疑心暗鬼に陥り、子供がまるで大人のような態度や言動見せるにいたって幽霊の存在が序々に明らかになるにしたがって、家庭教師じたいも壊れていく・・・

何となく広い部屋にポツンと居ると妙に落ち着きがなく不気味に感じていく、あの感覚をこの作品で感じとってしまいました。



☆☆☆☆

「白い肌に狂う鞭」

2008-07-13 01:27:16 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
「映画はおそろしい」というDVDーBOX1&2を購入しまして、1960年代のホラー映画(特にイタリア映画が多い)を堪能しょうとしてます。
そしてまず見たのがこの映画です・・・

マリオ・バーヴァ監督、クリストファー・リー主演のゴシックホラー
でもホラー映画という言葉より怪奇映画と呼んだ方がしっくりきます。
古城を舞台に家族内での愛憎劇をマリオ・バーヴァ監督の独特の演出にクリストファー・リーの不気味なまでの存在感で見るものをジワジワと怖がらせていきます

かつての恋人に鞭を打たれて快感の絶頂を味わう若き人妻の背中にミミズばれの傷跡が裂けた服から露出する描写が所々登場するが、安易なスプラッターより数倍刺激的!
また赤や緑と言った照明で亡霊を表現する手法もさすが上手いですね
暗がりから白い手がヌ~と伸びてくる場面の怖さ、暗闇の中で月光がヒロインの両面だけを照らし出したり、色彩と陰影を巧みに操って恐怖感を表現していて正直恐いですよ・・・

この時代の恐怖映画は昨今のスプラッター&ゾンビものと比べると地味かもしれないけど、それがかえって余計恐く感じてしまうんですね



☆☆☆☆