納涼 血まみれホラー祭り!
本日の怖い怖い1本は・・・この映画!
死者が蘇り人間を襲いその生肉をくらう!やがて襲われたものも蘇りまた人を襲いだす・・・まさにゾンビ映画そのものですが、そんな典型的なパターンのゾンビ映画が初めて日本で劇場公開されたのはロメロ&アルジェントの「ゾンビ」よりこの「悪魔の墓場」の方が先でした。
今見るとスプラッター度は後のゾンビ映画より少ない目だし、登場するゾンビの数も数名とやや寂しい。
しかし作品の舞台が山の中の寒村て事もあり、全体的にオドロオドロしい雰囲気があり独特の怖さを出している。
「ナイトオブザリビングデッド」の影響も多分に受けており、それらを思わす場面もあるが、死者が蘇る原因が害虫駆除機が発する超音波と言う設定は公害問題を象徴していて当時の世相がうかがえますな。
この作品のゾンビの襲い方は噛み付く描写はないけど絞め殺してからその死体を食べるパターンが多いですね。、また共同作業で重い墓石を2人掛かりで引っこ抜いたりとチームワークを披露するとこも・・・また看護婦の制服の中から内臓をつかみ出したり、ボーと遠くを見つめながら内臓を食べてる老婆ゾンビや解剖死体ゾンビ等、数は少ないけど一人一人がインパクトの強いゾンビです。
殺された夫のゾンビに妻が襲われたりする場面は「ナイトオブ~」でも兄のゾンビに妹が襲われる場面とかぶり、また主人公のR・ラブロックの悲惨な運命もしかり・・・やはりこの頃からロメロ版ゾンビ映画の影響力が出てますね
DVDは無修正版とありますが、これはオープニングタイトルでストーリーキング(全裸で街中を走る行為)の姉ちゃんが道路を横切る場面だけを指してるんじゃないでしょうかね。
ゾンビが登場する時の不気味な効果音はこの作品独特のもので映像よりもむしろこちらの方が怖いですね
またその効果音が収録されたEP版サントラレコードを持ってますがA面のメインタイトルはさておきB面の「悪魔の叫び」と名ずけられた曲(?)は「コワーイ!悪魔の叫び声入り」とジャケットに書かれたように真剣怖いです。
子供の頃一度聞いたきり長きに渡り封印してたほどで、今でも夜中聞けば震えあがる事必至!
今でもDVDの特典で聞くこと出来ます・・・
↑キングをを長年震えあがせてきた問題の「コワーイ!悪魔の叫び声入り」のサントラEP版
☆☆☆