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MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

「アポカリプス 地球最後の日」

2008-02-27 01:41:54 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
“半額クーポン未公開映画十番勝負”第4弾

な、何なんだこの映画は・・・


隕石が突然街に降り注ぐ・・・しかも1発目は立ちション中の兄ちゃんを直撃!(見事なピンポイント攻撃!?)
次々と降り注ぎ街中は壊滅状態で、4日後には巨大隕石が落下してくるという・・・でも政府やNASAの動きなど一切描かれず、幼き頃に子供を死なせてしまい、今は離婚してる男と女がロスに居る娘に会いに行く道中と、その娘が彼氏と一緒に恐怖におののきながら母親が来るのを待つというのがストーリーの本筋。

しかし娘は興奮して母は隕石の落下で死んだのでは?と心配するのを周囲の友人達が「隕石がそこに落ちたって言ってないから大丈夫よ!」と慰めてくれてるのに「生きてる保障なんてどこにあるのよ!」と逆ギレして相手を泣かせるする始末で・・・まったくもって可愛げない娘!

その母親は離婚した夫と2人で娘に会うために混乱の最中にロスに向うんだが、道中交される会話が「神を信じるか?」という宗教談義に終始・・・とくにしつこいほど夫にやたら神の存在について語り、幼きころの子供の死についてウダウダとあ~だこ~だとこの場に及んで、夫に言及するのは見ているこっちが苛立ってきます。

挙句の果てにはあの世で娘に会えるから諦めましょう・・・なんて言いだすわ、さらに途中で出合った生存者の親子にも「あなたは神を信じますか?」と聞く始末!(どっかの宗教団体が製作した映画なのか?)

とにかく母も娘も二言めには神に付いて語りだす変な映画で、肝心のパニックシーンは冒頭の隕石落下シーン、竜巻と津波のシーンが少々あるぐらいです。
不思議なのは突然に人間が消失するシーンが時々あるんだが、まったくもって意味不明!
何故、人間が消えるのか説明も無いままです。
まぁ途中セリフの中で「世界が滅ぶ時は神さまは本当に信じてる人を連れて行かれる・・・」てあるが、人間が消えるのは神の仕業なのか?まさに神隠しやな・・・隕石云々よりそっちの方が気になるぞ。

信心深い母はよりによって落雷で折れた十字架の下敷きになって死んでしまうけど、さぞかし本望だろう。
やっと出会えて抱き合う父と娘・・・と、その時巨大隕石が地球に落下するのでありました・・・って言う“神も仏も無い”残酷な結末で幕を閉じる宗教色満開のディザスタームービーの珍作。
とにかくイライラするぞ!





No.019 「アメリカン・ギャングスター」 (2007年 米 157分 ビスタ)

2008-02-27 00:57:27 | 2008年劇場鑑賞
監督 リドリー・スコット
出演 デンゼル・ワシントン
    ラッセル・クロウ
    キウェテル・イジョフォー



この日は久々に土曜日の日中での映画鑑賞となりました。
地元のシネコンであるアポロシネマ8でリドリー・スコット監督の「アメリカンギャングスター」の鑑賞です。
土曜日の昼下がりって事でチケット売り場の待合いも人が多いです。
やけにちびっ子が目につくのは今日から「ライラの冒険 黄金の羅針盤」の先行上映があるからでしょう。
「アメリカンギャングスター」のスクリーンは1番小さいスクリーンでの上映って事で中央から後方にかけて満席ですので、前から3列目での鑑賞です。
2時間半の長丁場ですが 前方の席だがスクリーンも小さいのでまだ楽ですね。



(あらすじ)

1970年代の初頭のニューヨークで、ハーレムを牛耳っているギャングのボスの運転手をしていたフランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)は、ボスの亡き後、東南アジアの麻薬を密輸する計画を決行する。
時に横暴ともいえる強引なやり方で財力をつけたフランクは、マフィアにも一目置かれる麻薬王として街に君臨する。

見応えのある大作で、157分がそんなに長く感じなかったですね。
「ヒート」のような派手なアクションシーンは無いのですが、暗黒街でドンドンのし上がっていくフランクと、それを追うリッチ-刑事の執念の捜査が重厚な語り口の中にも快調なテンポで描かれていく見事なドラマ。
デンゼル・ワシントンがまたこの希代の悪党を見事に演じています。
まぁ、割とイイ役が多いのでイメージ的に悪役ならラッセル・クロウの方が似合いそうなんだが、ここら辺はさすがリドリー・スコット監督は見事な演出で2人のアカデミー俳優をスクリーンで対峙させてます。

またこの2人が途中まで一切ひとつのフレームに収まらない演出がいいですね。
追うものと追われるものの距離感が出てると思いました。
2人がスクリーンの中で同時に収まるシーンは少ないけど、それまで別々のシーン、またはカット別に描かれただけに、2人の共演シーンは軽いやりとりでも画面から風格が伝わってきましたよ。



劇中、アンソニー・ハミルトン 、ボビー・ウーマック、サム&デイヴなどなど70年代のソウル&ブルースの曲がふんだんに掛かかり、時は流れて刑務所から出てきた時にはパブリック・エネミー流れる・・・ソウルからヒップホップへ!まさにブラックギャングスターの歴史を象徴するようで、音楽の使い方も粋ですな~



☆☆☆☆ 2008.2.23(木) アポロシネマ8 スクリーン8 15:10 C-6