MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.017 「ウォーター・ホース」(2007年 米 112分 シネスコ)

2008-02-22 00:13:53 | 2008年劇場鑑賞
監督 ジェイ・ラッセル
出演 アレックス・エテル
    エミリー・ワトソン
    ベン・チャップリン



今日は朝からの映画鑑賞です。
アポロシネマ8のあるアボロビルの地下にウォーターホースの券が1200円で売ってるのを2~3日前に見たので地下へ・・・売切れてたら嫌やな~と思ってたら ありました・・・しかも1000円に値下がりしてて! お得な気分で朝からの映画鑑賞。

チケット売り場で「座席はこの辺は如何ですか?」て言われ、いつもなら前後左右に人の皆無を聞くけど、どうせ時間的に、または作品的にもガラガラだろう・・・と思ったので「はい、いいですよ」と珍しく言いなりに席を取りました。
そしていざ館内に入ると予想通りのガラガラ・・・でも座席に行くと前も後ろも人居るがな・・・こんなけガラガラやのに、なんでワザワザこの席を勧めるよ~
いけない事だけどズレて座らしてもらいました。



(あらすじ)

父親を亡くした孤独な少年アンガス(アレックス・エテル)は、ネス湖のほとりで青く光る不思議な卵を見つける。
家に持ち帰った卵から生まれたのは、スコットランドに伝わる伝説の海獣“ウォーター・ホース”だった。
あっという間に成長したウォーター・ホースを湖に放し、アンガスは大人たちの目を盗んで会いに行くようになる。

ファンタジー映画としては王道的な展開だけど、有名なネス湖の捏造写真をモチーフに秘められたエピソードとしての物語は子供だけでなく、逆に子供の頃にあの写真を見て「ネッシーは居るのだろうか?」と思ってた大人たちも楽しめる映画。
写真が捏造だと判明して、夢がなくなった大人に今一度夢の続きを見せてくれそうな映画でしたね。

また戦時下の物語ってこともあり、戦争批判も取り入れてますね。
怪物=クルーソーを潜水艦と思って砲撃する軍隊、それがキッカケでアンガス少年のファンタジーに幕を引くことになるんだが、まだまだ時は流れても夢の続きはどこかで引き継がれていく・・・そんな後味の良さが嬉しいね。



ウォーター・ホースと呼ばれてる伝説の怪物は愛らしく描かれているけど、時折見せる攻撃的な姿勢は野生に戻ったモンスター・・・出来ればそんな獰猛で恐ろしい一面も描いてくれたら単にファンタジーで終らず、怪物と友達・・・と言っても所詮は人間と同居出来ない間柄という現実味が加味されて尚さら良かったと思うが・・・まぁ、そんなこと思うのはイヤな大人やね私も・・・純粋に少年と怪物の夢とロマンの友情物語ってのがこの映画の正しい見方です。
悪い奴がほとんど出て来ないのも好印象ではありますね。



☆☆☆ 2008.2.21(木) アポロシネマ8 スクリーン5 10:30 I-15