監督 ウィルソン・イップ
出演 ドニー・イェン
サモ・ハン
サイモン・ヤム
香港アクション映画界きってのストロング派ドニー・イェンと香港アクション映画の重鎮サモ・ハンと初対決にしてガチンコバトルを繰り広げるアクション映画。
古くはブルース・リー、ジミー・ウォング、そしてリー・リンチェイ(現ジェット・リー)ジャッキー・チェンと私のようなドラゴン世代のイメージの香港映画と言えば1にも2にもアクション映画でした。
70~80年代の香港アクション映画を改めて見るとその緻密に振り付けられた殺陣の素晴らしさには目を奪われるけど、アクションを除いたドラマ的な部分の陳腐さは当時の香港映画のレベルの低さを感じてしまいます。
まぁ、どうしてもハリウッドと比べてしまうから致し方ないかも知れないが、昨今の作品がハリウッド作品と遜色ない出来になってるだけに、過去の作品をDVDやビデオで見ると痛感してしまいます。
日本でもウォン・カーフェイの作品が出だした辺りから香港映画はいつしかアクション路線からノーアクションなトレンディ映画路線へと流行が変わりだしました。
厳つい筋肉野郎たちからお洒落な服を身にまとったレスリー・チャンやトニー・レオンと言ったイケメンの俳優さんが日本のスクリーンを賑わすことになりました。
でも今は韓国映画にかなり押されてますがね~ 香港映画界も実際苦しいらしいですね。
そんな中ドニー・イェンが香港アクション映画に喝を入れるが如く登場したこの作品、イケメンの優男なんて出てこず、エエ役もワル役もゴロツキ見たいな厳つい面々が顔を揃える。
まるで劇画のような臭い展開も相変わらずありますが、主要人物であるドニー、サモ、サイモンの3人のキャラを明確にし、それぞれにドラマチックな背景を持ってきたところは単にアクション一辺倒になってないし、またハミだし刑事VS黒社会との対決が大筋ながらもお決まりの銃撃戦は押さえて肉体での格闘アクションをメインに持ってきたのが良かったです。
激しいクンフーバトルとバイオレンスな描写が見事融合した気合の入った一篇です。
特にクライマックスのドニーVSサモハンの対決はやや早回しが目立つものの切れの良い打撃技の応酬に加えて飛びつき逆十字固めやチョークスリーパー等総合格闘技のような技まで飛び出すフルコンタクトマッチは2人のアクション映画に賭ける思いが伝わってきそう・・・
そしてこの壮絶な夢の対決が意外な形で決着が付くのは特筆モノでしたね。
だいたいパターンの決まった終わり方を予想してたんですが意表をつかれましたよ!
何とも哀切感溢れるこの壮絶で意外な幕切れは印象的でした。
黒社会のビッグボスことサモ・ハンの手下である殺し屋ジェットを演じたウー・ジンの冷徹かつ不気味なキャラはいい味出てましたね。(この映画唯一のイケメン男)
出番少ないけど強烈なインパクトで、クライマックス前にドニーとセミファイナル(?)で激しい戦いを展開します。
★★★ 2006.3.24(金) 天六ユウラク座 23:30 中央通路付近
出演 ドニー・イェン
サモ・ハン
サイモン・ヤム
香港アクション映画界きってのストロング派ドニー・イェンと香港アクション映画の重鎮サモ・ハンと初対決にしてガチンコバトルを繰り広げるアクション映画。
古くはブルース・リー、ジミー・ウォング、そしてリー・リンチェイ(現ジェット・リー)ジャッキー・チェンと私のようなドラゴン世代のイメージの香港映画と言えば1にも2にもアクション映画でした。
70~80年代の香港アクション映画を改めて見るとその緻密に振り付けられた殺陣の素晴らしさには目を奪われるけど、アクションを除いたドラマ的な部分の陳腐さは当時の香港映画のレベルの低さを感じてしまいます。
まぁ、どうしてもハリウッドと比べてしまうから致し方ないかも知れないが、昨今の作品がハリウッド作品と遜色ない出来になってるだけに、過去の作品をDVDやビデオで見ると痛感してしまいます。
日本でもウォン・カーフェイの作品が出だした辺りから香港映画はいつしかアクション路線からノーアクションなトレンディ映画路線へと流行が変わりだしました。
厳つい筋肉野郎たちからお洒落な服を身にまとったレスリー・チャンやトニー・レオンと言ったイケメンの俳優さんが日本のスクリーンを賑わすことになりました。
でも今は韓国映画にかなり押されてますがね~ 香港映画界も実際苦しいらしいですね。
そんな中ドニー・イェンが香港アクション映画に喝を入れるが如く登場したこの作品、イケメンの優男なんて出てこず、エエ役もワル役もゴロツキ見たいな厳つい面々が顔を揃える。
まるで劇画のような臭い展開も相変わらずありますが、主要人物であるドニー、サモ、サイモンの3人のキャラを明確にし、それぞれにドラマチックな背景を持ってきたところは単にアクション一辺倒になってないし、またハミだし刑事VS黒社会との対決が大筋ながらもお決まりの銃撃戦は押さえて肉体での格闘アクションをメインに持ってきたのが良かったです。
激しいクンフーバトルとバイオレンスな描写が見事融合した気合の入った一篇です。
特にクライマックスのドニーVSサモハンの対決はやや早回しが目立つものの切れの良い打撃技の応酬に加えて飛びつき逆十字固めやチョークスリーパー等総合格闘技のような技まで飛び出すフルコンタクトマッチは2人のアクション映画に賭ける思いが伝わってきそう・・・
そしてこの壮絶な夢の対決が意外な形で決着が付くのは特筆モノでしたね。
だいたいパターンの決まった終わり方を予想してたんですが意表をつかれましたよ!
何とも哀切感溢れるこの壮絶で意外な幕切れは印象的でした。
黒社会のビッグボスことサモ・ハンの手下である殺し屋ジェットを演じたウー・ジンの冷徹かつ不気味なキャラはいい味出てましたね。(この映画唯一のイケメン男)
出番少ないけど強烈なインパクトで、クライマックス前にドニーとセミファイナル(?)で激しい戦いを展開します。
★★★ 2006.3.24(金) 天六ユウラク座 23:30 中央通路付近