監督 スコット・デリクソン
出演 ローラ・リニー
トム・ウィルキンソン
ジェニファー・カーペンター
この作品を見た人の中に怖~い恐怖映画と思って見たら全然違ったような作品だと感じた方多いかもしれませんね。
これは恐怖映画と言うよりは法廷サスペンスに近い作品で、この映画のTVスポットや予告編がオカルトホラー的な部分を全面に出した為に「エクソシスト」のような恐怖映画と思って見にいった方も多いかも知れないですね。
まぁ、肩透かしに感じるかどうかは見た人に寄っては違うかも知れませんがね~
私も過去に「ゾンビ伝説」というビル・プルマン主演の映画があったんですが、この映画の宣伝が結構恐怖シーン(ゾンビの口からヘビが飛び出てきたり)を全面に出していたので、ゾンビ映画だと思って見たら、これが全然見当違いでハイチのゾンビ秘薬に関するノンフィクション小説を原作としたサスペンス映画だった・・・当然ロメロ映画のようなゾンビは一切出てきませんでした。
そしてこの映画も実話を元にした作品で、悪魔祓いにより死亡した少女に対する裁判をストーリーの中心に持ってきており、悪魔憑きの描写などの恐怖シーンは時折出てくる程度です。
始まって早々に裁判の場面になり、何故少女が死亡し、彼女に何が起こったのか?
裁判が進むにつれて回想シーンを通して序々明らかになっていく。
劇中の陪審員同様に見てる観客もその事実を知らされていくような構成は良かったと思います。
精神医学と悪魔祓いと言う両極にあるものに対する裁判ですが、悪魔祓いの善否と言うよりはこの少女に対しては医学より神学的なものに頼った事が悪かったのかどうか?て言う裁判で、これは受け取る側の主観によって結構変わるものだと思いましたね。
後半に衝撃的な証拠などが提出され一気にドラマはクライマックスへと動いて行きますが、こう言うテーマの裁判はやはりそう簡単に判決なんて出せるもんじゃない・・・そんな事を暗示されてようなラストを見て、作者が観客に問いかけてるテーマのようなものを感じました。
後半に出てくる悪魔祓いの場面ですが、「エクソシスト」の映画とはまた違った感覚を受け、結構リアル(て、当然ホンモノの悪魔祓いは見た事ないけど)な感じなんじゃないでしょうか?
ジェニファー・カーペンターの本家?リンダ・ブレアー顔負けの演技は鬼気迫るものがあり迫力ある場面となってます。
あまり美人じゃないとこもいいかもね(ま、この作品を見る限りは・・・)
神父役のトム・ウィルキンソンも弁護士役のローラ・リニーも決して派手なスターて感じはないけど、その地味な印象がこの作品にはハマってて良かったですね。
悪魔は存在するのか?悪魔憑きと言われるのは一種の精神障害なのか?ならば信仰も一種の精神を安定させる暗示なのか?劇中で繰り広げられる裁判劇のサスペンスフルな展開の中に様々な疑問や問いかけを感じられる意外と深い作品。
★★★★ 2006.3.21(火) アポロシネマ8 スクリーン2 21:10 L-11
出演 ローラ・リニー
トム・ウィルキンソン
ジェニファー・カーペンター
この作品を見た人の中に怖~い恐怖映画と思って見たら全然違ったような作品だと感じた方多いかもしれませんね。
これは恐怖映画と言うよりは法廷サスペンスに近い作品で、この映画のTVスポットや予告編がオカルトホラー的な部分を全面に出した為に「エクソシスト」のような恐怖映画と思って見にいった方も多いかも知れないですね。
まぁ、肩透かしに感じるかどうかは見た人に寄っては違うかも知れませんがね~
私も過去に「ゾンビ伝説」というビル・プルマン主演の映画があったんですが、この映画の宣伝が結構恐怖シーン(ゾンビの口からヘビが飛び出てきたり)を全面に出していたので、ゾンビ映画だと思って見たら、これが全然見当違いでハイチのゾンビ秘薬に関するノンフィクション小説を原作としたサスペンス映画だった・・・当然ロメロ映画のようなゾンビは一切出てきませんでした。
そしてこの映画も実話を元にした作品で、悪魔祓いにより死亡した少女に対する裁判をストーリーの中心に持ってきており、悪魔憑きの描写などの恐怖シーンは時折出てくる程度です。
始まって早々に裁判の場面になり、何故少女が死亡し、彼女に何が起こったのか?
裁判が進むにつれて回想シーンを通して序々明らかになっていく。
劇中の陪審員同様に見てる観客もその事実を知らされていくような構成は良かったと思います。
精神医学と悪魔祓いと言う両極にあるものに対する裁判ですが、悪魔祓いの善否と言うよりはこの少女に対しては医学より神学的なものに頼った事が悪かったのかどうか?て言う裁判で、これは受け取る側の主観によって結構変わるものだと思いましたね。
後半に衝撃的な証拠などが提出され一気にドラマはクライマックスへと動いて行きますが、こう言うテーマの裁判はやはりそう簡単に判決なんて出せるもんじゃない・・・そんな事を暗示されてようなラストを見て、作者が観客に問いかけてるテーマのようなものを感じました。
後半に出てくる悪魔祓いの場面ですが、「エクソシスト」の映画とはまた違った感覚を受け、結構リアル(て、当然ホンモノの悪魔祓いは見た事ないけど)な感じなんじゃないでしょうか?
ジェニファー・カーペンターの本家?リンダ・ブレアー顔負けの演技は鬼気迫るものがあり迫力ある場面となってます。
あまり美人じゃないとこもいいかもね(ま、この作品を見る限りは・・・)
神父役のトム・ウィルキンソンも弁護士役のローラ・リニーも決して派手なスターて感じはないけど、その地味な印象がこの作品にはハマってて良かったですね。
悪魔は存在するのか?悪魔憑きと言われるのは一種の精神障害なのか?ならば信仰も一種の精神を安定させる暗示なのか?劇中で繰り広げられる裁判劇のサスペンスフルな展開の中に様々な疑問や問いかけを感じられる意外と深い作品。
★★★★ 2006.3.21(火) アポロシネマ8 スクリーン2 21:10 L-11