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MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.100 「地獄の変異」 (2005年 米/独 97分 シネスコ)

2006-10-17 00:21:04 | 2006年劇場鑑賞
監督 ブルース・ハント
出演 パイパー・ペラーボ
    コール・ハウザー
    レナ・ヘディ



前夜に続いての天六シネ5ビルのオールナイト興行へ出掛けたが、昨夜の失態を挽回すべく気合を入れての鑑賞。
でも昨夜みたいに1時間遅れでの上映とか言われると気が抜けてしまいますよね
本日は5階にあるホクテンザ1。
今年の劇場鑑賞作100本目となる節目の作品がこの天六で見る作品とは・・・私らしいね。

「地獄の変異」という実にたいそうな邦題が目を引きますね。
ハッタリ感バッチリのこのタイトルはいいですね。

(あらすじ)

1970年代のルーマニア。カルパチア山脈奥の修道院跡に男たちが財宝を探しにやってくるが建物が崩れ、彼らは闇に消えてしまった。その30年後、地質研究者のニコライ博士(マーセル・ユーレス)は、カルパチア山脈地下に巨大な水の流れを発見。精鋭のダイバーチームのメンバーであるジャック(コール・ハウザー)らを呼び寄せ探検を試みるが……。

先だって公開されたフランスの洞窟ホラーの「ディセント」を思わすような映画だけど、個人的にはこちらがB級感があるけど、「ディセント」の方が好きかな~
こちらは洞窟でも地底の湖が舞台で、ダイバーチームが謎の地底怪人と戦いを繰り広げる。
特にスターは出てないけど、このダイバーチームの中に「コヨーテアグリー」でブレイクの予感をさせたパイパー・ペラーボが参加していますね。
この人はどうもパッとしませんな~ 久々に見たら何かやつれてるように写ったが・・・役のせいかな~
映画の中盤で怪物に襲われてキッチリ死んでしまいますが、不覚にもこの場面、前夜に続いて居眠りを・・・夜、弱なったんかな~?

地底の中で空中を飛び襲いかかって来るクリーチャーはまずまずのインパクトで良いけど、話を引っ張りすぎな感じがしましたね。
もっとテンポよく見せてもらえれば面白かったと思いますが・・・
このクリーチャーの正体が・・・なるほど~て感じでポスターの見出しに大きく出てたコピーの意味がわかりましたよ(「地獄の変異」っていう邦題も頷けました)

ラストもお約束的な展開で「そう簡単に解決せえへんぞ・・・」見たいなとこはホラー映画のパターンですね。
でも続編とか出来たらどうかな?・・・あまり見たくないな~
この続きなら少なくとも地底から話が変わってしまうもんね・・・



★★★ 2006.10.14(土) ホクテンザ1 23:00 後方3列目端



No.099 「サイレントノイズ」 (2005年 米/加/英 101分 シネスコ)

2006-10-16 00:42:49 | 2006年劇場鑑賞
監督 ジェフリー・サックス
出演 マイケル・キートン
    チャンドラ・ウェスト
    デボラ・カーラ・アンガー



最初に申し訳ないですが、この作品はまともに見ておりません
実は劇場で・・・ほとんど寝てました。
深夜の映画鑑賞では時折ウトウトするときはあるんですが、話がわからんぐらい意識が飛んだのも久々だったな~

そもそもつまずきの始まりは天六シネ5ビルにある天六ユウラク座の極まるとこまで極まった時間のルーズさからでした。
23時30分開始の深夜の回を見に劇場へ駆けつけると、時間は23時20分すぎ・・・もぎりの兄ちゃんが入ろうとした我々を呼び止め
「ユウラク座へお越しですか?」と聞くのですかさず
「そうやが・・・」と言うと
「すみませんが只今、前回の上映が1時間遅れでして、次の回の始まりまで後1時間はかかります」
「・・・絶句!」


一旦外に出て試案するものの・・・最初から見るには0時半の始まりを見なければならず、そうなると終わるのが2時を回ってしまう・・・帰ったら3時まわるがな・・・翌日仕事の私には辛い!
という訳で途中上映(同館での「ティント・ブラスの白日夢」以来やな)を決行することになりました(見たトコまで見て帰る)
こういう手合いの作品はオチ見てから後を見ると気が抜けるんやけどな~

(あらすじ)

建築家のジョナサン(マイケル・キートン)は妻(チャンドラ・ウェスト)を突然の事故で失ってしまう。悲しみに暮れる彼の前にある日謎の男が現れ、亡き妻から彼へのメッセージを預かっているという。最初はテレビやラジオの録音装置を通じて、生きている者と死者が交信できるという話を無視していたジョナサンだったが…

細かい感想を書くことは出来ないのが残念なんですが、話によると中々良く出来た作品で、最初から見たかった・・・と友人たちは申しておりました。
砂嵐のTV画面の中から死者のメッセージや姿が浮かび上がるビジュアルはなかなか良かったと思いましたね。
マイケル・キートンが砂嵐のTV画面に顔を近づけていく所なんかは「ビデオドローム」見たいだったな・・・

亡き妻からのメッセージを辿っていくと色んな事柄わかってい展開はホラーと言うよりはサスペンススリラーって感じかな?
でもクライマックスに近づくにつれて、やはりホラー映画・・・と思ってしまったね。
とこんな程度しかレビューできないのが残念、無念、悔しい~!
今日は13日の金曜日やね・・・日が悪かったて事にしておこう・・・でもこれが翌日にも連鎖することに・・・



採点不能(スマン!) 2006.10.13(金) 天六ユウラク座 23:30(途中上映) 通路前中央

No.098 「ザ・マークスマン」 (2005年 米 94分 ビスタ)

2006-10-10 00:24:33 | 2006年劇場鑑賞
監督 マーカス・アダムス
出演 ウェズリー・スナイプ
    エマ・サムズ
    ウィリアム・ホープ



「ブレイド」シリーズで御馴染みのウェズリー・スナイプですが、「ブレイド3」以降あまり日本では公開作見れなかったですね。
何してたのかと思えばルーマニアで映画を撮影(それもVシネ?)してたようですね。
そのうちの1本がこの「ザ・マークスマン」のようです。

「ウェズリー・スナイプ大運動会」てタイトルが付いた企画で「ザ・マークスマン」「デトネーター」「7セカンズ」のウェズリー・スナイプ主演の3本を一挙公開!
多分全て原題のままなんでしょうが、日本公開題名を考えるのがめんどくさい~て雰囲気が感じますね。
このシリーズは天六シネ5ビルで公開されるんですが、何か期間を開けて飛び飛びで上映されるようですね。

そして「ウェズリー・スナイプ大運動会」の第1弾がこの「ザ・マークスマン」なんですが・・・

(あらすじ)

エージェントのペインター(ウェズリーー・スナイプス)が森で軍事演習を行っているころ、ロシアの核兵器工場がチェチェンの反乱軍に占拠されてしまう。仕掛けられたミサイルが発射する前に反乱軍から工場を奪還し、核破壊を回避しなくてはならない。その特命を受けたアメリカ特殊部隊は軍の威信を賭けて事態の収拾に臨む。

上映が始るやいなや突然この「ウェズリー・スナイプ大運動会」の予告編が始り、そのまま本編に突入!全部このパターンで始るんかな?
今回は特殊部隊が特命をおびて核兵器工場を占拠する反乱軍制圧の乗り出す・・・て話なのでウェズリー・スナイプは腕利きのスナイパーてこともあり銃器を使った場面がほとんどで、お得意のマーシャルアーツを使った格闘アクションは封印されてます。

いつもよりウェズリー・スナイプの顔が眠たそうに感じてイマイチやる気のない雰囲気なんですが、B級アクション映画としては頭を空っぽにして楽に鑑賞するんなら打ってつけの映画といえるでしょうね。
いかにもTVムービーて感じの作品で出演者が一人一人と顔と名前が入って紹介されるエンドロールはまさにそんな雰囲気だった・・・それもチョイ役もきっちり紹介してたぞ!
ウェズリー・スナイプもこのB級路線にハマッテいくんでしょうかね~?(セガールやバンダム、ラングレンのように・・・)



★★★ 2006.10.7(土) ホクテンザ2 22:30 中央左端

No.097 「STAY ステイ」 (2005年 米 101分 シネスコ )

2006-10-09 00:30:38 | 2006年劇場鑑賞
監督 マーク・フォースター
出演 ユアン・マクレガー
    ナオミ・ワッツ
    ライアン・ゴズリング



大阪で名画座がひしめく数少ない場所{新世界}ここにある洋画3本立ての劇場の新世界国際劇場へ「ステイ」を鑑賞しにいきました。
が・・・この日は折からの雨で、タダでさえおっさんの街で、客層は日雇い労働者や仕事にあぶれた人が寝床代わりにしてる映画館(その割には皆真剣に見ていて、案外と一般の人より映画詳しいかも?)てこともあり煙草の煙や匂いと何とも言えない異臭がしてるとこに雨による湿気・・・構わず鳴る携帯電話の呼び出し音(当然電話に出て館内で喋ります!)、小声ながら堂々と聞こえてくる話声、ひっきりなしに人が出入りする度に開く扉・・・これほど集中力が散漫になる劇場で見たのが難解な作品「ステイ」でした。

(あらすじ)

精神科医サム・フォスター(ユアン・マクレガー)は、謎めいた若い患者ヘンリー・レサム(ライアン・ゴズリング)を前任のセラピストから引き継いだ。ヘンリーはサムに、三日後の真夜中に自殺すると予告する。サムには同棲中のガールフレンド、ライラ(ナオミ・ワッツ)がいるが、彼女は精神的に不安定だった。サムは結婚指輪をいつでも渡せるように準備しているのだが、なかなか渡せないでいる。その指輪に興味を示すヘンリー。また、ライラは自分と同様に自殺願望のあるヘンリーが気になり始める…。

交通事故現場から始るこの作品、悪夢から目覚めるユアン・マクレガーの顔のアップから一気に謎と幻想の世界に観客を引き込む映像感覚が素晴らしいですね。
難解なストーリーで観客の脳内を混乱に陥れるというよりスタイリッシュな映像をトリッキーな編集でつないだ油断ならないスリラーサスペンス。
伏線が幾重にも張り巡らされ、よく見てないと鑑賞後に色々と見た人に聞きたくなることは必至です。
でも一度だけでは理解するのは難しい映画だと思います(私も実はわかってませ~ん!)

死んだハズの人間と会って話していたり、自分の名前を他人の名前で呼ばれたりと薄々と真相が感ずいてしまうキライもあるんだが、伏線が細かいことにより単に結末の真相がわかっても必ず???がどことなく付きまとう。
単なるストーリーだけで見せる作品だとそれほど驚きはしないんだが、映像トリックにかなり幻惑され内容よりむしろ映像に重きを置いたんではないかと思ってしまいます。

精神科医役のユアン・マクレガーも中々良かったけど、自殺志願の謎めいた患者ヘンリーを演じたライアン・ゴズリングがこの映画では最高の存在感で、彼のどことなく影のあるミステリアスな役どころは彼ならではこの雰囲気は出せないのでは?とさえ思ってしまいました。

鑑賞後この劇場を後にしたあと何とも言えない体の変調を感じましたが・・・気のせいかな?



★★★ 2006.10.5(木) 新世界国際劇場 18:50 二階最前列中央

No.096 「レディ・イン・ザ・ウォーター 」 (2006年 米 110分 ビスタ)

2006-10-07 01:02:48 | 2006年劇場鑑賞
監督 M・ナイト・シャマラン
出演 ポール・ジアマッティ
    ブライス・ダラス・ハワード
    フレディ・ロドリゲス



「シックスセンス」以降のM・ナイト・シャマラン監督作品は全て見ていますが、淡々とした展開から序々にゾクゾクするような恐怖映画の様相を呈してきて、最後にアッと言わせてくれた「シックスセンス」から「アンブレイカブル」ぐらいまではまだいいんですが、ミステリーサークルを題材にした「サイン」から妙な方向へ行きだし、「ヴィレッジ」ではついに見てるこっちの目が点になる大胆?なネタを見せてくれました。
正直これはもう珍作の域に達してるかも・・・
でもこの監督さん良きにつけ悪きにつけ色んな意味でサプライズを提供してくれると言う意味では毎回新作の度に私は楽しみしています(パンフレットも全て買います)

今回の「レディ・イン・ザ・ウォーター」もそのミステリアスなストーリーを読んだだけで「ところがどっこい!実は・・・」的な掟破りのどんでん返しが待ち受けてるのは想像するまでもないですね~

(あらすじ)

アパートの管理人クリーブランド(ポール・ジアマッティー)は、トイレの修理、害虫の退治など日々雑事に明け暮れていた。そんなある日、何者かが毎夜アパートのプールで泳いでいることに気づいたクリーブランドは、ついにその正体を突き止めるが、それはストーリー(ブライス・ダラス・ハワード)と名乗る謎めいた娘だった。

水の妖精がプールから現れ、ライターという人物に会わなければ行けないと言いだし、しかも水の世界に戻るには怪物の攻撃を避けなければいけない・・・その使命を受けたアパートの管理人以下アパートに住む住人たち。

運命を左右する人物たちが一同に会してるのはあまりにも出来すぎだけど、シリアスなサスペンスならツッコミたいところも今回はお伽噺・・・そう割り切れて見てしまう部分はいつものシャマラン作品とは勝手が違うかな ?
UFO、宇宙人の襲来かと思えば・・・だったり、森の中に住む{何か}の秘密がわかったときはそれは何と・・・!という風に「人が真面目に見てたら何じゃソレ!?」的な裏切りがない分、少し残念かな。

本人も新作の度にサプライズエンディングを期待されるのはかなりのプレッシャーではないかと思いますが、今回はそう言う意味では大きな転換となるターニングポイント的な位置づけの作品になるかも知れませんね。

いつもは脇役でいい味を出しているポール・ジアマッティが今回は主演で、彼が扮する管理人のクリープランドのなんとも影のありそうなキャラは良いですね。
それに負けず劣らずなアパートの住人たちも個性的でよく見れば外国人や遊び人や少し変わった人々がひしめき合った場所。
そこでこの妖精を救うことによってある種の達成感を感じるのではないでしょうか?
特に管理人のクリープランドは悲惨な過去と再び向き合い、やがて心から癒されて救われていく・・・これはまさに色んな人々が癒され救われていくまさに現代のお伽噺ですね。

その住人の中で重要な役割をする一人にM・ナイト・シャマランが堂々の助演で登場してます。
出たがりシャマランはついにカメオどころか立派に出演者として作品に参加しております。
そのうち監督・脚本・主演M・ナイト・シャマラン・・・ていう日がくるかも・・・ま、それは止めて監督業に専念してほしいですな

そうそうそれと撮影監督がウォン・カーウェイ作品で御馴染みクリストファー・ドイル!
暫らく聞かないと思ったらこんな所で仕事してるんですね~久々でした。
ヒロインの妖精ブライス・ダラス・ハワード嬢は「ヴィレッジ」に続いてのシャマラン作品の出演だが、それ以外ではあまり見かけないですね。
独特の顔だちはホラー映画にうってつけではないかと個人的には思っています。
今回もメイクのせいかも知れないが「キャリー」の時のシシー・スペイセクを彷彿させましたよ。
悪霊に取憑かれた薄幸の娘をやらせたら結構ハマリそうだが・・・



★★★ 2006.10.5(木) アポロシネマ8 スクリーン8 16:05 J-1




No.095「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」(2006年 米 104分 シネスコ)

2006-10-01 02:17:21 | 2006年劇場鑑賞
監督 ジャスティン・リン
出演 ルーカス・ブラック
    バウ・ワウ
    ナタリー・ケリー



「イルマーレ」に続いて10分の移動で本日2本目の作品「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」を見るためにチケット売り場へ
夕方の回だけど、出来立てのシネコンって事もあり割と長蛇の行列がチケット売り場に出来ておりました。
10分の移動は同じシネコンなので余裕で見れるんだが、こう混んでるとだんだん焦ってくるもんですね。
まぁ~何とか間に合いましたが・・・ゆっくり館内見る間も無いな~

(あらすじ)

違法なストリート・レースの最中に衝突事故を起こして逮捕されたショーン(ルーカス・ブラック)は、少年院行きを免れるために軍人の父を頼って日本へ。言葉や文化の違いに戸惑いを感じながら高校生活を始めた彼は、留学生のトウィンキー(BOW WOW)に誘われ、ドリフト・レースが行われる深夜の立体パーキングに赴く。

1作目から思えばもう完全に別の話になってしまってますね。
1作目なんかはカーアクションもさることながら、サスペンス映画としても結構楽しめるまずまずの佳作だったけど、今回は内容よりカーアクションにウェートを置いてるように感じましたね。
カーキチの人は案外必見だったりしますよ!

そしてもう一つの見所は舞台が日本の東京ってとこでしょうね。
東京の色んな風景が出てきて、地元の人はニヤリとしてしまうかも知れないですね。

主役のルーカス・ブラックも高校生役として何と学生服姿で登場!(チョイ無理あるやろ・・・)駐車場のエレベーターで階上を上がるとそこは闇のレース場!派手な日本のギャルたちが踊り、ゴキゲンなHIPHOPなナンバーがギンギンに流れるアメリカナイズな世界・・・そこで繰り広げられるドリフト走行によるカ-レース!
とうてい日本とは思えない環境でのこのシーンは内容云々をツッコむより、映像と音楽で楽しむほうが正解かもね?

カースタントによるアクションシーンはなるほど良く出来ていますね。
音楽と映像が合ってるので結構楽しめましたね~
作品としては内容はどうでも良いような話ですが、映像と音で体感する映画・・・そう思えばテンポも良いし意外と面白いです。
ラストには旧作ファンなら楽しめるカメオ出演もあったり、最後まで飽きさせません

「イルマーレ」はカップルや女性連れらが目立ってたが、この映画はさすが若いお兄ちゃんや男同士で来てるのが目立ちましたね。

2006.9.28(木) TOHOシネマズなんば スクリーン7 18;00 H-27

No.094 「イルマ-レ」 (2006年 米 98分 シネスコ)

2006-09-30 01:24:08 | 2006年劇場鑑賞
監督 アレハンドロ・アグレスティ
出演 キアヌ・リーヴス
    サンドラ・ブロック
    クリストファー・プラマー



韓国映画のハリウッドリメイクとなる「イルマ-レ」を見に久々に懐かしい場所に帰ってきました。
思えば南街会館として古くから親しまれていた劇場が閉館して2年半・・・装いも新たになんばマルイ(大阪発進出らしい)として立て替えられ9/22にオープンしました。
そのビルの8Fに「TOHOシネマズなんば」としてシネコンが待望のオープン!
9スクリーンを誇る市内最大の席数を誇るシネコンの誕生は嬉しいけど、替わりに消えていく劇場があるのは寂しいけどね

この土地は映画にはユカリがあり、1897年2月15日に日本で初めて映画が上映され、興行が行われたのがここ旧南街会館のあったこの場所なんです。
それ記すプレートもエレベーター横に移植されております。

しかし綺麗なシネコンが出来たもんですね~ 平日ながら結構賑わってますしね。
前売りとチケットを引き換えて、いきなり一番大きなスクリーンでの鑑賞です。
椅子の座り心地の良さも格別で、これは楽チンですわ~(一応パリのオペラ座のシート作ってるメーカーの物なんだと!)
そういえばこのシネコンの特徴はプレミアムスクリーンてのがあって入場料が2400円(高!)でゴージャスな気分で映画が見れるスクリーンがあります。
専用スリッパにおしぼり、ドリンクとポップコーンのサービス、専用プランケットに専用ラウンジ・・・おまけに座席はリクライニング!寝てまうがな・・・
一応ゴージャスに映画鑑賞も出来るって事ですが、まぁ、私には縁ないね・・・

そしてそのシネコン初鑑賞となる「イルマーレ」ですが・・・

(あらすじ)

2006年、シカゴの病院で働くことになった女性医師ケイト(サンドラ・ブロック)は、湖岸に立つ一軒家からシカゴ市内に引っ越すことに。郵便受けに次の住人へのメッセージを残した彼女は、後日返事を受け取るものの、それは2004年を生きる建築家の青年アレックス(キアヌ・リーブス)からの手紙だった。

ほぼ韓国版と同じ展開で話が進んでいきますね~時空を挟んだ切ないラブストーリーですが韓国版もそうだったんですが、決して出会えない2人がそれぞれ一人称的に描かれてるので何かまどろっこしく感じてしまいます。
特にキアヌとサンドラのナレーションの声が余計に辛気臭く感じてしまいました。

ありえない時空を越えた文通はメルヘンチックでもあり、メールで簡単にやり取りが出来る現在を思えば「手紙」というアナログ的なやり取りがかえって温かみを感じさせいいですね。
ただメール並のスピードで届くときもありますが・・・(苦笑い)

タイムスリップもの何かもそうだけど、この手の映画はとにかく辻褄合わせが大変だと思いますが、「イルマーレ」もその辺はハッキリ言ってガタガタです。
未見の方々もおいでになるので、細かく書くことは出来ませんが({ネタバレ警報}発令して書いてもいいんだがツッコミ所が多すぎて、書くのがめんどくさい・・・スマン!)
メルヘンやファンタジーで片付ければそれで済むのかも知れないけど、相当無茶なことをやらかしてくれてるように思います。

あれこれツッコまず、奇跡の恋愛劇に酔い知れるのが良いんでしょうけど、鑑賞後に「あれはどうなった?」「あの事はどうなるの?」「何であれが・・・」と盛り上がると思います。

終了後電灯が点いたときのシアターの壁一面に星が煌めくオブジェの美しいこと・・・
イルマーレの「???」な余韻を感じる間もなくその日の2本目を見る為チケット売り場に急ぐのでした・・・



★★★ 2006.9.28(木) TOHOシネマズなんば スクリーン2 16:00 R-6

No.093 「ザ・フォッグ」 (2005年 米 99分 シネスコ)

2006-09-25 01:16:51 | 2006年劇場鑑賞
監督 ルパート・ウェインライト
出演 トム・ウェリング
    マギー・グレイス
    ラデ・シェルベッジア



ここ最近は海外ではかつてのホラー映画のリメイクが流行りで、今年6月に公開された「オーメン」や日本公開予定が聞かない「サランドラ」、DVDで出てる「2000人の狂人」など続々あり、企画や撮影中などを含めるとまだまだ出てきます(「死霊のえじき」「地球最後の男」など)
そしてこの「ザ・フォッグ」もかのジョン・カーペンターが監督した1979年度作品の同名タイトルのリメイクであります。
ジョン・カーペンター監督作の「ハロウィン」や「クリスティーン」のような作品とは少し違い、どろどろした雰囲気のオカルトスリラーって感じの作品で、なかなかの佳作で私は好きでしたね。
で、今回のリメイク作が待望の日本公開で、しかもジョン・カーペンター自身もプロデューサーで名前を兼ねてるって事で嫌がうえにも期待感が・・・
さて、今回はどんな感じの出来かな?

(あらすじ)

オレゴン州アントニオ島の港町アントニオ・ベイで開かれた、町の英雄4人をたたえる創立記念日の夜、町全体を覆う深い霧が発生した。何かに導かれるように帰省したエリザベス(マギー・グレイス)は、元恋人のニック(トム・ウェリング)とともに霧が起こした怪現象に遭遇する。

期待が大き過ぎたかったのかな~? 正直イマイチ期待ハズレの感がありますね~
序盤から中盤にかけてのどことなくカッタルい感じのムードはカーペンター先生のオリジナルと比べると全然落ちますね。
霧に包まれた街に海の向こうからやってきた謎の男たちに次々虐殺されて行く恐怖感は遙に旧作のオリジナルの方が雰囲気もあって怖かったですね。

今回はCGを使った映像で霧や亡霊の姿も旧作と違った格段の出来なんですが、旧作のアナログ感あふれる亡霊の姿がよかったんですがね。
予想通り、霧を使ったCG何かは良く出来てるんだけど、個人的には旧作の方が・・・

99分という時間の割りには、妙に長く感じたし、もう少し編集や演出で何とか成らないもんかね・・・・・・・・・
全体的にはオリジナルをなぞったストーリー展開ですが、現代に設定を置き換えてるのが失敗かもしれないですね。
物語の設定上はストーリーを現代に置き換えてるので、話がどうも現代に合わないような気がしてます。
全体的に疲れるような感じの雰囲気はやはり監督の力量の差なんでしょうかね~
ジョン・カーペンター先生の足元にも及ばない・・・そんな映画でした



★★★ 2006.9.23(土) 天六ユウラク座 23:00 中央通路前


No.092 「X-MEN:ファイナル ディシジョン」 (2006年 米 105分 シネスコ)

2006-09-18 00:33:45 | 2006年劇場鑑賞
監督 ブレット・ラトナー
出演 ヒュー・ジャックマン
    ハル・ベリー
    パトリック・スチュワート



「スーパーマン」「バッドマン」「スパイダーマン」などアメリカのコミックを実写で映画化した作品は結構多いですね。
日本では最初に挙げた3作品は有名で大ヒットも記録しているけど、本国アメリカではどうか知らないけど例えば「デアデビル」とか「スポーン」何かは大コケだった・・・
6年前に公開された「X-MEN」はアメコミの中でもかなりのヒット作の映画化で、正直ついにこれが映画になるかと思ったもんでした。
まぁ 原作コミックを読んだこともないしどんな内容かは知りませんでしたが、名前ぐらいは知ってたし、個人的には大物アメコミがついに映画化!という印象でしたね。

でも当時は「スーパーマン」や「バットマン」、「スパイダーマン」と比べると一般的に「X-MEN」は日本では馴染みが薄いように思いましたね。
でもブライアン・シンガー監督で映画化された1作目は大ヒットし、以後シリーズ化されて、今回がパート3にして完結編らしいです。

(あらすじ)

人間との共存を願うミュータントの組織「X-MEN」が弱体化する中、仲間を救うために死んだジーン・グレイ(ファムケ・ヤンセン)が復活。その一方、ミュータントを人間に変える新薬“キュア”が開発され、ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)、ストーム(ハル・ベリー)ら、ミュータントたちは究極の選択を迫られることになる

監督はブライアン・シンガーが「スーパーマン・リターンズ」に浮気をしたため、「ラッシュ・アワー」のブレッド・ラトナーに変更した点以外は 主要キャストは過去の2作品と変わらず登板。
何気に豪華なメンバーで構成されておりますね。

しかし前2作品を見てるのにも関わらず、まったくどういう展開だったか憶えておらず、今回もイマイチ話に入って行けなかったのが正直な感想です。
ファムケ・ヤンセンが前作の最後に死んだような気はしておりましたが、このファムケ・ヤンセンがヒロイン的な扱いなのが個人的にピンと来ないんですね~
「007/ゴールデン・アイ」で殺し屋役の印象が強いためなんですが、股座でボンドの顔を挟んで締め挙げたSMチックなファムケ姉さんの印象がどうしても頭から離れません・・・

今回は完結編って事かして御馴染みのキャラが早々に消えていくけど、馴染みがあまりないので何とも思わなかったな・・・
CGも派手だしお金もかかってそうなんだが何となく大作感が感じられない、こじんまりとした印象でした。



★★★ 2006.9.14(木) アポロシネマ8 スクリーン4 18:35 N-13

No.091 「マイアミ・バイス」 (2006年 米 132分 シネスコ)

2006-09-16 00:08:40 | 2006年劇場鑑賞
監督 マイケル・マン
出演 コリン・ファレル
    ジェイミー・フォックス
    コン・リー



1984年頃から全米で放映され人気を得たTVシリーズの映画化ですが、TVシリーズのプロデューサーだったマイケル・マンが自ら監督し、映画化したという事で正直大きな期待を寄せておりました。
製作の噂の段階では「まさか映画化は・・・無いやろな」と思ってただけにTVシリーズのファンとしては感慨深いものがありますね。

またまた思いで話になるが、レンタルビデオ店で「マイアミ・バイス」を見つけた時は正直、まったく興味もなく見るつもりなど全く無かったんですが、馴染みのレンタル店のあんちゃんに「これオモロイで・・・」と進められて見たのが最初でしたね。
アメリカではパイロット版として製作されたのがCICビクターからビデオで発売されてた物なんですが、主人公の2人ソニー・クロケット=ドン・ジョンソンとリカルド・タブス=フィリップ・マイケル・トーマスの2人の個性の魅力もさることながら、映像のカッコよさと当時流行りのヒット曲が見事に融合し何と贅沢なTVドラマかと思ったものだった。

やがてTV東京(私の方ではTV大阪)でシリーズが火曜日の夜9時に放映され毎回欠かさず見てましたね。
ソニーを隆大介、タブスを尾藤イサオがそれぞれ日本語吹き替えを担当し以後、今でも私の中ではドン・ジョンソンの声と言えば野沢那智(「刑事ナッシュ」でドンの声担当)でなく隆大介です。
時々DVD何かで見返すときもありますが、やはり派手なアクションはそんなにないけど、映像と音楽とファッションに溢れたある意味時代にマッチした異色の刑事ドラマだったように思いますね。

今回の映画版はソニー=コリン・ファレル、タブス=ジェイミー・フォックス と言う何となく雰囲気はわかるけど、でも・・・チト微妙?なキャスティングですが、これが結構TV版とは感じは違うけど、なかなか楽しめましたね。

(あらすじ)

合衆国司法機関の極秘情報がドラッグ密輸コネクションに漏洩(ろうえい)する事態が発生。それを受け、マイアミ警察特捜課(バイス)の刑事コンビ、ソニー・クロケット(コリン・ファレル)とリカルド・タブス(ジェイミー・フォックス)は南米に飛び現地の犯罪組織と接触し、情報が漏れた原因を見つけ出す任務を任された。

映画が始る前に暗転のスクリーンに浮かぶ日本語で書かれた「マイアミ・バイス」という文字の後、ポーン!と画面はダンサブルなラップが流れるクラブのシーンから始まるが、このドラマの入り方はまさにTV版の冒頭の始り方を思わすようで個人的に嬉しかったでうね。
さすがマイケル・マンとアンソニー・ヤーコビッチがTV版同様に関わってるだけの事があります。
意識的なオマージュかどうかはわからないし、私が勝手に思いこんでるだけかも知れないですが、コリン・ファレルの喋り方がドン・ジョンソンを意識してるような気がするし、バックに流れるサントラがTV版の劇中で流れてそうな曲調に聞こえてくる・・・ラストシーンで流れるピアノの曲がTV版でも良く使われた「クロケットのテーマ」のアレンジバージョンにも聞こえました。
TV版よりも当然ながらスケールも大きいし、雰囲気も少し違うが、どことなくTVの「マイアミ・バイス」を私なりに感じれてよかったと思います。
エンドロールではTVのパイロット版で効果的に使用されたフィル・コリンズの「夜の囁き」のカバーが流れて最後にトドメを差してくれましたな~

それとTV版に比べてやたらと夜のシーンが多かったのも印象的ですね。
明るく、太陽が眩しいマイアミより危険な顔を見せるダークなマイアミが舞台って感じですな。
この辺は印象が少し異なる部分で、潜入捜査というものに重点置いたストーリー展開からマイケル・マン独特の骨太な男のドラマを表現したかったのかな?
ビキニのおねぇさんも出て来ないし、昼間からプールサイドでパーティしてるような場面もないし・・・マイアミの陽の部分はあまり感じられなかったね。

それとコン・リーさん・・・さすが中国を代表する大女優さんだけありますね。
ハリウッド超大作でもまったく臆することなく貫禄で演じてました。

主要人物はほぼTV版と同じ役名なのは嬉しいけど、少し設定とキャラの変更があったね。
例えば女刑事のトルゥーディがタブスと出来てたり、TV版ではソニーの恋人でもあるサンドラ・サンチアゴが演じた色っぽい女刑事ジーナがスパニッシュな武闘派だったり・・・極めつけはスマートだったエドワード・J・オルモスが演じたキャステロ部長が巨漢の黒人に変更されてたこと。

どうせなら、ソニーのペットでもあるワニのエルビス君も出してほしかったな・・・



★★★★ 2006.9.14(木) アポロシネマ8 スクリーン7 16:15 K-3