kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

第21回キトラ古墳壁画公開②「国宝 西壁白虎・世界最古の天文図」

2021年10月29日 | 奈良・キトラ古墳壁画と高松塚古墳壁画
キトラ古墳壁画公開の受付は地下1階でしたが、展示室は1階へ・・・

四神の館

国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区に
平成28年9月にオープンしました。

キトラ古墳壁画保存管理施設

写真は駄目なのでお借りしました。

高松塚古墳壁画と同じように
見学通路からガラス越しに壁画を見学します。

キトラ古墳壁画保存管理施設は「四神の館」の1階にあり
キトラ古墳の壁画や出土品を保存管理・展示しています。


第21回キトラ古墳壁画公開 「西壁 白虎・天井 天文図」


国宝「西壁 白虎」

四神の中でも白虎は、西を守る神獣です。
秋の季節を象徴し、色は白があてられています。

キトラ古墳の白虎は、細身で首が長く前脚を前方に突き出し
尾が右後脚をくぐって立ち上がる姿で描かれています。

一般的に、白虎は南側(向かって左)を向いて描かれるが
この白虎は北側(向かって右)を向いている点が特徴です。

キトラ古墳では四神の顔の向きを揃えることで
石室内の気の流れが循環することを意識した可能性もある。


国宝 世界最古の科学的な「天文図」

西壁には、十二支のうち申・酉・戌が描かれていたと考えられるが
現在、確認できるのは戌のみでした。


図像は不鮮明で、肉眼では襟(えり)を表すV字状の赤い線と
袖口を描いたと思われる赤い色がわずかに確認できるのみです。


他の十二支同様、裾(すそ)の長い着物を着て
右手には儀式用の武器を持っていたと考えられています。

地階展示室では
キトラ古墳壁画の4面マルチ高精細映像や、原寸大のキトラ古墳の模型がありました。そして嬉しいことに入場・写真自由でしたので明日へ続きます。

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