黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

レクチェロール@ガトウ専科

2010-01-24 | スイーツ
 ロール生地で、生クリームとル・レクチェの果肉とムースが巻かれています。表面にはキャラメルソース。
 1本もので、長さ15,6cmくらい。季節限定ですが、店舗によって置いてないところもある模様。

 ガトウ専科:新潟(長岡、ほか)


『断章のグリム Ⅰ 灰かぶり』甲田学人(メディアワークス)

2010-01-24 | 読了本(小説、エッセイ等)
私立典嶺高等学校に通う少年・白野蒼衣は、普通でいることを旨とする高校1年生。
ある日、担任に頼まれ、学校を休んでいるクラスメイト・杜塚眞衣子の元へ、プリントを届けるべく出かけたマンションの階段で、目玉を抉られた女性が立っているのを目撃。驚いているところで、ゴシックな装いの美少女に遭遇する。
彼女の名は時槻雪乃。戦う場面に居合わせた蒼衣は怪我をし、雪乃の仲間たちの元へゆくことに。そんな彼に雪乃は、<神の悪夢>に出会ってしまった、という。
曰く、この世界に存在する怪現象は、すべての<神の悪夢>の欠片……この<悪夢の泡>は、人間の意識に浮かび上がると急速に人の恐怖や悪意や恐怖と混ざりあう。そして現実世界を変質させながらあふれ出し、悪夢の物語を作り上げる。その結果起きる惨劇を<泡禍>といい、それに巻き込まれながらも生還を果たした人間の心に残された<悪夢の泡>の破片を<断章>という。その<断章>の力を用いて<泡禍>と戦うのが、雪乃をはじめとする<断章保持者>たちで結成されている<断章騎士団>なのだという。
本来ならば、入ることができず、感知することができないはずの空間に入りこんだ蒼衣は、<潜有者>か<保持者>である可能性が高いというのだが、彼にはそんな事件に巻き込まれた記憶がない。
そんな中、末期癌を患っていた眞衣子の母が亡くなり……

ひょんなことから怪異に巻き込まれた少年・蒼衣が、過去のトラウマを持ち戦う少女・雪乃やその仲間たちと関わっていくことに…というお話。ファンタジー、というにはあまりにも重いですが;(人死にまくりだし)
<泡>によって起こる事件は、しばしば童話の形を成して起きる(童話は、人間社会の普遍的な要素を含んでいるので、結果的に似たものになる、的な理由により)という設定で、今回は『灰かぶり』がモチーフになってます。
それなりに面白いのだけれど、設定が凝り過ぎていて、説明が難しい…(用語解説だけで、いっぱいになってしまうし/笑)。

<10/1/24>