黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『本格ミステリの王国』有栖川有栖(講談社)

2010-01-12 | 読了本(小説、エッセイ等)
乱歩や清張、テレビ『安楽椅子探偵』について、名探偵にとって迷惑な犯人像ベスト9…等々ミステリについてあれこれ語る“ミステリが好きなあなたへ”、
選考委員を務めた、日本推理作家協会賞、日本ミステリー文学大賞新人賞、ミステリーズ!新人賞、選考委員を務めた各賞の選評、トリックの創り方や分類等“ミステリが書きたいあなたへ”、
大学3年の折、合宿で訪ねた三国の宿で書いた犯人当て小説『蒼ざめた星』、大学時代、スポーツ誌に書いた犯人当て小説『殺刃の家』、それを書いて初めて原稿料をもらったエピソード等“ミステリ作家未満”、
新本格のムーブメントについて、自作に登場するキャラクタや<幻の小説>について語る“ミステリに関する二十の断想”を収録。

作家生活20周年を記念したエッセイ集。
あちこちに寄せられた文章などの他、大学時代の未発表作品(しかも当時の直筆で、学生編!)なども盛り込まれたファン必見な一冊でした。
それにしてももう20年も経ったんですね~。しみじみ…。

<10/1/12>